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過去の流行語にも見放された私の序章
記録 4
他人を巻き添えにしてはいけない。
血液型A型ならではの美味しい物は最後に食べる、かの様に先ずは身辺の整理等を始めた。私には私と同じく頼んでもいないけれども産んで、一応育てている娘が存在する。娘の父親とは娘が産まれる前から絶縁し、今は娘に嫌われながらも共に生活をしている。有り難いのは一度も自分の父親について私に聞かない事だ。
身辺の整理とは、不必要なものは誰かにあげたり誰も要らないと確認したら捨てる。断捨離のような物だ。自宅は古いが汚くは無い、掃除に抜かりはない性格だし私自身がハウスダスト等のアレルギーを所持している為か埃どころか水場は排水溝の裏迄舐めれるくらいに完璧だ。金銭面では僅かではあるが娘が成人するまでの足しになるくらいは工面した。
前回の確認行為は失敗に終わったが、きっと逝けると確信を持ちこの世に未練は無いし何よりも唯、逃げたかったのだろう。最期に遺書を書く事にした。
其の行動が私にとって生きる選択肢になる事とはその時の私にはホリエモンさんの有名な言葉とは真逆の想定外の羽目になるとは思いもしなかった。