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大空賊ナバタ=グレイオン

「帝国が潰されたらしいな」


200センチはあろうかという熊のような身体に腹まで伸びている黒い髭。


デカイゴーグルをかけ、からくり仕掛けの席に座る男の名はナバタ=グレイオン、義賊と呼ばれ大空を駆る大空賊団[黒梟]の長である。


種族は巨人種の一つとされるが詳しい種族は誰も知らない。


巨大な魔力を持ちながら素手を好み、身体強化のみ極めた事から[拳神]と呼ばれレベル1500越えの化け物とされることから、そうそうこの男に喧嘩を売るものはいない。


数々の武勲を受け、とある国からは名誉貴族の称号を得てグレイオンの名を拝領してい、る。


「潰したのは四人の人物で、恐らく一人は転生者だ」


理知的な瞳に青い髪をオールバックにしたどこか研究者のような青年がナバタに声をかける。


「だろうな、強烈な加護、恐らく創造神の加護だろう、そんなもんをもつのは世界に愛された存在か、転生した者…稀人くらいだろ」


「それでどうする?」


「会いにいくさ、ちょうど似たような加護を禁魔の森に感じるからな、サナダ、舵をそちらにとれ」


「お前の加護探査の技能も大したもんだがな、まあ俺も気になるし、他の奴らもきになるだろう、国同士も出てくるだろうしな」


サナダと呼ばれた青髪の男は頷く。


「転生者なら、アリサも興味あるだろう、アリサもまた転生者だからな」


「もし美男で性格もよい男ならどうする?義理の娘なのだから不安じゃないのか?」


「それは問題ない、老人らしい」


「…またアリサの悪い癖か」


「父親出し抜いて楽しいものをみつけるのうめえからな」


ナバタはくすくす笑いながらタバコに火をつける。


禁魔の森


コジロウ邸


「やはり日本の風景が一番じゃな」


外からみたら瓦屋根に昔ながらの大きめな屋敷、二階建てにしている。フリード達の部屋は改めて創りなおして別の空間で洋風な屋敷として創りなおしているが、基本的にフリード達もこちらで寝泊まりしている。


大規模な結界をはり春夏秋冬を感じるような空に、畑もつくり、のんびりとすごす。


「まわりは魔境じゃからな、のんびりできるじゃて、畑は季節関係なく育てれるようにしたけども」


引き取った孤児二人は遊び疲れてゆっくりねている。


「皆もどっかいったし、ダンジョンでもつくるかの」


「あら、此度の転生者はダンジョンマスターなのね、おじいさん」


「ほうほう、どうやら娘さんも転生者か、歓迎するよ」


「あら、いいのかしら?あからさまに怪しいんじゃなくて?」


紅い髪に紅い瞳のロングショートの冒険者風の勝ち気な瞳の少女ににこりとコジロウは笑う


「敵意あるなら、鑑定隠蔽ぐらいするじゃろうよ、アリサ=グレイオンちゃん、ちなみに日本からかな?」


「そうね、平成生まれの女子高生がそのまま転生したかんじね、まあ転生神だけど」


「ほっほ、なかなか楽しんでるようだね、あの子達に気づかれずにうちにくるならなんらかのチートでももってるのかな?」


「まあね、でも言わないわよ、コジロウおじいさん、あなたみたいな規格外にはまだ内緒」


「よき友人になれそうな子とは構えんさ、さてお客さんは何人来るかね?」


「そうね、多分パパを含めて最初は五人かしら」


「ほっほ、夕飯もはりきらないとのー」


「よろしくね!コジロウおじいさん!」


アリサは昔からの知り合いかのように笑った。




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