出会い
やはり部活の合宿が答えるな
「この森来るの久しぶりだな~」
昔から……というか目閉じてからそのへん放浪してるけどあまりここには来ないんだよね、まあ無意識に大体身を委ねてるからなんだろうけど
「この家も懐かしいな~」
人?が住んでる感じではあったけどいつも出掛けてるときとかだったみたいで人はいなかった
「今日はいるかな?」
そしてその家の窓からいつもみたいにステレス使って中を覗く
これを確認するのが密かな楽しみになったりしてたっ……………け…
「あ、あれ?」
「…………モウイイノヨ……ソウモウ……」
う、うんいるにはいたよ!?それはいいんだけど……
ナニコレ…凄く暗いんだけど
「……モウ」
…………ん?あれ何?影でよくわからないけど何か燃やそうとして……
大きさからして……
というか泣いてる……?
とりあえず
私は消えた状態のまま軽くドアノブを破壊して侵入した
「えっと……それはよくないと思うよ」
何となく今までの経験上首とかそういうもんな気がする
「アンタ……誰よ」
ちゃんと声は届いたみたいでその人影は私の方を振り向いてくれた、その時その人が手にしてるものが見えた
に、人形?
なんで人形なんか燃やそうと……
「…………とにかくそれやっても自分が辛くなるだけだと思うよ」
よくわかんないけどこの雰囲気は多分失恋か……または殺害か……
「……モウイイノ、全部なかったことにするから…」
この場合は多分 失恋な気がするけど
「自分に嘘をつかない方がいいよ」
私がこれを止められるかは分からない、だけど何もやらないで待つのだけは嫌だ
……ん?何で私人のために動いてるんだろう
…………まあ、いいか
「嘘?これは私の本心よ、って何するのよ」
その人が話してる間に手に持っていた人形を奪った
とりあえず燃やすのはよくない気がするから
「……私でよかったら話を聞くよ」
何で私が他の人のために動いたか何かわかった気がした。
私だ……昔の自分みたいなんだ
「…………」
「…………私もね昔大好きだった人に裏切られたんだ……」
これは本当の話
「……」
「そして私も貴方みたいな状態になった、だからこそ……だからこそ私みたいに後悔してほしくないんだよ」
「……」
まだ、なにも言わないんだ……
……仕方ない
「ちょっと来て」
私はその人をつれ家を出た