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1/3時間  作者: 藤崎ユキオ
30/35

僕たちの絆

トロイジールの哄笑が壊れた玉座の間に響く。


呪いの剣ブラッドサーストから深紅の霧が渦巻き、生者の生命力と倒れた者の残留魔力を吸い取る。


トロイジール(嘲笑):「見よ! この力は凡人など超えている! お前たちの魂、希望、意志……すべて喰らい尽くしてやる!!」


僕は膝をつき、呪いのオーラが津波のように押し寄せる中、なんとか立ち続けようとする。

背後の女子たちが苦しげにうめく。グラシアの氷に縛られたヴァルヨネッセは膝をついたまま動かない。


グラシア(息を切らして):「あの剣……生命力だけでなく、マナも喰らってる!?」


エリセナ(弱々しく):「遠くからでも……私たちのマナを吸い取ってる……」


モルアが拳を握る。


モルア:「近づく前に倒れてしまう……この吸収をどうにかしないと。」


アストン(苦悶の表情):「違うよ……師匠……対抗するんじゃない……圧倒するんだ!」


グラシアがモルアに向かって手を上げる。


グラシア:「彼の言う通りよ! 力を合わせれば、あの剣でも一気に吸い尽くせないわ。」


モルア(ニヤリ):「なるほど……あのくそ魔王、忘れられない凍結焼けをプレゼントしてあげましょう!」


二人が目を見合わせ、突進。モルアは瞬歩、グラシアは凍てつく風を滑るように。


トロイジール(哄笑):「ヘハハハハ……!! 虫けらめ!」


トロイジールが全力で燃える剣を大きく振るう。


トロイジール(ニヤリ):「くらえ……ブラッドサースト・ウェーブ!!」


広範囲に深紅の斬撃波が放たれる。


モルア:「絶対回避!」


鋭い波を間一髪で潜り抜ける。斬撃波が柱を真っ二つに切り裂く。


グラシアが上空から呪文を放つ。


グラシア:「ブリザード!」


吹雪が魔王を襲い、視界を奪い、動きを鈍らせる。


トロイジール:「ちっ! こんな安っぽい小細工が俺様に通じると思うか!!」


トロイジールが剣を振って吹雪を弾こうとした瞬間——


モルア:「今だ、グラシア!」


グラシア:「了解!」


凍てついた波がモルアの拳を包む。純粋な魔力氷が輝く。


モルア&グラシア:「連携技:咆える雪虎拳!!」


トロイジール(うめき):「ぐはあ!?」


モルアの拳がトロイジールの脇腹に炸裂。氷の虎シルエットが輝き、完璧に命中。深紅の炎が冷気の衝撃波と衝突し、蒸気を上げる。


トロイジールが地面に叩きつけられ、石を砕く。傷つきながらも笑う。


トロイジール(哄笑):「ヘハハハ!! 一発当たっただけで勝ったつもりか!? 虫けらめ!」


再び剣を掲げ、力を吸収しようとする。


エリセナ(叫ぶ):「回復させない! アストン、追撃よ!」


アストン(頷く):「うん! 倒すぞ!」


僕は迅足で突進。エリセナが遠くから魔法をチャージ。


トロイジール(唸り):「ぐるっ!! 目障り虫どもめ!!」 *剣を僕に向ける


剣先で呪いのエネルギーが集まる。


トロイジール(ニヤリ):「死ね……!! ブラッドサースト・ストリーム!!」


深紅の光線が僕を狙う。僕は剣を構え、受け止める。


アストン:「マジック・パリー!!」


光線を上へ弾き、天井を貫通して雲を裂く。


アストン:「行くぞ、エリセナ!」


エリセナ:「うん!」


エリセナが強化魔法を放ち、僕の脚に純粋な魔力炎を纏わせる。僕は跳躍し、トロイジールの上空へ。


アストン&エリセナ:「連携技:斬炎鳳凰蹴!!」


炎の螺旋を纏い、急降下。エリセナが叫びながら炎をさらに増幅させ、僕の蹴りに燃える力を注ぐ。


トロイジール(ニヤリ):「無駄だ!! ブラッドサースト・シェル!!」


トロイジールが剣を掲げ、呪いのエネルギーで防御殻を形成。


僕の蹴りが殻に命中するが、衝撃で弾かれる。


トロイジール(哄笑):「ヘハハハ!! 俺様の防御は貫けない!!」


アストン&エリセナ(同時に):「ヒャアアアアアア!!」


炎がさらに激しく燃え、殻にひびが入る。僕たちの連携攻撃が防御を圧倒。


トロイジール(驚愕):「ありえない!?」


衝撃がブラッドサースト・シェルを粉砕。ガラスのように砕け散る。


トロイジール(うめき):「ぐあああ!!!」


炎の鳳凰シルエットが輝き、連携技が完璧に決まる。腹に直撃し、トロイジールを壁に叩きつける。


反動の炎と氷がヴァルヨネッセへ向かう。衝撃が彼女の精神を縛る呪いの鎖を震わせる。


エリセナが駆け寄る。


エリセナ(優しく):「ヴァルヨネッセ……! もしそこにいるなら……お願い、戻ってきて。アストンが待ってるよ。」


ヴァルヨネッセの指がピクリと動く。ターコイズの瞳が一瞬、きらめく。


ヴァルヨネッセ(弱々しく):「アストン……」


氷の拘束にひびが入る。


だが安堵する間もなく、煙の中からトロイジールが爆発的に現れる。鎧は焦げ、体は傷だらけだが、狂気の魔力が爆発。


トロイジール(絶叫):「ラアアアアアアッ……!! 俺様はこの世界の王だ!! 王の前が跪け!!」


剣を空に掲げ、最終詠唱。


トロイジール(ニヤリ):「天を崩せ! クリムゾン・エクリプス!」


城が震える。


トロイジールの最終詠唱クリムゾン・エクリプスが上空の空を呪いの光の渦に変える。屋根が震え、ひび割れ、空気が赤い魔力と恐怖で満たされる。


僕たちは足元が崩れ始める中、互いに見つめ合う。


エリセナ:「アストン……!」 *手を伸ばす


アストン(しっかり):「エリセナ! グラシア! 師匠! ヴァルヨネッセをお願い! ここは僕が終わらせる!」


エリセナ:「いや! 一緒に行く!」 *立ち上がる


グラシア:「やめなさい! マナ切れよ! 足手まといになるだけ!」 *腕を掴む


エリセナ:「でもアストンが……」 *涙目


モルアが頭を撫でる。


モルア:「心配しないで、エリ……私の弟子は強い。彼を信じよ!」 *誇らしげにニヤリ


エリセナ(頷く):「うん……信じる!」 *涙を拭う


グラシア(かすかに微笑む):「生き残るわよ……あいつ、ゴキブリみたいにしぶといんだから。」


エリセナ(くすくす):「ふふ……聞いたら絶対キレるね!」


僕はトロイジールに向き合い、決意の光を目に宿す。どんな呪いの炎よりも強く。


僕は剣を構え、呪いの嵐の中を突進。トロイジールがブラッドサーストを掲げ、邪悪な力で膨張させる。


アストン:「フラシュ・スラシュ!」


虚無剣とブラッドサーストが激突。赤と白の火花が散り、衝撃波が玉座の間を揺らす。


トロイジール(広くニヤリ):「お前のちっぽけな決意が俺の力に勝てると思うか!? 愚か者!!」


刃が何度もぶつかり合い、命を賭けた戦い。


トロイジール(ニヤリ):「ブラッドサースト・ウェーブ!!」 *剣を大きく振るう


アストン(冷静に):「マジック・パリー!」 *攻撃を横へ弾く


トロイジール(哄笑):「ヘハハハ!! ブラッドサースト・ストリーム!!」 *剣先から光線


アストン(目を見開く):「迅足!」


光線をかわし、僕は素早く接近。


アストン:「クロス・スラジュ!」


トロイジール:「くっ!」 *剣で受け止める


アストン:「ソニック・スタブ!!」 *胸を突く


トロイジール:「ぎゃああああ!!!」 *痛みに叫ぶ


血が飛び散り、急所を貫く。


トロイジールが後退し、傷を押さえる。


アストン(睨み):「肺を刺した……もうまともに息ができないはずだ……降伏しろ、トロイジール! お前はもう勝ち目はない!」 *剣を指す


トロイジール(激怒):「降伏!? 人間ごときが俺様を侮辱するのか……!! この至高の王を!!」 *再び立ち上がる


怒りに溺れ、呪いの魔力が爆発。雷鳴が轟き、空が歪み、城が震える。


アストン(歯を食いしばる):「トロイジール……!!」


トロイジール(咆哮):「ラアアアッ!! 俺様の真の姿を見せてやろ……!! 呪われし姿を!!」


――


第30章 僕たちの絆 終

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