お爺ちゃんはいつも通り
「どうやら、ジャンくん達はヤンさんとこにいったようだね」
コジロウはにこやかに笑う。
「祖父としては心配か?」
フルプレートとフルフェイスの金属鎧を纏った一人の男がいつの間にか隣に現れた
「おや、マグナス君、久々だね、奥方は元気かな?」
「この世界を司る大地の精霊王にきやすいのもあなたくらいだな」
肩を竦めながらフルプレートの男は肩を竦める。
「友人には違いあるまい、酒でものむかね?よい日本酒を仕入れたんだ」
「頂こう、異世界の酒はうまいからな」
フルフェイスを取り外し、茶色の髪に精悍な顔をした青年がにこりと笑う。
天界
イスタリアの間
「リナとカイトはいったようだね、しかしコジロウ殿は大地の精霊王とも面識あるのか、すごいな」
イスタリアはふむと頷くと隣にいる優しげな雰囲気を持つ老女に声をかける。
「コジロウさんは旦那様の加護を頂いているなか、他の神の加護も頂いてますしね、おかしくはないかと」
「破壊を司る妻にすら加護をもたらせるのだもな」
「旦那様の良き友人に加護をもたらすのは問題ないですから」
イスタリアはにこにこと微笑む。
「では、下界にいくかね」
「ええ、私もコジロウさんたちに会いたいですね」
「リファーナ、参ろうか」
「ええ、他の皆さんに任せれますしね」
リファーナと呼ばれた破壊を司る神、イスタリアの妻はにこりと微笑んだ。
「リナとカイトがいるらしい」
闇夜とそう変わらない空と二つの月が煌めく場所。中世にあるような巨大な城に黒いスーツを纏った青白い肌の美男子が玉座でにこやかに微笑む。
「王子、会いにいくのですかな?」
「不死者の我らと友となるあの方の孫だ、会いにいくさ、それにリナは美人になる」
「…王子の年下好きは問題なければいいですがね」
隣に立つ青白い肌の執事はため息をつく。
二人の整った顔を持つ人外の不死者。
名もなき不死王の第一王子ヨハンと執事長ヨゼフはにこやかに笑う。
コジロウはこの10年で様々な種族と友人となり、様々な神の加護を受けている
そしてダンジョンマスターでありながら人を守護する新たな神へと昇格してるのだ。
「しかし、わしも随分様変わりしたようだ」
コジロウは縁側で日本酒をチビりとのむ。
「お前さん、普通に神化する段階で最上位レベルだものな」
コジロウが何故神となったのかはまだ誰も知らないのだが、少なくとも人類の天敵とされるはずの災害級の存在が何故守護者となったのか、色々不思議ではあるのだが。
「あなたほど、友人や仲間を作るのが得意な方はいないな」
マグナスはにこりと笑う。
「たまたまさ、ミケも変化の術を覚えて人間生活楽しんでるからの」
「ああ、なかなかの軟派者ときくね」
マグナスはクスクス笑う。




