桜の涙/私の嫉妬/急げ
仮眠取ろうと思ったら頭に出てきて眠れませんでした。わがままなのでここに置いていきます。児童虐待で訴えないでください。
桜の涙
どうしてだろう
この道で
立派な桜が泣いていた
桜よ桜よ
なぜ泣くのだ
ああ見知らぬ人
悲しいから泣くのではないのです
ただ一人一人旅立つ我が子の
道が拓けるようにと
そう思って泣くのです
桜よ桜よ
心配めさるな
風の運んだお前の息子は
例えばほらもう雲の上
風と遊んだ小鳥に抱かれ
例えばほらもう海を越ゆ
ああ見知らぬ人
悲しいから泣くのではないのです
ただ一人一人旅立つ我が子の
逞しさに胸が膨れ
そう思って泣くのです
そう言って桜は
五万の花びらを広げました。
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私の嫉妬
水たまりの空の青さに嫉妬した
見上げるより青いなんて生意気だ
え
い
っ
ぽ
ち
ゃ
ん
目が合う二人
遠い遠い十八の私
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急げ
急げ 急げ
追いつかれるな
死が追いかけてくる
たっちゃんもみぃのおっかあもやられた
生き急いでるって?冗談きついぜ。死が急いでるんだ
ふるぼっこにしていただいてかまいません。ただし児童虐待だけは気をつけてください。