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転生
真っ白い世界に一人の老人がうたたねをするようにごろごろしていた。
「………実に穏かな気分じゃのう」
穏かな雰囲気でむくりと起き上がる。
「じいちゃんは相変わらずだねえ」
起き上がり喉をゴロゴロとする三毛猫を見ながらほうほうと頷くと老人住良木小次郎は長年連れ添った愛猫のミケを見てふむと頷く。
「ミケがお喋りしとるっちゅうことは最近子供達が呼んでるライトノベルちう転生展開かのう」
88歳にしては大きめな180センチの身体に筋肉のついた体をのばしながらにこにこと笑顔をしながらのびをする。
死んだ時にきていた作務衣を着直しながらミケ抱きよせ立ち上がる。
「………案外小次郎殿は驚かないのだな」
目の前に白いローブを身に纏った同い年程の髪の毛の長い髭を生やした老人が笑いながら現れる。
「ほうほう、神様かのう」
「そうだな、貴方の世界であれば創造神と呼ばれる分類であるな、名はイスタリア」
「転生というからにはわしに何か用なのだねえ」
「そうだな」
創造神イスタリアはにこりと笑うと小次郎に自身の願いを告げた。




