おじいさん街改革をする
「とりあえずギルドも悪いやつは粗方だしたからの」
帝都の暫定的な王として第一王子と第一王女達に任せたコジロウはフリード達に炊き出しと生き残りのスラム街の住人の治療を任せ、中央の広場にやってきた。
「まずは土地の活性化じゃの、わし、横文字苦手じゃから、日本語でそれなりにやるか」
この時点でコジロウは別世界での言語を扱うというオリジナル魔法を発明しているのに気づいていない。ちなみに異世界での日本語は神聖文字の一角とされ未だに解明されていない神秘の文字とされる。
即ち…
「悲しき性により生きとし生ける全ての者から奪われた大地に再び息吹を…豊穣の息吹」
巨大な補正がかかる。
「…やりすぎたのー」
いつの間にかスラム街に密林が出現しスラム街の住人がざわめいている。
「濃密で清廉な魔力を感じたと思ったらイスタリア様の加護を受けた新たな転生者なのね、しかもダンジョンマスター?ひとのために動くダンジョンマスターなんて珍しいのよ」
「なんもなんも、元は人ですからの、異世界とはいえ命あり懸命に生きるものに手を差し伸べるのはかまいますまい、貴方様は大地の精霊ノーム様ですかな?」
目の前の茶色いフードを被った可愛らしいブロンドの巨乳幼女はにこやかに笑う。
「正体を見破るなんてなかなかのものね、そうね、私は大地の精霊ノーム、イスタリア様より大地を司る大精霊として任されてるわ、水のウインディーネには主に胸で責められてるからどうにかしてほしいのよ」
「ほっほ、女子の話は爺にはわかりませんからの、それにわしの正体、個人的にはかまいませんが、皆おどろくんじゃないですかの」
「問題ないのよ、ダンジョンマスターの部分だけ記憶に残らないようにしたから、コジロウは大魔法使いくらいにしか認知されないわ」
「それはそれはありがたいですな」
「それより私も手伝うから、この街を活性化するのよ、日本語でここまで魔法の行使をするなんて勇者くらいなものよ」
「やはりおるのですな」
「基本的には敵対するものだけどね、ダンジョンマスターは魔王よりも危険とされてるから、でもコジロウはそうならなさそうね」
「わしの名前もさることながら期待されてるのですかな?」
「この世界は戦乱と混沌に満ちているからね、全ての世界に関わる意思はあなたに期待をしているわ、近々イスタリア様の分体もいらっしゃるしね」
ノームはにこやかに笑う




