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戦国魔法記―藤堂高虎  作者: 可月フミヤ
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孫一との戦い1

 今回の大将は信長ではなく、佐久間信盛だった。


多少の抵抗はあったものの、進軍は順調に進み、

雑賀に着いた。


先鋒は羽柴軍、その中でも1番最初に攻めるのは、左が福島正則、中央が加藤清正、そして右から俺とノブが攻める。


先鋒は手柄を1番たてやすいので、先鋒になれたのは凄い嬉しかった。


進軍開始の合図である太鼓が一斉に叩かれる。


それと同時に、


「進軍開始!」


そう指揮をすると、配下の兵が一斉に喚声を挙げながら、敵に突撃していく。


それに対して雑賀衆は、雑賀孫一の指揮の元、自慢の鉄砲隊で応戦してくる。


白兵戦にさえ持ち込めればこちらが勝てるのだが、敵もそれを分かっているし、何より孫一の用兵が上手かった。


こちらは一向に相手に近ずけない、それは清正や正則も同じらしく、苦戦していた。


そこで俺はノブに頼んで、兵の一部を預けて、別働隊として別の方向から攻めて貰った。


こちらの方が兵の数が多く、別働隊に兵を割いてもその数の優位は変わらなかった。


暫くしてノブが攻撃を始めたらしく、雑賀衆の兵がノブの方に割かれて少なくなり、銃撃もさっきよりは随分ましになってきたので、ここでもう一度突撃してみた。


敵の鉄砲によって多くの兵が倒れたが、こちらは白兵戦に持ち込む事に成功し、そこにいた部隊を撃破した。


ノブも上手くいったらしく満足気な表情でこちらに向かってくる。


俺達が右の部隊を撃破したことで敵が動揺し、清正や正則も敵を撃破した。


ここで今日の戦は終わった。


今日1番手柄をたてたのは間違いなく俺だ、その事に満足しながら眠った。



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