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戦国魔法記―藤堂高虎  作者: 可月フミヤ
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浅井家滅亡

 作戦やそれを実行する日などについて話している時だった。


ものすごい喚声が城から聞こえたのは。


城の方へ行って見ると城下は混乱状態だった。


この機を逃す訳にわいかない。俺達は作戦を全て棄て、今脱出することにした。


だが何故こんな状態に城下がなったのか、少し離れている小屋にいた俺達3人は分からなかった。


それが分かったのは城から急いで脱出した少し後だった。


城の至るところにあった浅井家の旗が織田家の旗に変わったのだ、それと同時に本丸が燃えた。

小谷城が織田に落とされたのだ。


信長の作戦はこうだった。


まず、一万程の軍勢を小谷城に向かって進軍させる。浅井家がその軍勢に集中している間に、機動力に長ける部隊を間道から小谷城に向かって進軍させ、浅井家が最初に進軍させた軍勢の到着までまだ時間があるから、と油断している隙に、機動力に長ける部隊で不意討ちしたのだ。


これに対し浅井家は浅井長政自ら迎え撃ったが、

すでに遅く、形勢を逆転させるには至らなかった。


そして追い詰められた浅井長政は自害し、浅井家は滅んだ。



そして3年が経った、浅井家が滅んでからいろんな家に俺達3人は仕えたが、どこも長続きしなかった。


その中でも一番仕えていて気に入らなかったのは織田信長の甥の織田信澄だった。


例えば、俺とノブが戦にでて敵の将を打ち取った時なんて、凄い嫌そうな雰囲気を出して恩賞を渡してくるし、珍しくユタが失敗をした時は、


「これだからよそ者は嫌なんだ、お前ら3人とも出ていけ。」


と俺達を追い出した。


まぁ、俺達もうんざりしてたから追い出されたのはラッキーだったが、信澄にはものすごい腹が立った。


それに比べて、今仕えている羽柴秀吉はいい奴だった。


俺達の実力を認めてくれたし、ある時ユタが女と分かった時も秀吉は軽蔑しなかった。


そして秀吉に仕えていて一番いい所は、魔法について教えてくれるところだ。


今教えて貰っているところだが、魔法には幾つか種類があるらしい。


強化魔法

これは名前の通り、自分や味方、武器などを強化する事ができる魔法らしい。


召喚魔法

これは幻や自分でイメージした物を出す事ができる魔法らしい。

秀吉の使っていた魔法も召喚魔法だと教えて貰った。


精神魔法

これは他人の心が読めたり、他人を操ったりできる能力らしい。秀吉に仕えてから、軍師の竹中半兵衛が使っているのを何回か見た事がある。


自然魔法

これは自然に起こる現象(地震や噴火など)を起こすことのできる魔法らしい。


また、魔法を使うには「魔力」が必要で体内にある魔力が尽きるまでは魔法を使う事ができ、体内にある魔力の量は生まれつき決まっており、変わる事はないと習った。


更に、魔法がどのように出来たのかという話もしてくれた。


異国から来たというところまで知るのが俺個人の力では限界だったので、聞けて良かったと思っている。


魔法の歴史はこうだった、


何世紀も前の事、当時一番強い軍隊を持っていた国はマガザ帝国という国だった。


その宿敵であったヘラミア王国はマガザ帝国軍に連敗していた。


だがヘラミア王国はただ負けていただけではなかった。


ヘラミア王国では、14年程前から生命力に着目を置いた実験が行われていた。


そして実験開始から9年で、生命力を使い、物を動かす等が出来る

命令式を発見、それを人が死なない程度の出力で放出させ、かつ最大の威力で敵に攻撃できる命令式を作るのに5年の年月を費やし、魔法の基礎を完成させた。


ヘラミア王国の魔法を使ったマガザ帝国への反撃が始り、魔法の威力を前にマガザ帝国は連敗を重ね、ヘラミア王国はたった5年でマガザ帝国を滅ぼした。


その後改良を重ね、今の形の魔法になり、信長が宣教師から教えてもらい、日本に伝わったと昨日教えて貰った。


今日は実際に魔法を使う授業だと俺達に魔法を教えてくれている秀吉の妻のねねが言っていたので俺は今日で完璧に魔法を使いこなすつもりで、ねねの所へ向かった。









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