おじいさん謎を残す
大精霊ノームが顕現するというのは長い人類史の世界で数度である。
しかもだ、たった四人の帝国を滅ぼした一人の老人に召喚され帝国は世界有数の森の大国となった。
「それで、コジロウ、あの二人に何を教えたんだい?」
フリードはにこやかに問いかけると
「なに、ちょいと人の人口の管理法とか下水設備、農耕の事じゃなあ。わし内政チートとかないが、下水道の設備や戸籍が生まれたり、国の食事が豊かになれば落ち着いていきれる、家畜もチキュウとの配合種がおるようだからなあ、家畜は神隠しのように自然転生したのがこちらの牛や豚と交配されて丈夫らしいからの」
「そして、チキュウ方式の知識をある程度か」
「彼ら二人は賢い、うまくするだろうよ」
コジロウはにこやかに笑う。
「しかし大精霊を呼び出し、知識を与え、立ち去るとはとんだ謎の人物だね」
「わしら全てだな、のう、リナ、カイト」
「なー!じいちゃん」
「なー」
小さい作務衣を着たブロンド髪の五歳と三歳の少年少女、帝国のスラム街でたくましく生きていたが、帝国兵によって父母を奪われ死にかけたところをコジロウに拾われ、なついている。
「これから、面白くなりそうだ」
フリードはクスクス笑う




