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戦国魔法記―藤堂高虎  作者: 可月フミヤ
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大谷吉継

 刺客に包囲されると、正則が魔法を使った。


「神槍」


正則の槍が一瞬で巨大化し、正則はその槍を片手で軽々と振り回す。


正則は強化魔法を使えるようだ、おそらく槍と共に自分自身も強化したのだろう、そうじゃないとあんな巨大な槍を振り回せない。


正則の槍によって、刺客の半数近くが消えた。


どうやら、刺客のほとんどは召喚魔法で作った幻のようだった。


実際にいる刺客も正則の魔法を見て逃げた、だが刺客の頭領のような人物は逃げなかった。


「裏切る人形プロディティオー・ドール


刺客の頭領がそう呟いた。


魔法か?と思ったが、何も起こらない。


変化が起きたのは5秒後だった、刺客の頭領は精神魔法を使っていたのだ。


(普通は1種類しか使えない筈なのに。)


そう驚いてた俺に、敵の魔法で操られた正則が、俺に槍を突いてきた。


かろうじて避けたが、擦った俺の刀は粉砕されていた。


「土の弾丸フスム・グランス


俺が魔法を唱えると、刺客の頭領に向かって、

数発の土の弾丸が飛んでいった。


それが刺客の頭領の足を貫いた。


そして清正が刺客の頭領を捕らえた。


正則はノブが操る植物に捕まって動けなくなっており、精神魔法を使える半兵衛とユタ、三成の3人が、敵の魔法を解除しようとしていた。


どうやら精神魔法は敵がかけた精神魔法を解除することも出来るみたいだ。


魔法の解除が終わったところで、清正が刺客の頭領を斬ろうとした、だが秀吉が止めた。


「待て、清正、こいつには用がある、お前の名は何と言う?」


「大谷吉継」


「吉継、お前の召喚魔法は見事だった、精神魔法も使えるのには驚いたな、此所で死ぬのも嫌だろう、儂の家臣になるなら助けてやろう、どうだ?」


てっきり殺されるものだと思っていたのか、吉継は凄い驚いていた。


驚いていたのは俺達も一緒だった。


秀吉は説得を続けた、


「儂は百姓の子だから、家臣が少ない、そんな儂にとっては、お前のような優れた人が家臣に欲しい。」


とか、いろんな事を言うと、吉継は、


「そこまで言われるのなら…」


と言い、秀吉の家臣になった。


暫くだったが、吉継は頭が良く、同じようなタイプの三成と仲が良くなった。


一方で正則は吉継をとても嫌っている。


まぁ戦った後ならそうなるだろう。


そんなある日、俺達に出陣命令が出た。




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