城内の影
スレイヤーズの浸潤作戦は開始した!どうぞ楽しんでお読みください!
西回廊。僕とグラシアは薄暗い通路を素早く進む。
壁の陰で止まり、警備封印の一つを発見。
グラシア:「警備封印が前方にあるわ。」
アストン(低い声):「よし! 壊そう!」 *前に出ようとする
グラシア:「待ちなさい、バカ!」 *後ろからフードを引っ張る
僕を引き戻して隠れると、封印の保管庫を二人の悪魔衛兵が厳重に守っているのが見えた。
アストン:「うわ……気づかなかった……」
グラシア:「王女を救いたい気持ちはわかるけど、頭まで失う気?」
アストン:「ごめん……グラシア。」
グラシア:「まず気を引く必要があるわ。」
アストン:「わかった……僕が囮になる!」
グラシア:「ダメよ、バカ!」 *使い魔を召喚
氷の精霊フロスティが嬉しそうに浮かぶ。
フロスティ:「フィ……フィ……!」 *興奮して浮遊
グラシア:「フロスティ……あの衛兵たちの注意を引いて。上にあるシャンデリアが見える?」 *上を指す
フロスティがグラシアの指す方向を見る。
グラシア:「魔法で鎖を切って。アイス・シャードで。」
フロスティは頷き、こっそりシャンデリアへ浮かぶ。
衛兵の一人が欠伸をしながら警備封印の前に立っている……
フロスティ:「フィ!」 *アイス・シャードを放つ
強力に凝縮された氷柱が鎖を一撃で切断。シャンデリアが落下し——
ガシャァァン!!!
衛兵1:「何だ!?」 *驚く
衛兵2:「シャンデリアが!?」 *目を見開く
大きな音に衛兵たちが驚く。フロスティはすぐにグラシアの元へ戻る。
グラシア(かすかに微笑む):「よくやったわ……フロスティ。」 *解除
フロスティ:「フィ……!」 *笑顔で消える
アストン:「囮に乗った!」
衛兵二人が壊れたシャンデリアに近づき、困惑しながら原因を調べる。
グラシア:「今よ!」
アストン:「行くぞ!」
僕たちは混乱した衛兵の背後に忍び寄る。グラシアは封印に向かい、僕は二人の後頭部を殴る。衛兵たちは気絶。
グラシア:「封印解除:アイス・ブルーム。」
警備封印が氷とともに静かに消滅。緊急警報は鳴らない。
アストン:「一つ目クリア。あと何個?」
グラシア:「最低でもあと三つ。分かれる? それとも一緒?」
アストン:「一緒の方が速いよ。」 *ニヤリ
一方、東回廊ではエリセナとモルアが影を縫って進む。
エリセナ:「この場所、めっちゃ怖いよね……」
モルア:「任務に集中しろ。警備封印はどこかにあるはずだ。」
通路を進むと、小さく不気味な部屋にたどり着く。
中に金属の台座に浮かぶ光るオーブ。
モルア:「あれ?」
エリセナ:「魔力の波を感じる……間違いない!」 *前に進もうとする
モルア:「待って、エリ。」 *腕を掴む
モルアが床のタイルにジェムストーンを投げる。タイルが開き、落とし穴になる。
エリセナ:「ひゃあ!?」 *完全に驚く
モルア:「罠だ。衛兵がいない理由がそうゆう理由化。」
エリセナ:「どうしよう!? 近づかないと解除できないよ!」
モルア:「落ち着け、大丈夫だ。」 *刃を台座に投げる
赤い紋様が脈動し、すぐに消える。罠の機構が完全に無効化。
エリセナ:「わあ!すごい!」 *感心
モルア:「さあ、解除して、エリ。」
エリセナ:「うん!」 *警備封印に近づく
エリセナは両手を前に掲げる。
エリセナ:「え〜と、封印解除:フレイム・ウィーブ!」
魔法の紋様が燃え尽き、無害に消滅。緊急警報は鳴らない。
モルア(ニヤリ):「よし!よくやったぞ、火猫さん。」 *頭を撫でる
エリセナ(満面の笑み):「うん!」 *頷く
残りの二つの警備封印を解除し、僕たちは本通路の巨大な門前で再集合。門には古の悪魔戦争の彫刻が施されている。
アストン:「警備封印すべて無効化。道は開けた。」
グラシア:「これでレジスタンスが壁を突破できるわ。」
エリセナ:「カザクさんと合流して、みんなを入れよう!」
突然、巨大な門が勝手に軋みながら開く。
モルア:「私たちの仕業じゃないぞ。」 *目を細める
ホールの中に四つの影が現れる。それぞれが強大な魔力を放っている。
冷たい空気が広がり、敵が姿を現す。
フードの悪魔:「ふふふ……我が主の屋敷にネズミが侵入したようだな。」
アストン:「あいつは——!?」 *目を見開く
フードを外すと、見覚えのある顔。
エリセナ:「アストンを襲ったフードの悪魔!?」
ネクロム:「その通り。借りを返す時が来た。」
さらに三人の精鋭が前に出る。
蔦のような緑髪の美しいの悪魔、アイビー。
銀髪の綺麗な戦士人魚、深青の鎧にオーシャン・トライデントを構えるレミア。
全身重装甲の巨漢、巨大な棘付きメイスを持つゴロン。
アイビー:「ふむ……面白いわね……」
レミア:「スレイヤーズか。」
ゴロン:「ころす……」
グラシア(冷たく):「サーカス一座が揃ったわね。」
ネクロム:「自己紹介をさせてもらおう! 吾輩はネクロム! トロイジール様の右腕だ! そして我々はトロイジール様の精鋭部隊!」
アイビー(優雅に腕を組む):「初めまして、悪名高いスレイヤーズ……私はアイビー、ツリーデーモンよ。」
レミア(穏やかに槍を掲げる):「私はレミア、海のヴァルキュレー……正々堂々と戦いましょう。」
ゴロン:「ゴロンは……ゴロン……侵入者……壊す……」 *巨大なメイスを引きずる
イビー(苛立つ):「もう~ ゴロンちゃん! ちゃんと自己紹介しなさい!」
ゴロン:「あ……ごめん……ゴロンは……巨人悪魔です……」
レミア(優しく微笑む):「いい子ね、ゴロン……」 *ゴロンの腕を撫でる
ゴロン:「へへ……」 *温かく笑う
三人の精鋭の突然な雰囲気が変わるし、僕たちは呆然とする。
アストン(苦笑):「なんとも個性的な三人組だな……」
グラシア(淡々):「変人トリオって感じね。」
エリセナ(くすくす):「仲良さそう。」
突然、ネクロムが咆哮し、強力な魔力を放つ。現実に戻される。彼は他の三人を睨むが、三人はびっくりして冷静に戻る。
ネクロム:「侵入者は全員排除する!」 *不気味に微笑む
アストン:「自己紹介ありがとう……さあ、僕たちがお前たちを倒す番だ。」
ネクロムが魔法ルーンを起動。グランドホールが四つに分割され、それぞれが独自の戦場に変化。僕たちを分断する。
アストン(驚愕):「これは——!?」
エリセナ:「アストン!?」 *手を伸ばす
エリセナが手を伸ばすが、見えない壁に阻まれる。
アストン:「エリ!」
エリセナ:「アストン!」 *壁を叩く
グラシア:「魔法障壁!? 一対一の戦いを強いる気ね!」
モルア:「一対一か!? おもしれ!」 *掌を叩く
四人の精鋭がそれぞれの戦場へ。
ゴロンが東のアリーナ「要塞訓練場」へ。モルアと対峙。
アイビーが西のアリーナ「花の温室」へ。エリセナと対峙。
レミアが南のアリーナ「滝の庭園」へ。グラシアと対峙。
ネクロムが北のアリーナ「玉座前室」へ。僕と対峙。
グラシア(前に進む):「レミア。あなたは私の相手よ。」
レミア(槍を回す):「その自信、洗い流してあげるわ。」
エリセナ(緊張):「ア、アイビー……私の炎、受け止められるの?」
アイビー(穏やかに微笑む):「可愛い子ね……その綺麗な顔を傷つけないようにしてあげる。」
モルア(笑う):「ゴロンか? なんて大きな子だ!」
ゴロン(唸る):「小さい敵……潰す!」
アストン(剣を構える):「ネクロム! リベンジの時間だ!」
ネクロム(ニヤリ):「ああ! 今度こそお前の命を終わらせる!」
運命の敵と対峙し、僕たちは歯を食いしばり、決戦の準備を整える。
――
第25章 城内の影 終
スレイヤーズの物語はいよいよクライマックスだ!気に入ったならぜひブークマークしてください!




