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戦国魔法記―藤堂高虎  作者: 可月フミヤ
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中国攻め2

 敵に囲まれた羽柴軍だが、織田軍は信長の嫡男信忠を援軍として派遣し、三木城を包囲した。


しかし、ここで官兵衛の主である小寺氏が織田方から毛利方に寝返った。


しかし小寺氏の多くの家臣を官兵衛が織田方の味方としたため、小寺氏はあっという間に滅んだ。


そして織田軍は三木城を落城させた、その途中で官兵衛が荒木村重をもう一度織田方につくよう説得しに行ったが帰ってこなかった。


正則なんかは、


「官兵衛の奴、毛利方に寝返りやがった‼」


とか言っていた。


正則は毛利攻めでまだ戦えてないのでストレスが溜まっているのだろうが、それは俺も一緒だ、我慢して欲しい。


三木城を落城させた後、織田軍は荒木村重を攻めた。


ここでようやく俺や清正、正則、三成、吉継に出陣命令が出た。


しかし荒木村重は俺達が魔法を使っているのを見て、さっさと逃げていった。


官兵衛はというと、牢に捕らえられていた、寝返った訳ではなかったのだ、正則は官兵衛に謝っていた。


ここまで聞くと、織田軍が逆転したように思うだろうが、荒木村重を攻めている途中で竹中半兵衛が死んだ。


半兵衛は、自分の夢が叶わないまま死んでいく事を凄く悲しんでいた。


病状が悪化してからはよく血を吐いていた。


また死体は黒くなり、人間か分からない状態だった。


それが魔晶石を使ったことによるせいだということは、誰が見ても明らかだった。


やはり半兵衛が魔晶石の使用を強く禁止していたのは寿命が少なくなるからだった、しかしそれによって道満はなんの得を出来るのだろうか?


この戦が終わったら清正達と相談しよう……


ともかく、半兵衛が死んだ事は織田軍にとって、とても痛手だった。


しかし織田軍は荒木村重を倒して、多少は状況がよくなった事には変わりはない。


半兵衛の代わりに官兵衛が羽柴軍の軍師となり、毛利攻めは続いた。


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