前へ目次 次へ PR 48/57 ガールズクロスライン 第24話(夜) 眼差しとクラゲの灯 夜の都市が海のように光り、空には無数の透明なクラゲが漂っていた。 発光する触手が星屑のように揺らめき、花火と重なり合い、幻想の空を描く。 少女は欄干に身を乗り出し、指先で一匹のクラゲを追いかけた。 「ほら、空が海みたいだよ!」 声は歓喜に弾み、背中のリュックが跳ねる。 都市の灯りと星々が交じり合い、夜は深海のような広がりを見せていた。 彼女の瞳には、まだ見ぬ物語への憧れが映っている。 やがて風が頬を撫で、クラゲたちはまるで彼女を導く灯台のように、きらめきを強めていった。