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戦国魔法記―藤堂高虎  作者: 可月フミヤ
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孫一との戦い4

 雑賀孫一が現れると、すかさず正則が強化魔法を使い、俺達を強化してくれた。


「神槍」


正則が孫一に襲いかかる。


「あまねく流星ユビキタス・ファクスカエレスティス


孫一の銃が何十個にも増え、それを空中に向かって撃ち、空中で弾丸の数が5倍程に増えた。


「土の要塞フムス・カストラ


俺が孫一の魔法に対して、中魔法を使ったが防ぎきれず俺達に命中する。


正則が強化魔法を使っていなかったら即死だっただろう。


それほどの魔法だった。


吉継は幻を使い、三成は敵の考えを読み、それをテレパシーのようなもので伝えて、俺と正則、清正を援護してくれた。


清正は孫一の後ろにある森を燃やし、孫一の退路を断つと、攻撃を始めた。


俺と正則も清正にあわせて攻撃するが、孫一は化け物だった。


その攻撃をするりと避けると、大魔法を何度も連続で使ってきた。


普通あんなに大魔法を使ったら魔力切れで魔法が使えなくなるはずだが、孫一は魔力切れになるどころか、さらに大魔法を使ってきた。


その攻撃を疲労のためか、俺達は避けきれなかった。


孫一は俺達には倒せない、そう思える程圧倒的な力の差だった。


だが孫一はノブの仇なのだ、ここで諦める訳にはいかない、死ぬかもしれないが、俺は孫一に攻撃した。


俺は昔から死ぬのが嫌だった。


死んだら落ちぶれた家を再興するのもできないし、大名にもなれないからだ。


だから今まで、死ぬ確率が低そうな行動をよくしていた。


今回も、どうやったら死なないで、手柄をたてれるかばかり考えていた。


俺はようやく覚悟を決めた。


すると、魔力が増えたような、不思議な感覚がした。


「時の封印テンプス・ケーラ


次の瞬間、俺はそう言って孫一の方に飛び出していた。


孫一は植物に雁字搦めにされ、動けない。


「大地を穿つ大蛇オディオス・サーペント


その孫一に向かって、大魔法を俺は使った。


土でできた巨大な蛇が孫一を貫いた。


俺は雑賀孫一を討ち取った。









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