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1/3時間  作者: 藤崎ユキオ
24/29

僕たちの決意

スレイヤーズの冒険はどんどんつづける!どうぞ楽しんでお読みください!

挿絵(By みてみん)


翌日、僕たちは司令官室に集まる。


カザクが大きな青写真を戦術テーブルに広げる。ヴァイオレット城の内部構造が詳細に描かれている。


カザク:「これがヴァイオレット城の設計図。今はトロイジールの要塞だ。」


アストン:「うわ……こんな重要な情報を持ってるなんて!?」 *驚く


カザク:「ああ。私はかつてシェルツォ卿——ヴァルヨネッセ王女の父上の近衛だった。」


グラシア:「興味深いわね……これは大きなゲームチェンジャーだわ。」 *かすかに微笑む


カザク:「警備システム、隠し通路、既知の出口……すべて記憶して、この設計図にまとめた。」


アストン:「さすが真のヴァイオレット王国の忠臣だね。」


グルフ:「小さな精鋭チームで潜入し、警備を破壊して、私たちの主力が突入できる道を開く必要がある。」


僕は女子たちと目を見合わせ、この任務を引き受けることにする。


アストン:「僕たちスレイヤーズがやります。」 *自信を持って微笑む


グルフ(ニヤリ):「いいぞ! 頼りにしてるぞ!」


グラシア:「でもどうやって町の門と城壁を突破するの? 警備は厳重よ。」


ベリンダ(微笑み):「いい質問ね。そこで商人荷車の出番よ。あなたたちは荷物に偽装して潜入するの。」


エリセナ(興奮):「映画みたい! 樽の中に隠れるやつ!」 *目を輝かせる


モルア:「あ! エルフとドラゴンのやつか! 私も見たことあるぞ!」


グラシア:「おしゃべりは後にして。」


僕たちは設計図で城の詳細を学び、記憶する。


カザク:「作戦は夜に動くする。私が城の隠し入口まで案内する。私のエリアだ。」


アストン:「ありがとうございます。」


グルフ:「決まりだ! ベル! 全員を集めて出撃準備だ!」


ベリンダ(眼鏡を直す):「了解しました。」 *準備に向かう


レジスタンスの兵たちが集まる。数十人の悪魔と獣人が命令を待つ。


グルフ(叫ぶ):「今日、俺たちは立ち上がる! 自由のために! ヴァイオレット王国の真の後継者のために!」


兵たち(咆哮):「自由のために! ヴァイオレット王国のために!」


グルフ(遠吠え):「アオオオオオオ!!」


歓声、戦吼、拍手が響く。ベリンダは耳を塞ぐほどの大音量。


準備が整い、グルフはレジスタンス部隊を出撃させる。何百もの悪魔と獣人戦士が荒野を首都へ進軍する。


グルフ:「首都で会おうぞ!」 *ニヤリ


アストン:「はい、グルフ司令官! ご武運を!」


商人荷車が到着。一つずつ、僕たちは大きな木樽に入り、荷物に紛れる。


アストン(中に入りながら):「思ったより狭いな……」


蓋を閉める前に、ベリンダが駆け寄る。


ベリンダ:「待って。」


アストン:「ベリンダさん?」 *顔を出す


ベリンダ(跪いて):「お守りよ。」 *チュッ

頰にキスされる。


アストン(赤面):「な、なんで——!?」


ベリンダ(誘うように):「フフ、無事に帰ってきたら、もっと熱いご褒美をあげるわよ♡。」 *唇を舐める


アストン(慌てて):「今すぐ蓋閉めます!」 *パニック


蓋をバタンと閉める。ベリンダは少し頬を膨らませ、くすくす笑う。


彼女が去ろうとした瞬間、僕は蓋を少し開ける。


アストン:「ありがとう、ベリンダさん……本当に。」 *赤面


ベリンダ:「さあ行きなさい、勇者ちゃん。」 *温かく微笑む


荷車が夜の闇へ進む。ベリンダは僕たちの荷車が遠ざかるのを見送り、胸に手を当てる。


ベリンダ(囁き):「ヴァルヨネッセ……あなたの騎士たちが来るわよ。」


狭い木樽の中で、荷車がでこぼこ道を進むたびに揺れる。僕は姿勢を直してため息。


アストン(つぶやき):「やっぱり狭いな……」


エリセナ(別の樽から):「でも映画みたいでしょ! 隠れてるのってワクワクする!」


グラシア(淡々):「背中が固まるまで言ってなさい。」


モルア:「文句言うな。森の沼で寝るよりマシだ。」


荷車が首都の門で減速。


モルア:「しっ……静かに。」


商人(外で緊張):「止まれ! 王室検査だ!」


重装甲と炎の槍を持った衛兵が荷車に近づく。一人が僕の樽をガントレットで叩く。


衛兵1:「中身は何だ?」


商人(頭を下げ):「た、ただの交易品です! 燻製肉、塩漬け魚、珍しい香辛料の樽です!」


衛兵がうなる。別の衛兵が僕の隣な樽を開け、中身を確認。


衛兵2:「塩漬け魚か……うまそうだな……」 *いくつか盗む


自分たちで食料を盗んだ後、衛兵たちは検査を終える。


衛兵:「通れ。進め。」


商人:「は、はい!」 *深く頭を下げる


荷車が急いで進む。樽の中、僕たちは一斉に息を吐く。


エリセナ(囁き):「危なかった……」


グラシア:「しっ。まだ終わってないわ。」


街の奥深くに入ると、荷車は廃墟の建物の裏の細い路地で止まる。フードを被った者たちが樽を下ろし、慎重に開ける。


フードの悪魔:「スレイヤーズだな。」


僕たちは一つずつ樽から出る。


アストン:「途中で僕たちをひっくり返さなくてよかった。」 *腕を伸ばす


エリセナ:「はぁ! やっと! 新鮮な空気! 気絶しそうだった……」 *大げさに起き上がる


グラシア:「だから息を溜めなさいって言ったでしょ。」 *落ち着いて出る


モルア:「とう!スレイヤーズ、到着!」 *跳び降りて英雄ポーズ


その中に、真のヴァイオレット後継者の忠臣で、レジスタンス最大の支援者、カザクの親友でもある貴族悪魔レイヨンがいる。


レイヨン:「ようこそ、スレイヤーズ……ついてきなさい。カザクが待ってる。」


アストン:「レイヨン卿ですね。ありがとう……案内をお願いします。」


隠しハッチをくぐり、地下の暗いトンネルへ。青い水晶の松明が灯る。空気は冷たく、足音が響く。


大通り下を進むと、上から兵士の行進音が聞こえる。


グラシア:「街中、兵士だらけね。バレたら逃げ場がないわ。」


エリセナ(緊張):「ベリンダさんの情報が正しければいいけど……」


モルア:「今は信じるしかないんだ。それとこのトンネル。」


アストン(集中):「大丈夫。絶対にやる。」


道はさらに下り、最後に鋼鉄の扉が現れる。


レイヨン(コードでノック):「短三、長二」


扉が開く。僕たちは街中に隠されたレジスタンスの隠れ家へ踏み込む。


部屋は薄暗く、石壁が粗いが居心地がいい。ランタンが木箱をテーブル代わりに照らす。


隅で、ニルが車椅子の母アイシャの横に座っている。


アストン:「ニル、無事に着いたんだね。」 *微笑む


ニル(満面の笑み):「黒犬さん! うん! みんなのおかげ! お母さんも良くなってきたよ。薬が効いてる!」


アストン(少し跪いて):「ニルが勇敢だったからだよ。君は思ってるより強い。」


アイシャ(優しく微笑む):「命を救ってくれて……娘を守ってくれても……本当にありがとう。」


アストン:「いいえ、当然のことしただけです。」


カザク(妻の横で跪く):「どれだけ感謝してもしきれない。二人を救ってくれて……私に戦う理由をくれた。」


モルア(静かに):「大切な人を守るためなら……歩き続けられるんだね。」


グラシア(ちらりと見て):「……うん。」 *かすかに微笑む


斥候が駆け込み、カザクに報告。斥候を下がらせ、カザクが僕たちを振り返る。


カザク:「さあ、時間だ。」


ニル:「黒犬さん! みんな! 気をつけて!」 *手を振る


僕たちは手を振り返し、カザクが地下室の隠し通路へ案内する。細い通路が下り坂。


カザク:「この道は数人しか知らない。城の外壁の下へ直結してる。」


エリセナ:「本当に潜入するんだ! 魔王の城に!」 *興奮の笑み


グラシア:「樽で気絶しそうだった子が言う?」 *からかうようにニヤリ


エリセナ:「あ、あれは雰囲気を盛り上げるための演技だから!」 *恥ずかしそうに目を逸らす


グラシア:「はいはい……言い訳ね。」 *遊び心でからかう


エリセナ:「グラシア……!」 *怒って頬を膨らませる


モルア:「お騒ぎしないぞ、二人とも。」


アストン:「師匠の言う通り。任務に集中しよう。」


通路は垂直の縦穴になり、梯子が闇へ伸びる。


カザク:「ここから先はあなたたちだけで包む。私は主力と合流する。」


アストン:「ありがとう、カザクさん。全部で。」


カザク:「王女を救ってくれ。どうかご武運を。」 *敬礼


一人ずつ梯子を登る。グラシアが先頭、僕、エリセナ、最後にモルア。


狭い通気口を這う。グラシアがカザクの設計図の魔法コピーを先導に使う。


グラシア:「設計図によると、ここよ。」


グラシアが急に止まる。僕は勢い余って顔を彼女のお尻に埋めてしまう。


アストン:「おっ!?」 *顔が押しつぶされる


グラシア:「きゃあ!?」 *思わず声が漏れる


――沈黙。


モルア:「その可愛い声……グラシアか?」


エリセナ:「グラシアさん、大丈夫?」


グラシア(囁き):「バカ! 何してるの!?」 *顔を真っ赤に


アストン(囁き):「急に止まったから! 僕のせいじゃないよ!」 *動揺


グラシア(囁き):「ちっ……変態!」 *恥ずかしそうに目を逸らす


彼女は深呼吸して気持ちを落ち着け、武器庫の通気口へ出る。


グラシア(低い声):「クリア。」


僕たちは続き、使われていない鎧の後ろに隠れる。


アストン(低い声):「影に徹して。二人ずつに分かれる。警備封印を探して破壊。レジスタンスが突入できる道を開く。」


エリセナ:「了解……でも私、誰と組むの?」


モルア:「じゃあ、私と行こう、エリ。」


エリセナ:「う、うん。」 *僕をチラ見


アストン:「じゃあ、グラシア。行こう。」 *優しく微笑む


グラシア:「変なことしないでよね!」 *赤面


アストン:「あれは事故だから……忘れて先に進もう? ね?」 *落ち着かせる


グラシア:「ちっ……バカ。」 *腕を組んで背を向ける


衛兵の巡回パターンを分析し、隙を突いて移動。


モルア:「いくぞ!」


エリセナ:「はい!」


グラシア:「本通路でまた会いましょう!」


アストン:「みんな、がんばろう!」


マントを深く被り、心を落ち着かせ、僕たちは城の回廊へ消える。剣を収め、足音を殺し、目は決意に燃える。


――


第24章 僕たちの決意 終

読んでくれてありがとうございます!気に入ったならぜひブークマークしてください!お願いします! 本当に!

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