師匠と弟子
よろしくお願いします!どう顔楽しんで読みなさい
モルアが話を終え、茶碗を置く。
モルア:「これが私の話だ......あまり面白い話じゃなかったでしょう?」
僕は突然の質問に息を飲む。彼女の話に涙が溢れていたことに気づいていなかった。
アストン:「いえ......全然。すごく心に響きました。」
涙を拭うが、モルアはすでに僕の涙目を見ていた。
モルア:「ふふ......意外と泣き虫ね。」 *からかう
アストン:「な、泣いてません!」 *涙を拭う
彼女の話を聞いて、悪魔への憎しみの理由がわかった。父を失った悲しみと復讐の炎......そして強くなる決意が、僕を強く刺激した。あのマントの男に襲われた時、何もできなかった自分が悔しい。
アストン:「モルアさん。」 *真っ直ぐに目を見つめる
モルア:「え、ええ?」 *少し驚いて頰を赤らめる
アストン:「僕も強くなりたいんです。守られる側じゃなくて、守る側になりたい。だから--」
モルアの表情が真剣になり、腕を組む。
アストン:「モルアさん! ......いえ、師匠! 僕を弟子にしてください!」
モルアは目を閉じ、背を向けて顔を隠す。頰が熱くなる。実は若い男の子を弟子にするのが密かな夢だった。
モルア:「ふむ......私の訓練は厳しいんだぞ?」 *振り返って僕を見る
アストン:「全力でがんばります......いや、限界を超えてでも!」
モルアは僕の燃える瞳を見て微笑む。
少しの沈黙の後、彼女が口を開く。
モルア:「いいぞ......私があんたの師匠になる!」 *誇らしげに笑う
アストン:「師匠! ありがとうございます!」 *深く頭を下げる
モルア:「そう! 私は師匠だ! もう一度、師匠って呼んでくれ!」
アストン:「はい、師匠!」
僕の敬意に、モルアは興奮を隠せない。無意識にニヤニヤしているのが見えた。弟子ができた喜びが溢れている。
アストン:「では、弟子として、最初の訓練は何をすればいいですか、師匠?」
モルア:「最初の訓練か......」
彼女の表情が真剣になる。どんな厳しい訓練か?
モルア:「よし! アストン。最初の訓練は--」
アストン:「最初の訓練は?」
モルア:「寝る。」
アストン:「え?」
聞き間違いかと思った。
アストン:「すみません?」
モルア:「寝るんだ、アストン......良質な睡眠は代謝を上げ、エネルギーを回復させるよ。」
アストン:「わ、わかりました......」
師匠の教えを疑うわけにはいかない。モルアはベッドの横にマットを敷く。
モルア:「ここで寝ろ、アストン。」
アストン:「はい、師匠。」
ランタンを消し、彼女はベッドに上がる。
アストン:「師匠......まだ8時ですよ......こんなに早く寝るんですか?」
モルア:「そうだ。文句あるか?」
アストン:「い、いえ! ありません!」
モルア:「それじゃー、おやすみ、アストン。」
アストン:「おやすみなさい、師匠。」
マットに横になるが、夜型人間の僕には早すぎる。目を閉じても眠れない。
アストン(心の中で):「こんな早い時間に寝られない......しかも美女の隣で......」
モルアを見ると、彼女はもう静かに寝息を立てている。
アストン(心の中で):「寝顔、可愛いな......って、ダメだ! 師匠だぞ!」 *頰を叩く
落ち着くために外の空気を吸うことにする。夜の森の風が気持ちいい。
歩いていると、小屋の裏に温泉があるのを思い出す。モルアの裸体が脳裏に浮かぶ。
アストン(心の中で):「ダメだ!ダメだ! 自分の師匠だぞ! 真面目に!」 *首を振る
体を休めるために、温泉に入ることにする。
アストン:「温かい温泉でリラックスしよう......」
近くの洗い場で体を洗い、温泉に浸かる。温かさが全身に広がり、疲れが溶ける。
アストン:「あぁ......天国......」
目を閉じて疲れを癒していると、後ろから足音が近づく。振り返ると、師匠モルアがタオル一枚で立っていた。
アストン:「し、し、師匠!?」
モルアは腕を組み、ニヤリと笑う。
モルア:「私の温泉に許可なく入るなんて......悪い子ね、アストン。」
慌てて顔を背け、立ち上がろうとする。
アストン:「す、すみません! 温泉を見つけて、つい......今すぐ出ます!」
モルア:「ダメだ......ここにいろ。」
アストン:「え!? でも--」
モルア:「師匠の命令だ。」
僕は息を飲んで黙る。
モルア:「いい子だ。」
僕は股間を隠しながら温泉に留まる。モルアは隣に浸かる。
アストン:「し、師匠!?」 *顔が真っ赤
モルア:「さっき入られたから、続きを浴びに来ただけよ。」
直接見られない。彼女の輝く肌が刺激が強すぎる。
突然、モルアが近づき、体を調べ始める。
モルア:「ふむ......アストン、体つきはいいわね......どんな訓練してたの?」
アストン:「お、おじさんから剣の訓練を......」 *緊張
モルア:「なるほど......」 *腕の筋肉を触る
アストン:「師匠!?」 *驚く
モルア:「この体なら、基礎は飛ばせそうだ......」 *肩を揉む
アストン:「う、うん......」 *彼女の胸が腕に触れ、固まる
師匠の胸が無意識に触れる。僕は必死に欲望を抑えるが、温泉の熱と相まって意識が遠のく。
アストン:「師匠......胸が......」 *気絶
熱と光景に耐えきれず、意識を失う。モルアは慌てて僕を揺さぶる。
モルア:「アストン!?おい! どうした!? 起きてくれ!」 *コミカルに泣く
翌朝4時、モルアが鍋を叩いて起こす。
ガンガン! ガンガン!
モルア:「起きろ、アストン! 訓練だ!」
僕は音に飛び起きる。
アストン:「はい、師匠!」
モルア:「いいぞ! 弟子として規律は大事よ! 早寝早起きにすぐ適応したわね、素晴らしい!」
アストン:「ありがとうございます、師匠!」
モルアは背を向け、弟子ができた喜びを隠す。
小屋前の訓練場で軽くウォーミングアップした後、彼女が質問する。
モルア:「リシから聞いたけど......死の予兆が見えるんでしょ? 死の時計、だったかしら?」
アストン:「はい......誰かの死が20分後に迫るとタイマーが見えます。」
モルア:「20分か......」 *考える
アストン:「どうしたんですか、師匠?」
モルア:「この時計、制御できないの? 時間を絞ったり、短くしたり......」
アストン:「制御? 呪いみたいなものだと思ってたので......」
モルアは黙り、微笑んで頭を撫でる。
モルア:「大変だったわね......」
アストン:「うん......」 *頷く
モルア:「でも、呪いか祝福かは見方次第よ!」
アストン:「見方?」
モルア:「そうだ! 明るい面から見れば、君はずっと人を死から救ってきた......みんなに祝福を与えてきたのよ。」
僕は目を見開く。彼女の言葉は当たり前なのに、気づかなかった事実だった。
アストン:「......そうです! 善いことに使えば、呪いだって優しさになる!」
モルア:「その通りだ! それにもしこの時計を制御できたら? 時間を短くしてとか、敵の次の動きを予測したりとか、できるかもしれないぞ!」
アストン:「そうか!それはすごい! さすが師匠、天才です!」 *メモを取る
モルア:「本当? へへ......もちろんだ!」 *誇らしげ
アストン:「でも今は、死の時計の知識はこれだけです......」
モルア:「ふむ......まだマスターできないのか。」
アストン:「......はい。」 *力なくうつむく
モルアは僕の表情を見て、励ます。
モルア:「制御できないことは気にしない! さあ、訓練よ!」
アストン:「はい、師匠! 何から始めましょうか?」
モルアは一瞬固まる。教えたことがないことに気づいた。顔を失わないよう、適当に言う。
モルア:「え、えっと......まずは......私の動きを真似しろ!」
アストン:「師匠の動きを真似!? いきなり高難易度ですか!?」
モルア:「文句あるか?」
アストン:「ありません、師匠! 全力でいきます!」
僕は彼女の高レベルな動きを真似する。パンチ、キック、走り、バランスログ、懸垂......何度も失敗する。
彼女が岩を拳で砕くのを見て、目を見開く。怒らせたら終わりだと実感。
モルア:「まあ、あれは真似しなくていい......吼える虎拳、リー・シン家の秘伝よ。」
アストン:「吼える虎拳!? リー・シン家の秘伝!? かっこいい!!」
モルア:「ふふ......期待に応えられたら、教えてあげるよ......」
アストン:「本当ですか!?」 *燃える
数時間後、失敗続き。バランス訓練で何度も顔から落ちる。仰向けに倒れ、空を見上げる。
アストン:「うう......やっぱり無理か......」 *気力を失う
モルアが近づき、腰に手を当てて見下ろす。
モルア:「もう諦めるのか?」
アストン:「諦めてません、師匠! ただ、失敗が続いて......」
モルアは微笑み、昔の自分を思い出す。母との訓練で同じ言葉を言った。
アストン:「僕、向いてないのかも......」 *腕で目を覆う
モルア:「アストン......失敗も訓練の一部よ。これで諦めるなら、あんたの言う通りかもね......」
アストン:「うっ......そう言われると、諦めるのが馬鹿らしくなる......」
モルア:「ふふ......じゃあ、立て! もう一回!」 *手を差し出す
アストン:「はい、師匠!」 *手を握って立ち上がる
失敗続きでも、僕は燃える決意で訓練を続ける。
10時頃、モルアが終了を告げる。
モルア:「よし、アストン! 今日はここまで!」
アストン:「師匠......でもまだ--」
モルア:「休憩も訓練だ! 体を回復させてこそ、次に強くなるぞ!」
アストン:「わ、わかりました、師匠!」
モルア:「いい返事だ! さあ、体を洗って荷物をまとめて......家族が心配するぞ。」
アストン:「はい、師匠!」 *素早く風呂場へ
風呂を終えると、モルアが朝食を用意していた。もちろん、焼きガエル。
モルア:「出発前に食べてくれ......」
アストン:「はい......」 *すぐに食べる
一緒に食べた後、荷物をまとめ、別れを告げる。
アストン:「師匠、ありがとうございました! また来て、訓練続けます!」
モルアは僕の言葉に頰を赤らめ、咳払い。
モルア:「も、もちろん! 弟子として、鉄の意志が必要だ!」
僕たちは微笑み合う。少しの沈黙の後。
モルア:「西の道を進めば街に戻れるぞ。」
アストン:「わかりました、師匠! 行ってきます......さようなら!」
木々の間に消える僕を見送り、モルアは小屋の入り口で呟く。
モルア:「行っちゃったか......また一人か......」
――
第11章 師匠と弟子 終
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