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死生活記録  作者: U
5/8

化粧と同じだ、オールインワンより先ずは下地を塗ってから

記録 5


デジタルよりアナログを好む私はやはり手書きで遺書を書くことにした。美しく言えば最後の手紙は手書きの方が心がこもっている、弁当と同じでお金を持たせコンビニやスーパーでパンやお惣菜を買わせるより地味に早起きをして作る方が愛情とゆうおかずも忍ばせる事が可能だ。普通に言えばパソコンを使ってプリントする技術を持っていなかった。

手紙を書くことはたまにあるが遺書を書くのは初めてなので先ずは大凡の下書きを書いてから清書しようと決め、メモ帳に手をのばす。アナログ人間にメモ帳とペンは必須アイテムだ。鞄の中や自室、100円均一で購入する必須アイテム二品は両者共に私の活動空間のそこら中に有る。

冒頭にも述べたが書くのは苦では無い、何より昨日の晩飯すら何を食べたか覚えていないレベルで物覚えが悪いからという事実も否めない。

とりあえず箇条書きをした。

・死にますと宣言する

・自殺を選んだ理由

・今迄の半生を簡潔に

・謝罪と感謝を

・日付けと名前

この五項目で書くことにした。余り長文にはしない、名指しはしない、とも決めた。

私の死体第一発見者がさらりと読めた方が良いだろう、名指しはされた人が重たく感じるだろうと配慮して。

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