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1/3時間  作者: 藤崎ユキオ
26/28

四前衛

決戦はついに始まった!スレイヤーズ対四精鋭部隊!さー、どっちが勝つかどっちが負けるか?どうぞ楽しんでお読みください!

挿絵(By みてみん)

東のホールは要塞訓練場に変わっていた。


ゴロンの足音が地面を震わせる。巨大な棘付きメイスを引きずり、鉄の装甲が歩くたびにガチャガチャ鳴る。巨漢が戦場を圧倒する。


ゴロン:「ぐるる……小さい獲物。潰す。」


僕はゆっくり息を吐き、心を落ち着ける。


モルア(冷静に):「殺すために戦わない……守るために戦う。」


雷のような速さで突進。刃投を放つが、ゴロンの厚い装甲に弾かれる。


モルア:「硬すぎる……いつもの戦法じゃ通じない。」


ゴロンが突進し、メイスを横薙ぎに振るう。モルアは迅足でかわすが、衝撃波に吹き飛ばされる。


モルア(息を吐き):「よし……適応する。弱点を見つけなきゃ。」


彼女が煙幕を発動し、煙に紛れる。ゴロンが唸りながら無差別にメイスを振るう。


煙の中から彼女が目潰し刃投を放ち、ゴロンのヘルメットの隙間に命中。ゴロンが咆哮。


ゴロン(咆哮):「ぐあああ……!! ゴロンの目……見えない……!」 *メイスを振り回す


僕はその隙を突き、容赦なく攻撃。


モルア:「百万斬!」 *両手に刃を構える


彼女はゴロンの周りを舞い、装甲の継ぎ目を切り、急所を突く。


ゴロン(うめき):「やめろ……!! 痛いよ……!!」


ゴロンがメイスを振り下ろす。


モルア:「守護亀の盾!」 *腕を交差


亀の甲羅のシルエットが彼女を守るが、衝撃で後ろに滑る。


唇から血を拭い、立ち上がる。


モルア(微笑み):「いいパワーだ、でも終わりにしよう……」


壁を蹴り、跳躍。踵にエネルギーが集まる。


モルア:「天空斬鳳凰蹴!!」


蹴りがゴロンの胸に炸裂。深紅の鳳凰シルエットが輝き、装甲を砕く。ゴロンが片膝をつく。


ゴロン:「うぐっ!」 *よろめく


モルア(決め技):「とどめだ! 咆える虎拳!!」


白虎のシルエットが輝き、渾身のパンチがコアプレートを砕く。ゴロンが崩れ落ちる。


ゴロン:「ぐあああ……!」 *倒れる


モルア(息を切らして):「強かったぞ、ゴロン……でも、私の決意の方が強い。」 *拳を握る


――


場面は南のバルコニー、滝の庭園アリーナ。レミアが水の渦を纏い、トライデントを回す。


レミア:「どれだけ氷が持つか、海に試してみましょう。」


グラシア:「やってみなさい……アイシクル・バレージ!」 *素早く氷柱を連続に放つ


レミアが槍を振るう。


レミア:「オーシャン・トライデント:渦刃。」 *槍を高速回転


渦巻く槍がグラシアの氷柱を切り裂く。


グラシア:「ちっ! アイス・ピラー!」


グラシアはアイスピラーに退避し、近接戦を避ける。だが水位が上がり、氷が急速に溶ける。


レミアが水流に乗って優雅に接近。美しい舞のように距離を詰める。


グラシア:「速い……水の制御が優れている。ただ、水が動いている瞬間だけで。」


レミアが突進。グラシアが呪文を放つ。


グラシア:「フリーズ・エアー!」 *冷気を水流へ送る


水流が鈍り、レミアの動きが一瞬止まる。


レミア:「やるわね……オーシャン・トライデント:潮崩!」 *槍を構える


床が震え、巨大な津波がグラシアを襲う。グラシアが即座に呪文を放つ。


グラシア:「アイス・ヲール!」 *杖を振る


厚い氷壁が立ち、津波を防ぐ。だがひびが入り、持ちこたえられない。


グラシア(詠唱):「アイス・ストーム!」


空気が急激に冷え、猛吹雪が吹き荒れる。レミアの水が凍り始め、人魚の尾が霜の水たまりに捕まる。


レミア:「しまった!?」 *尾が動かない


グラシア:「これで……アブソルート・ゼロ。」 *杖を地面に叩きつける


純粋な極寒がレミアの動きを完全に封じる。グラシアが杖を掲げる。


グラシア(静かに):「冬の中で眠りなさい。」 *杖を回す


――


場面は西のホール、花の温室。エリセナが走り回り、隙を探して火を放つ。アイビーは優雅に蔦で全てを防ぐ。


イビー:「火を持ってるわね、子猫ちゃん。どれだけ燃やし続けられるか見てあげるわ。」 *腕を組む


エリセナ:「そのつもりよ、ファイア・ボール!」


アイビーは厚い蔦の盾で防ぐ。


アイビー:「蔦罠。」 *指を鳴らす


蔦がエリセナの足首に絡みつく。


エリセナ(パニック):「うわあ!? ファイア・ヲーる!」 *手を交差


炎が爆発し、蔦を焼き払い、アイビーを後退させる。だがアイビーは微笑む。


アイビー:「熱帯再生。」 *腕を上げる


緑の光が体を包み、火傷が消える。


エリセナ:「え!? 回復魔法!?」


エリセナは茂みの壁に隠れ、スタミナを回復しようとする。


エリセナ(心の中で):「まずい……回復が早すぎる。持久戦じゃ勝てない……圧倒するしかない。」


アイビー(微笑み):「出ておいで、小猫ちゃん……胞子雨!」 *腕を振る


寄生胞子の雨が降る。エリセナはかわし、空気を燃やす。


エリセナ:「ファイア・レイン!」


炎が胞子を焼き尽くすが、アイビーは倒れない。


アイビー(ニヤリ):「フフ…あなた、マナが尽きかけてるわね! 蔦牢!」


蔦が絡みつくが、エリセナは跳び、掌から強力な魔法を放つ準備。


エリセナ(睨み):「そうね。だから一気に決める……ファイア・ピラー!!」


灼熱の炎柱がイビーの下から爆発。


アイビー(叫び):「あああっ!!!」


蔦が萎れ、回復が追いつかない。


エリセナ(息を切らして):「今日の園芸はこれでおしまい……」


マナ不足でよろめくが、すぐにマナ薬を飲み、回復。


エリセナ:「うげっ……苦い!」 *舌を出す


――


北のホール、玉座の控えの間。僕は剣を構え、ネクロムは僕の自信を見てニヤリ。


ネクロム:「強くなったな、坊主……まだ死が怖いかい?」


アストン:「死ぬのは怖くない。他の人が目の前に死ぬのが怖いだけだ。」


ネクロムが指を鳴らす。闇鎖が床から飛び出し、僕の足を絡める。胸に赤い呪印が輝く。


ネクロム:「お前の力が消えるところを見せてやる。」


反魔外套が呪印を無効化。僕は虚無剣を振り上げ、闇鎖を簡単に断つ。


アストン:「さすがリシ先生の発明!」 *拳を握る


ネクロム:「何!? その装備……厄介だな!」 *別の闇魔法を放つ


僕は冷静に近づく。ネクロムが魔法を溜める。


ネクロム:「生意気なガキ! くらえ——ブラック・スパイラル!」


渦巻く闇魔法が僕を襲う。僕は剣で受け止める。


アストン:「マジック・パリー!」 *渦を弾く


ネクロムの呪渦が消える。僕は迅足で距離を詰め、攻撃。


アストン:「クロス・スラシュ!」


ネクロムの幻影が霧に変わり、本体は別の場所に。


アストン(目を見開く):「幻!? 本体が?!」


ネクロム(背後から):「シャドウ・プリズン!」


影が僕を包み、漆黒の闇に閉じ込める。


アストン:「この闇! 暗すぎて全然見えない!」


ネクロム:「ハハハ!! 今度こそ命を終わらせるぞ、坊主!」


ネクロムが掌から強力な闇魔法を放つ。すべてを飲み込む虚空の次元が僕を引き込む。


ネクロム:「ブラック・ホール!!」


黒き穴が僕を吸い込む。僕は剣を地面に突き刺して耐えるが、引き込みが強くなる。


ネクロム:「死ね! 死ね! 死ね!! ヒャハハハハ!!」


アストン(心の中で):「よし、師匠が教えてくれた、あの秘伝に賭ける!」


僕は剣を支えに立ち上がり、左手を剣に、右手を拳に力を込める。


息を吐いて心を落ち着かせ、剣の握りを緩め、黒き穴の力に身を任せる。


闇が影縛ごと僕を吸い込む瞬間、僕は身を低くし、体を捻り、勢いを利用してアッパーを放つ。


アストン:「飛龍拳!!」


昇る龍のシルエットが輝き、拳がネクロムの顎に命中。黒き穴の引き込みが僕の速度を加速させ、ネクロムは防げない。


ネクロム(うめき):「ぐああ!?」 *吹き飛ぶ


僕はすぐに剣を回収。ネクロムが安全に着地するが、僕は追撃。


アストン:「ダーブル・ブローウ!」


二連撃がネクロムの肩を貫く。闇の魔術師が後退し、呆然。


ネクロム:「ぎゃああ!!」 *痛みに叫ぶ


アストン:「今度は逃がさない。」


――


突然、四人の精鋭が再び立ち上がる。痛み、苛立ち、怒り、復讐心で闘志が燃え上がる。


ゴロン(唸り):「ぐるる……いたいのは…もういやだ!!」 *痛みを堪える


モルア(くすくす):「ホー……面白いじゃない。」 *掌を叩く


レミア(冷静に):「油断したわ……」 *氷を砕く


グラシア(淡々):「あ〜……また続くの?」


アイビー(完全にキレる):「この小娘が! 拷問してやる!!」


エリセナ(パニック):「え!? まだ戦うの!?」


ネクロム(狂笑):「へは……ヘハハハハハ!!」 *強烈な魔力爆発


アストン(歯を食いしばる):「ネクロム!?」 *剣を強く握る


四つの戦いが再開する。勝つのはどちらか?


――


第26章 四前衛 終

読んでくれてありがとうございます!気に入ったならぜひブークマークしてください!それは凄く助かります!

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