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ガールズクロスライン 第3話(朝) 緑の塔を越えて

朝と夜

二つの時間を行き来する物語「ガールズクロスライン」第3話です。

今回は教室でのささやかな笑顔と、緑に覆われた巨大な塔の街が舞台です。


 窓から差し込む朝日が、木の床に四角い模様を描いていた。

 机と椅子の間をすり抜けて、彼女が近づいてくる。

 少し乱れた紫色の髪が光を受けて透き通り、いたずらっぽく片目をつむった。


「おはよう。今日、放課後空いてるかな?」


 不意の問いかけに、心臓が跳ねる。

 何気ない一日の始まりのはずなのに、その笑顔には不思議な力があった。

 僕はただ頷くしかなく、彼女は満足そうに微笑んだ。

 教室の外では、蝉の声が途切れずに響いている。


挿絵(By みてみん)

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