表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第2話 勇者の正体

  「おっさん、誰?」

 と俺は素直に思ったことを聞いてしまった・・

 いやまさかとは思うけど、力を授けてくれた人とかじゃないよなー

 やはりラノベの読みすぎだなと我ながら思う・・・

 「また時期に会うだろう。そうだな名前はラーベルだ」

 その名を言って消えた

 

 不思議なおっさんだなとは思ったけど

 ティンから不思議な発言がする

 「どうしたの?敵軍を圧倒しすぎて呆然としてますの?」

 意味が分からなかった

 というより目の前の景色は「ジャッジメントトール」で

 敵軍を潰した瞬間だった。

 「ティン!変なおっさん見なかったか?名前はラーベルっていうやつだ!」

 「リュウ様、お言葉ですがラーベルは300年前に死んでおります。

  もし生きているなら私の魔力反応に検知いたします。」

 「300年前?」

 「それにラーベルは初代魔王軍総帥にございます。我が軍の基礎をお作りになった方ですが・・・

  天界決戦にて死亡されているはずです。」

 はぁ?分からん単語が一気に出てきて頭混乱中

 というより聞き間違いか?魔王軍を我が軍と言ったのは?

 「ティン、我が軍って魔王軍なのか?・・・」

 確かに生き残っているものを見ると明らかに魔族みたいではあるな。

 ティンは元気よく答えた。

 「はい!リュウ様は2代目魔王軍勇者様です!」

 「2代目???」

 「初代様は初代魔王様になります。」

 意味分からん

 魔王軍なのに勇者?

 「魔王軍なのに勇者?」

 俺は率直にティンに聞いてみた

 「リュウ様はこの世界のことについて知らなくて当然です。

  私たちの居城に移動したら詳しくお話いたします。」

 「居城ってことは・・・?」

 「はい!魔王城になります!」

 ですよねー

 なんとなくわかっていた

 「魔王城までどのくらいかかる?」

 「普通に歩いていけば10日ほどですがリュウ様のスキルであれば

  すぐにでも着くかと思います。

  ただし、上空を移動するのだけはできません。とてつもない結界により

  その体ごと灰になってしまいます。」

 なんていう恐ろしい結界

 というよりスキルで何とかできないの?

 まぁ言われたとおりに上空はやめよう。もしかしたら取り返しのないことになるかもしれないし。

 では身体能力系で尚且つ走力系で創造してみよう。

 「ブラストレッグ」

 やばい、ネーミングセンスが壊滅的に悪い

 これだけで自己嫌悪に落ちそう・・・

 しかし「ブラストレッグ」便利そうだな

 足首から下が風で纏われてるしこの状態で走ったらめっちゃ早そうだ

 「では、ティン!走るぞ」

 「はい!リュウ様に付いていきますので私のことは気にせず走り抜けてください。

  魔王城はこのまま真っ直ぐ入ったところにあり、ここからでも少し見えると思います。」

 あーあ。あれか確かに見えるし分かりやすい。だって見た目からして雰囲気出ているし

 暗い古城しか見えない

 俺は言われたとおり全速力で走りぬけた

 「やばい、速すぎて死ぬ!マジで何キロ出てるの?」

 だってあんなに少ししか見えなかった魔王城がめっちゃ近くにあるし、

 なんなら門らしき物も見えてきた。

 てか止まれるのか?この速さ?だって10日かかる日程がたった10分で着くんだよ?

 もう知らん、止まれって思ったら止まれると願おう。

 もし、門にぶつかって死んだらそれはそれで仕方ない。

 止まれと思った瞬間、慣性の法則を無視したかのように綺麗に止まれた・・・

 「チートってすごいな・・・」

 心のそこからそう思った。

 ティンは冷静に言った

 「今の動きはスキルか何かによる現象ではないでしょうか?」

 その言葉聞き、ステータスを再度見た


 魔法

 -「なし」-

 

 魔法まだ覚えてないのか・・・もしかしてセンスないの?

 

 スキル

 -「クリエーション」-・・・創造によりスキルや魔法を発動できる

 -「ジャッジメントトール」-・・・自分が思う敵に神の鉄槌を下す

 -「ブラストレッグ」-・・・対象者の足に風を纏い、その動きは慣性を無視する


 なるほど、だから止まれたのか・・・

 納得、納得

 門まであと数百メートルなのでここからは歩いて行こう

 

 やがて門が眼前に近づいて来たころ

 門が開き、中より3名の女性が出てきた・・・

 やはり魔族だった

 「ですよねー・・・」

 小声で言い終わるころに

 「「「お帰りなさいませ、勇者様」」」

 と3人一斉に言われ

 言い終わったところで門の中に案内された・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ