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18の詩  作者: まきた 晴
1/2

桜の涙/私の嫉妬/急げ

仮眠取ろうと思ったら頭に出てきて眠れませんでした。わがままなのでここに置いていきます。児童虐待で訴えないでください。

桜の涙


どうしてだろう

この道で

立派な桜が泣いていた

桜よ桜よ

なぜ泣くのだ

ああ見知らぬ人

悲しいから泣くのではないのです

ただ一人一人旅立つ我が子の

道が拓けるようにと

そう思って泣くのです

桜よ桜よ

心配めさるな

風の運んだお前の息子は

例えばほらもう雲の上

風と遊んだ小鳥に抱かれ

例えばほらもう海を越ゆ

ああ見知らぬ人

悲しいから泣くのではないのです

ただ一人一人旅立つ我が子の

逞しさに胸が膨れ

そう思って泣くのです

そう言って桜は

五万の花びらを広げました。


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私の嫉妬


水たまりの空の青さに嫉妬した


見上げるより青いなんて生意気だ


    い

        っ

    















                         ぽ


                           ち


                            ゃ

  

                              ん











目が合う二人


遠い遠い十八の私




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




急げ


急げ 急げ


追いつかれるな


死が追いかけてくる


たっちゃんもみぃのおっかあもやられた


生き急いでるって?冗談きついぜ。死が急いでるんだ

ふるぼっこにしていただいてかまいません。ただし児童虐待だけは気をつけてください。

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