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1/3時間  作者: 藤崎ユキオ
27/28

戦いの後

決戦はまだまだつづける! どうぞ楽しんでお読みください!

東のホールアリーナ。


ゴロンがよろめきながら立ち上がる。巨大な棘付きメイスを高く掲げる。


ゴロン:「ぐるる……ゴロンをいじめるな……!!」 *狂戦士化


メイスの頭部が外れ、鎖が現れる。


ゴロン:「ラアアアアッ!! バーサーカー・スピン……!!」 *メイスを猛回転させる


広範囲に振り回される棘付き鉄球がモルアに向かう——


モルア:「絶対回避!」


間一髪でかわす。石と鋼が粉砕される。


モルア(息を切らして):「一瞬のミスで私ペーストだ……」


ゴロン(唸り):「ぐるる……!」 *メイスを引き戻す


モルア:「瞬歩!」


閃光のような速度で巨漢の周りを回る。隙を探す。


ゴロン:「獲物震える……獲物死ぬ……!」 *再びメイスを掲げる


モルア(心の中で):「見つけた! 隙!」


ゴロン:「ラアアア……!! バーサーカー・スピン——」


モルア:「三連刃投!」 *三本の刃を同時に投げる


メイスを振り上げる前に、三本の刃が鎖に刺さり、石壁に固定される。


ゴロン:「な……!?」 *メイスが動かない


モルアは隙を逃さず跳躍し——


モルア:「天空斬鳳凰蹴!」


ゴロン:「またあの蹴り……! ゴロン、耐えられる……!」 *メイスを捨てて両手で受け止めようとする


ゴロンの両手が空を切る。瞬歩の勢いがついた蹴りはさらに速く、ゴロンの肩に命中。肩の装甲が砕ける。


ゴロン(うめき):「ぐるるうう……!!」


ゴロンが片膝をつく。歯を食いしばり痛みに耐える。


モルアは転がって着地し、強靭な構えを取る。全身から強烈な緑のオーラが放たれる。


モルア:「ゴロン……これで終わりにする……」


ゴロン(咆哮):「ゴロンは……負けない……!!」 *よろめきながら立ち上がる


モルア:「リー・シン秘伝……聖獣連撃:旋風!」


咆える虎拳、守護亀の盾、飛龍拳、斬鳳凰蹴。


穏やかで猛々しい舞のように回転し、連続攻撃を叩き込む。


ゴロン(苦痛の叫び):「うあああああ……!」


四聖獣のシルエットが閃き、完璧に決まる。ゴロンのバランスが崩れ、装甲の連結が砕ける。最後に一撃。


モルア:「地割虎拳!」


咆哮する白虎のシルエットが輝き、最終打撃が命中。ゴロンは吹き飛び、要塞壁にめり込む。意識を失い、倒れる。


モルアは息を吐き、倒れたゴロンに近づく。


モルア(息を切らして):「いい戦いだったぞ……ゴロン!」 *ニヤリ


――


南のバルコニーアリーナ、滝の庭園。


レミア、オーシャン・ワルキュレーが再び立ち上がる。水の渦を纏い、トライデントを掲げる。


レミア:「これが……オーシャン・トライデントの真の力よ!」 *トライデントを高く掲げる


雷鳴が轟き、激しい雨が降り注ぎ、地面が震える。


グラシア:「何!?」


水位が再び上昇。グラシアは氷の足場で浮かぶ。


レミア:「オーシャン・トライデント:アトランティス要塞!」


海のような水が液体の要塞を形成する。


グラシア:「アイシクル・ショット!」


要塞の壁がグラシアの魔法をすべて無効化し、吸収する。


グラシア:「ちっ!」


レミア:「魔法など、この要塞を貫けないわ。」 *要塞内で泳ぐ


グラシア(心の中で):「本気だったのね……要塞の魔法防御が強すぎる!」


レミア:「覚悟しなさい、魔術師……」 *高速で泳ぐ


レミアが要塞内で泳ぐ——


レミア:「形態変化:アトランティス・アーマー!」


要塞が液体装甲となり、レミアの全身を包む。魔法攻撃を完全に防ぐ。


グラシア:「形態変化!?」 *驚く


レミア:「急潮突!」 *槍を突き出す


グラシア:「アイス・ヲール!」


巨大な氷壁がレミアの突きを防ぐが、ひびが入る。グラシアが最強の呪文を準備するが——


レミア:「無駄よ! お前の氷など、荒れ狂う海に勝てない!」


グラシア:「まずい!?」


レミアのトライデントが厚い氷壁を貫通。グラシアは氷の足場で回避するが、急潮突が左腕をかすめる。外套が裂け、血が滴る。


グラシア(痛みを堪える):「くっ……!」 *腕を押さえる


レミア:「浅い!」 *振り返る


振り返った瞬間、グラシアの姿がない。


レミア:「どこ!?」 *周囲を見回す


上から血が滴るのに気づく。


レミア:「何!?」 *上を見る


グラシアが上空から急降下。魔法短剣を手に持つ。


グラシア:「オーロラ・ブレード……!!」


魔法短剣に魔力を集中させ、輝く氷の剣を形成。


上から下へ、レミアのアトランティス・アーマーを切り裂く。


レミア:「あああああっ!!」 *痛みに叫ぶ


グラシア:「貫けえええ!!」 *必死に叫ぶ


物理攻撃と魔法を組み合わせた一撃が防御を突破。凍てつく魔力の剣がレミアの体を凍らせる。


レミアの意識が薄れていく。


レミア:「ありえない……この私が……負けるなんて……」 *完全に凍る


レミアの水が消え、意識を失う。体が落下する。


グラシア:「まずい! フロスティ!!」 *召喚


フロスティ:「フィィィ……!!」 *地面に魔法を放つ


雪が積もり、ふかふかの雪のベッドがレミアを受け止める。凍った体が安全に着地。


グラシア(息を吐く):「よくやったわ、フロスティ……」


フロスティ(笑顔):「フィィ! フィィ!」 *頰にすり寄る


グラシア(驚く):「寒っ!?」


フロスティを解除し、地面に降りる。傷を凍らせて出血を止める。


グラシア(静かに):「終わりね……」


ヘルスポーションとマナポーションを飲み、ゆっくり回復。


グラシア:「オーシャン・ワルキュレー……悪くなかったわね……」 *かすかに微笑む


――

西のホール、花の温室。


アイビー、ツリーデーモンがエリセナの炎を耐え抜く。


アイビー:「寄生根!」


根が土に食い込み、周囲の植物が枯れ、生命力を吸収。緑の輝きが体を包み、傷が消える。


エリセナ:「ええ?! それズルい!?」


アイビー:「自然は強いわ、子猫ちゃん。」


エリセナ:「やるしかない! ファイア・レイン!!」


炎の雨が温室全体を焼き払う。


エリセナ:「植物さんごめんね……でもこれしかない!」


アイビー(睨み):「私の大切な子たちを焼くなんて……許さない!」 *蔦を鞭のように振るう


エリセナは鞭をかわすが、イビーの蔦鞭が止まらない。


アイビー(ニヤリ):「本気を見せてあげる! 棘鞭!!」


太く棘だらけの鞭が襲う。エリセナの腕と脚をかすめる。


エリセナ:「きゃあ!?」 *痛みに叫ぶ


アイビー(笑う):「えははは……!! もっと叫びなさい、子娘よ!」 *高速で鞭を振るう


エリセナ(歯を食いしばる):「くっ……もう十分よ! ブレイズ・ファイア・ピラー!!」


地面から灼熱の炎柱が爆発。蔦と棘鞭を焼き尽くす。


アイビー:「何!?」 *驚く


エリセナ(目を輝かせ):「これで決める! メテオ・フォール!!」


巨大な火球がイビーに直撃。だがイビーは再生する。今回は周囲に植物がなく、再生が遅い。


アイビー(咳き込み):「これが……お前の炎の真価ね。」


エリセナ(睨み):「諦めなさい、アイビー! もう勝ち目ないよ!」


アイビー(キレる):「舐めるな、子娘が!」 *強烈な自然魔力を放つ


アイビーが立ち上がる。深く根を張り、力を集中。


アイビー:「開花棘嵐!!」


鋭い花びらが数百枚、エリセナに向かって飛ぶ。


エリセナ(目を見開く):「頑固な植物! ブレイズ・ファイア・ヲール!!」


花びらが炎に触れ、蒸発する。


アイビー:「熱すぎる!?」 *後退


エリセナ:「これで終わりよ! ファイア・ストリーム!!」


燃え盛る炎の流れが回廊を埋め尽くす。回避の余地なし。


アイビー:「きゃああああっ!!!」 *痛みに叫ぶ


アイビーが叫びながら意識を失う。焦げた蔦が崩れ落ちる。


エリセナ(パニック):「や、やばい!? やりすぎた!? アイビ死んじゃったかな!?」


アイビーに駆け寄り、脈を確認。


エリセナ:「よかった……生きてる……」 *安堵の笑み


ヘルスポーションを取り出し、気絶したアイビーの横に置く。


エリセナ(心の中で):「人間と悪魔……本当に戦わなきゃいけないのかな……」


――


北のホールアリーナ、玉座の玄関。


ネクロムが漆黒のポータルを召喚する。


ポータルから下級悪魔たちが次々と湧き出てくる。


アストン(目を見開く):「このポータル!? 学校への侵攻もお前がやったのか!?」


ネクロム:「その通り! さあ、我が手駒ども! コイツを仕留めろ!!」


アストン:「うわっ! 来たぞ!」


下級悪魔の群れが僕に殺到する。僕は避け、受け流し、反撃し、斬り続ける。


学校での悪魔侵攻以来、僕の力と技が確実に上がっているのを実感する。


アストン:「これが全部か、ネクロム?」 *下級悪魔を次々と軽く倒す


ネクロム:「へっ! 生意気なガキめ!!」 *掌に魔法を溜める


ネクロムが魔法を放とうとした瞬間、下級悪魔の一体がネクロムに向かって吹き飛ぶ。


ネクロム:「がっ!?」 *驚く


その悪魔の体を盾に、僕は姿を現し、剣を振るう。


アストン:「フラシュ・スラシュ!」


不意打ちの一撃がネクロムの胸を斬る。


ネクロム:「ぎゃああああ!!!」 *痛みに叫ぶ


アストン:「ソニック・スタブ!」


僕はネクロムの右手を壁に突き刺し、動きを封じる。


ネクロム:「ぐるるっ!! この野郎!!」 *左手で魔法を放とうとする


アストン:「させるかよ……」 *左手を蹴り上げる


ネクロムの魔法が暴発し、左手が折れる。


ネクロム:「役立たずの手駒どもめ!! とにかく殺せ!!!」


残りの下級悪魔が僕を取り囲む。僕は壁から剣を引き抜き、おじさんが教えてくれた剣技を繰り出す。


アストン:「ジエラス流・狼牙乱舞……」


ザアアアアッシュッ!


残った下級悪魔を一瞬で切り刻む。


ネクロム:「な……!?」


アストン(驚き):「うわっ……! 本当にできた! おじさんとの修行を止めてたのに!?」


僕が自分の成長に驚いている隙に、ネクロムがこっそり逃げようとする。


ネクロム(心の中で):「あいつはもう弱いガキじゃない……怪物だ! 逃げなければ!!」 *命からがら逃走


アストン:「おい、ネクロム! どこへ行くんだ?」


ネクロム(息を切らして):「ひぃ!?」


僕は剣を構え、拳を握りながらゆっくり近づく。


ネクロム:「許してくれ! 吾輩は主の命令に従っただけだ!」 *跪く


アストン:「ネクロム……自分がどれだけ惨めか、ちゃんと見ろよ?」


ネクロム:「命だけは……!」 *土下座


ネクロムの身勝手さにうんざりし、僕は襟首を掴み上げ、睨みつける。


アストン:「ネクロム……お前のせいでどれだけの人が苦しんだか、わかってるか?」


ネクロム:「殺さないでくれ!!」 *パニック


アストン:「お前は僕の呪いの力を抜き取るためだけに、僕を殺しかけた……」


ネクロム:「違う!! 許してくれ!!」 *喚く


アストン:「グラシアは、お前の学校侵攻のせいで死にかけた……」


ネクロム:「がああ!! やめてくれ!!」 *僕の腕を殴る


アストン:「そしてヴァルヨネッセ……彼女はすべてお前のせいで、あんな苦しみを味わったんだ!」


ネクロム:「吾輩のせいじゃない!! 放せ!!」 *暴れる


アストン:「咆える虎拳!」


拳がネクロムの頬に炸裂。白虎のシルエットが激しく輝く。


ネクロムの体が吹き飛び、壁に激突。歯が折れ、顎が外れ、意識を失って倒れる。


僕は最後の打撃に全ての苛立ちを込め、息を吐く。


アストン:「それは、お前が傷つけたみんなの分だ。」 *拳を握りしめる


剣を鞘に収め、アリーナを後にする。


勝利を収めたスレイヤーズが再び集結する。


――


第27章 戦いの後 終

ようやく決戦は決着だ! 読んでくれてありがとうございます! 気に入ったならぜひブークマークしてください! それは本当に助かります!

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