表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/108

闇の王子

爆発の衝撃でクリスタルが驚愕し、埃が舞い上がり、校舎の壁の一部が崩れ落ちる。


アストン(焦り):「クリスタル! 逃げて! 安全なところへ!」


クリスタルが振り返り、目を見開く。


影から現れたセトレが一歩踏み出す。黒と金黒のオーラに包まれ、禍々しい刀を手に、顔は悪魔のように歪んでいる。


クリスタル(震え):「な、何……あれ……?!」


彼女は足がもつれ、膝をつく。恐怖で息ができない。


アストン(彼女を揺さぶる):「クリスタル! しっかり! 今すぐ動かなきゃ!」


僕の目を見て、彼女の視界が少しずつクリアになる。優しく現実へ引き戻す。


セトレ(嘲笑):「まだ女の子を集めてるのか。こんな状況でも誘惑をやめないなんて……本当に吐き気がするぞ、このくそ平民が!」


アストン(冷静に、クリスタルを庇って前に出る):「学校に刀持ち込むのは規則違反だろ。それとも、もう全部のルール無視する気か?」


セトレ(哄笑):「はははは!! 規則? この学校はもうグレッグソンのものだ。グループの資金力で買収した! この俺様が燃やしたいければ燃やせる!」


アストン(歯を食いしばる):「つまり金持ちの甘ちゃんが父親の財布に隠れてるだけか。それが君の誇りってやつか?」


セトレのオーラが激しく膨れ上がる。


セトレ(暗く):「そのクソ親父の名前を……出すな……」


父の話題に予想外の反応。僕は一瞬息を飲む。


その隙にクリスタルに視線を移す。ロッカーの鍵を渡す。


アストン(鍵を渡す):「クリスタル。僕のロッカーの中。剣道袋がある。僕に持ってきて。今すぐ。」


クリスタルが震えながら頷き、走り去る。彼女が離れた瞬間、頭上の死の時計が消える。


アストン(かすかに微笑む):「よかった……彼女はもう助かった。」


セトレ(ニヤリ):「重荷が消えたな。さあ、楽しませてくれ!」


アストン(汗):「素手な相手と刀使うに楽しむって……どういう趣味だよ。」


セトレ(哄笑):「ははははは!!」


アストン(集中):「……」


セトレ(冷たい目):「黙って死ね!」


目にも止まらぬ速さで突進。前回の決闘より遥かに速い。悪魔の力の影響だ。


僕はリ・シング秘伝の防御技で刀を弾く。


アストン:「守護亀甲!」


両腕を交差させ、巨大な亀の甲羅のシルエットが現れ、刀の連撃を防ぐ。


*カン! *キン! *ガキン!


守りを固めても、刀の切っ先が腕をかすめ、浅く斬る。


アストン(歯を食いしばる):「ちっ!」


セトレ(狂ったように笑う):「ははははは!どれだけ耐えられるかな!」 *斬撃を続ける


何度も斬りかかる。僕はかわし、後退し、持ちこたえる。


ようやくクリスタルが剣道袋を投げてくる。


クリスタル(息を切らし):「アストン! 受け取って!」*剣道袋を投げる


アストン:「ナイスタイミング! ありがとう、クリスタル!」*剣道袋を受け取る


デスレイヤーを抜き、間一髪で次の斬撃を受け止める。火花が散る。


*ガキィン!!


セトレ(止まる):「剣……?! 平民の分際で剣だと?!」


アストン:「ああ……護身用だ。刃には刃で返すってやつ。」


セトレ(ニヤリ):「バカめ……お前の安物剣が、俺の伝説の刀・正宗に勝てると思うな!」


アストン(笑顔):「じゃあ試してみよう。このデスレイヤー……君を闇から引きずり出す剣だ。嫌がってでも。」


セトレ(唸り):「救われるべきは……お前の方だ!」


刃がぶつかり合う。クリスタルは校舎の陰に隠れ、祈るように戦いを見守る。


クリスタル(必死):「神様……悪魔でもいい……どうかアストンが無事に助かりますように!」


セトレがジャスティス・スラッシュを連発。僕は迅足でかわし、マジック・パリーで弾く。


アストン(集中):「もっと本気出さないと。」


セトレが突進。


セトレ:「ジャスティス・スタブ!」


高速の突き。僕はアブソルート・パリーで受け止め、衝撃を返す。


セトレ(息を飲む):「何!?」


隙を見つけ、僕は素早く反撃。


アストン:「クロス・スラシッユ!」


だが斬撃はセトレの魔力オーラをかすめるだけ。


アストン(後退):「ちっ!」


セトレ(哄笑):「ははは! それだけか!? くすぐったいだけだな、おい!」


狂ったように斬り続ける。僕は受け、避け、かわすが——ついに一彼が撃が決まる。


アストン(うめき):「ぐっ——!」


衝撃で僕の体が吹き飛び、地面を転がる。血が尾を引く。


クリスタル(隠れながら):「そんな?!アストン!」


セトレが迫る。僕は剣を支えに立ち上がる。


アストン(息を切らし、心の中で):「剣の攻撃が効かない……どうすれば……?」


セトレ(嘲笑):「もう自分の立場がわかったか、平民よ? 王であるこの俺様に跪け!」


アストン(笑顔):「セトレ……僕は……お前より遥かに強い奴と戦ってきた……だから……お前なんかな相手には絶対に負けない!」 *傷を押さえる


セトレ(嘲る):「ハッ……無理するな平民よ!血を流して死ぬだけだ。時間の問題だな、はは!ザマミロ!!」


アストン:「……それはどうかな……」 *血を吐く


意識が薄れる。セトレがゆっくり近づく。無力な僕を見て邪悪に笑う。


セトレ(笑い):「さあ、苦しみを終わらせてやるよ平民……さらばだ。」


刀を振り上げる——


クリスタル(パニック):「アストン! 誰か! お願い彼を助けて!!」


女性の声:「潮崩れ!」


突然、巨大な波が押し寄せ、セトレを吹き飛ばす。


セトレ(驚愕):「何だと!?」


レミアだった。オーシャントライデントを手に現れる。


レミア(アストンを抱き上げる):「アストン! 死なないで! 私の目の前で絶対に死なせない!」


レミアが僕を抱えて走り去る。


セトレ(激怒):「くそっ!許さん!!」


クリスタルは隠れながらレミアの活躍に呆然。


クリスタル(目を見開く):「あの女の子……水の魔法をアストンを助けた! もしかして、お女神様……?!」


セトレ(咆哮):「らあああああ!!」


クリスタル(慌てて):「やばい!アストンはもう助かるし、 早く逃げなきゃ!」


彼女がこっそりその場を離れる。セトレは水浸しのグラウンドに一人残される。


セトレ(激昂):「この卑しい平民め……逃がさん! 必ず見つけ出して……俺様の手で終わらせる!」


――


第46章 闇の王子 終

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ