おじいさん無双する
ダンジョンコアというものを本来ならば守るのもダンジョンマスターの役割であるらしいのだが、小次郎はどうやら特異型らしい。
イスタリアの知識に参照すれば、心臓に直結し、ダンジョン外でもダンジョンの力を行使できるこの世界でも数人しか居ない万能タイプのダンジョンマスター。
ダンジョンから出てもコアがあるため、ダンジョンクリエイトをするためのダンジョンポイント即ちDPを直接吸収できる希有な存在。
「まあ、お金と考えればよいのかのう、ギルドとかも入ってみたいが、この周りは治安が悪い国ばかりみたいじゃし、わしの召喚されたとこ、ヤバい怪物ばっかの森みたいだしのう」
「軒並み木刀で潰して配下に加えた老人のセリフではないな、小次郎殿」
高貴な貴族服を身に纏いどこか憂いをおびた優しげな風貌の紅い眼の長い黒髪の男はやれやれとため息をつく。
「そりゃ話を聞いてくれない奴が悪いんじゃないかのう、フリードくん、わし、あんま殺したくないんじゃけど」
「…恐らく貴方のように慈悲深く修羅のようなダンジョンマスターはいないな、ダンジョンマスターは基本的に友好的な者は少ないはずだ、世界的に脅威でしかないからな」
「そうらしいのう、わしは別にうまい飯やら世界が楽しめればよいんじゃが、フリード君もなんじゃかんじゃ高貴の出じゃろ?」
「人間をただの餌にしか見ない同族に嫌気がさしただけさ」
「それもいわゆる変わり者なんじゃろ?よきかなよきかな、ちなみにDPが1億とかなってんじゃがバグ?」
「ここのはランクオーバーの怪物ばかり生息する森だからな、本来ならばまともな生物なら太刀打ちできん」
「フリード君もかね?」
「私は特別だ、さて友人になったからには、部屋の一つでも分けてもらいたいな」
「そうじゃの、色々つくるかの」
小次郎の足元には多くの死骸があり、小次郎は返り血を浄化の魔法で綺麗にすると。
「早速無制限のアイテムバックでも買うかの」
「それがいいな」
小次郎とフリードはにこやかに笑う




