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ガールズクロスライン 第8話(朝) 海辺の駅と機構都市

朝と夜

二つの時間を行き来する物語「ガールズクロスライン」第8話です。

今回は、海沿いの小さな駅と、夜に現れる巨大な機構都市を舞台に描きます。


 潮風がホームを吹き抜け、遠くで波が白く砕けている。

 彼女は制服の胸元を押さえながら、眩しいほどの笑顔を見せた。


「ねえ、見て! 電車が来るまでの時間って、宝物みたいじゃない?」


 空はどこまでも青く、水平線が揺れている。

 彼女の声は波に溶けて、きらきらと光の粒になった。

「今日のわたし、なんだか強くなれそう。——だって、この海が応援してくれてる気がするから」


 その言葉に、胸が熱くなる。

 ただの駅のホームなのに、ここは未来へと続くゲートのように見えていた。


挿絵(By みてみん)

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