影と希望
スレイヤーズの冒険はどんどんつづける! どうぞ楽しんお読みください!
翌朝、朝食のテーブルに座っていると、グラシアが僕を睨みつける。
グラシア:「アストン......もう一度やったら、本当に凍らせて殺すわよ。」 *不気味に微笑む
アストン:「わ、わかった......ごめんなさい...」 *冷や汗
しばらくして、パンダ獣人のウェイターが注文の朝食を運んでくる。
パンダ:「朝食セット4人分、お待たせしました!」
エリセナはパンダのふわふわな見た目に目を輝かせる。
エリセナ:「わはあ! ふわふわすぎる!」 *抱きつく
パンダはぎこちなく抱き返し、モルアは幸せそうに食べ始める。
朝食後、僕は物資の補充のために市場へ行くことにした。
エリセナは宿に残って魔法書を深く読み込むことに。
グラシアは僕と一緒に市場へ向かうが、魔法アイテムコーナーで別行動。
モルアは情報収集のため酒場へ向かう。
数時間後、宿で再集合。
僕が物資を補充し終えると、モルアが情報を共有する。
モルア:「私たち、指名手配されてるんだ。王国が懸賞金をかけたぞ。」
エリセナ:「ええ!?私たちは逃亡者になっちゃったの!?」 *パニック
グラシア:「落ち着きなさい、エリセナ。あれは権力者が反対勢力を排除するためのいつもの手よ。」
モルア:「それと......レジスタンスの隠れ基地がこの街、ポリにあるみたいだ。」
アストン:「レジスタンス......」
グラシアがそれぞれに魔力オーブを渡す。
エリセナ:「これは?」
グラシア:「声を記録・受信できる魔力オーブ。通信装置として使えるわ。」
アストン:「これ最高! ダークリールムじゃスマホが使えないから、遠距離連絡にぴったりだ。」
モルア:「で、次はどうするんだ、リーダー?」 *僕にニヤリ
アストン:「うん......師匠の情報によると、レジスタンスの隠れ基地を探して同盟を結ぶのが最優先だ。」
グラシア:「言うは易し、行うは難しね。まずどこから探すの?」
モルア:「分かれて動くんだ。顔が手配ポスターに載ってるから、フードを深く被って目立たないよう。」
エリセナ(頷く):「わかった......私、市場地区を回るね。」
アストン:「じゃあ僕は東の通りを巡回する。通信オーブで連絡取り合って。行くぞ。」
スレイヤーズは頷き合い、ポリの賑やかな通りへ散開する。
東の通りを歩きながら、僕は周囲を警戒した。
すると、ツインテールの小さな悪魔の少女が目に入る。頭上に--
死の時計。
アストン:「死の時計!? 今このタイミングで!?」
彼女を死の運命に放置できない。僕はこっそり後をつける。時計は刻々と減っていく。
アストン:「あの子の顔......どこかで見たことある気がする......」
突然、僕は少女の後ろに2人のフードを被った影が忍び寄っているのに気づく。
アストン:「なるほど......彼女も手配されてる。レジスタンスのメンバーだ。あいつらが尾行してる。」
少女は後ろの影に気づき、慌てて走り出し、細い路地へ逃げ込む。
行き止まりに追い詰められ、2人の暗殺者が迫る。
暗殺者1:「へへ......逃げ場なしだな、小娘。」 *くすくす
暗殺者2:「大人しく首を差し出せば楽にしてやるよ。」 *ニヤリ
小さな悪魔少女:「近づかないで!」 *パニック
少女は震えながら壁に背を押しつけ、死の時計があと数秒でゼロになる。
突然--バンッ! 石が暗殺者の頭に命中。
暗殺者1:「あぐっ!!」 *頭を押さえる
暗殺者2:「誰だ!?」 *振り返る
僕が路地に踏み出す。
アストン:「少女を2人でいじめるなんて、情けないな。」 *ニヤリ
暗殺者たちが僕を見る。
暗殺者1:「お前は!?」 *目を見開く
暗殺者2:「黒犬!? スレイヤーズの一人か!」
アストン:「正解。僕の懸賞金のほうが高いぞ。運試ししてみるかい?」
暗殺者たちは頷き合い、ナイフを投げてくる。僕は剣を抜き、ナイフを弾く。
2人が同時に襲いかかり、壁を跳び回りながら高速で攻撃。
アストン(心の中で):「狭すぎる......反撃しにくい......」 *防御に徹する
小さな悪魔少女:「黒犬さん! 後ろ!」
暗殺者1:「死ね!!」 *背後から刃を振り下ろす
背後から襲いかかる暗殺者。首を狙った一撃。
場面はフラッシュバック--モルアが秘伝を教えてくれた時。
モルア:「これが飛龍拳。リー・シン秘伝の一つよ。背後からの攻撃へのカウンターだけど、タイミングが命。」
アストン:「飛龍拳!?」 *驚く
モルア:「アストン......私を後ろから攻撃してみろ。」
アストン:「え!? 本気ですか?」 *緊張
モルア:「黙ってやれ!」 *厳しく
アストン:「は、はい!」
僕は彼女の背後から拳を繰り出す。
一瞬でモルアは身を低くしてかわし、体を捻り、遠心力を利用して強烈なアッパーを僕の顎の寸前で止める。
僕は息を飲む。モルアが拳を引く。
モルア:「見ての通り。リスクは高いけど、完璧に決まれば強力だ。」
アストン(心の中で):「あのままだったら空高く吹っ飛んでた......」
場面は路地に戻る。暗殺者の刃が僕の首に迫る。
一瞬で僕は身を低くしてかわし、体を捻り、渾身のアッパーを暗殺者の顎に叩き込む。
アストン:「飛龍拳!」
輝く龍のシルエットが爆発。秘伝が完璧に決まる。
ドゴォン! 暗殺者は宙を舞い、ゴミ箱に激突して気絶。
暗殺者2:「この野郎!」 *突進
僕はヴォイド・ソードで受け、武器を弾き飛ばす。
アストン:「捨てろ。今すぐ。」
暗殺者2:「ちっ!」 *スモークボムを投げる
アストン:「何!?」
煙が爆発し、視界が塞がれる。暗殺者は煙に紛れて逃げる。
煙が晴れると、僕は小さな悪魔の少女に近づく。彼女の死の時計は消えている。
少女は膝をつく。僕はそっと跪く。
アストン:「大丈夫?」
小さな悪魔少女:「う、うん......ありがとう、黒犬さん......私はニル......」
アストン:「ニル......レジスタンスのメンバーだよね? どうしてこんな町中で姿を見せてるの?」
ニル:「お母さんの薬草を集めに出てただけ......お母さん、すごく具合が悪いんだ。」
アストン:「家まで送るよ。仲間を呼ぶから。」
僕は通信オーブを起動。
アストン:「チーム、リードを見つけた。僕の位置に集合。座標送る。」
通話を終え、僕はニルに手を差し出す。
アストン:「行こう、ニル。」
ニル:「うん!」 *頷く
ニルは僕の手を強く握り、道案内をする。
レジスタンスの隠れ家近くに着くと、エリセナ、グラシア、モルアが到着。
ニルはびっくりして僕の後ろに隠れる。
ニル:「また来た......!?」 *怯える
アストン(優しく):「大丈夫だよ、ニル......僕の仲間たち。火猫、白龍、風虎だよ。」
ニル:「う、うん......私はニル......」 *恥ずかしそうに自己紹介
エリセナ:「こんにちは、ニルちゃん!」 *手を振る
グラシア:「次からは無茶しないでよ、小さい子。」 *目を閉じる
モルア:「勇敢な子よ。お母さんのためにこんなことしてたんだ。」 *跪いて頭を撫でる
ニルはモルアに触れられて頰を赤らめ、そして僕たちを隠れ家へ案内する。
廃墟のような建物の中、悪魔の像の前で止まる。
ニル:「見てて!」 *遊び心のある笑み
ニルは像の額の第三の目を押す。目が赤く光り、後ろの壁がスライドして開く。
エリセナ:「わあ! かっこいい!」 *感動
アストン:「うちの基地より本格的だな。」 *感心
ニル:「中に入ろう!」 *誇らしげに微笑む
秘密の通路を進むと、レジスタンスの隠れ家が現れる。訓練、治療、話し声で活気に満ちている。
遠くから大柄な影が近づく。ニルは満面の笑みで駆け寄る。
ニル:「お父さん! 帰ってきたよ!」 *抱きつく
傷だらけの長身の悪魔の男が跪き、ニルを抱きしめる。彼はレジスタンス副司令官カザクだ。
カザク:「ニル! 無事だったか......」
ニル:「うん、お父さん! お母さんにこれ!」 *薬草を見せる
カザク:「ニル......誇らしいよ、娘。」
ニル:「へへ......全部、黒犬さんと仲間たちのおかげよ!」
カザク:「黒犬!?」
カザクは立ち上がり、僕たちに近づく。
アストン:「あなたがカザクさんですね?」
カザク:「そうだ。レジスタンス副司令官カザク。ようこそ、悪名高いなスレイヤーズ......」 *ニヤリ
――
第22章 影と希望 終
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