おじいさん国に喧嘩を売ることにする3
帝国の落日とも呼ばれたラージアスの壊滅は瞬く間に各国へと伝達された。王を含め将軍クラスから一兵クラスまでなんらかの神の加護を受け各国が攻めあぐねていたのだから当たり前なのだが、そこに居合わせたのは好々爺とも呼べる穏和な雰囲気の老人と高貴な青年、スキンヘッドの男にメイドという不可思議なメンバーであり、王を討ち取り二十万もの兵を滅ぼしたというのだがら恐れ入る。
少なくとも帝国において選民意識を改革しようと秘密裏に動いていた第一王女と第一王子はこれを機に老人達と共闘。
帝国を変えようとするレジスタンス二万人も含めて革命を成功させる。
中でも異質な剣術を操り魔法の級でもっとも高位の神級を操り神如き力を用いて帝都を制圧したコジロウ=スメラギ老人には感謝と共にある種の畏怖を持つ事を禁じえない。
帝都スラム街
「………はりきりすぎたのう」
「………一日で壊滅とかさすがの王女様達も驚いてたね」
コジロウはいまだに心癒えぬ子供達を癒しながらふむとため息をつく。
フリードはふむと頷く
「しかし神級をあそこまで緻密に放つとは恐れ入る、久々に地獄の最下層に修行にいった時を思い出したよ」
「知識にあるものを行使しただけなんじゃがな」
「………あれほどの事をして帝都が滅びないのはすごいっすね」
「………お爺ちゃんに常識求めてはだめ」
「………軽くバカにされとるんかのう、なあリーティアちゃん、ギリアム君」
「一国の王女と王子にちゃんと君づけするのは貴方ぐらいですね」
「でも私はうれしいからいいわ、おじい様が出来たようで」
フルプレートアーマーをつけた赤髪の同じような顔をした美しい男子と女子はにこにこ笑う。
女子の方はポニーテールにしていてどこか勝気な紅い眼をしている。
片方の男子穏かな雰囲気の紅い瞳の男子
どちらも16歳だそうだ。
「どちらにしても子供にはかわらんからの」
コジロウはにこやかに笑いながらスラム街をみて。
「ふむ、整地するかの」
あっけらかんとはなした。




