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ガールズクロスライン 第20話(夜) 教室と向日葵の街
石畳の道々を埋め尽くす向日葵の列。
その間を歩く少女の白いドレスが、夜空から舞い降りた光を受けてきらめいていた。
見上げれば、金色の塔が星を映し、気球が空を漂う幻想の都市が広がっている。
ひまわりの花弁が風に舞い、彼女の足元で光の道を描き出す。
「ここが、私の夢の続きを見せてくれる場所なんだ」
その声は華やかな祭の音と溶け合い、誰もが忘れられない記憶となった。日常を越えた眩さに、心は確かに未来を信じていた。
教室の中で交わされた小さな仕草と、夜空を彩る向日葵の街。現実と幻想が重なり合うとき、笑顔はどこまでも強い光を放ちます。第20話は、日常と夢をつなぐ鮮やかな交差点を描きました。次の物語もまた、境界を越えて広がります。




