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любимая…  作者: ЯR
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愛しい君 NEXT 0

生まれた事を後悔した事はない

例えそれが偶然でも

愛されて生まれたのなら


あたしは少し特殊な家だ

一言で言えば【極道】

ごく一般の人には

まず理解されない


距離を保たれ

後ろ指を指された

陰口は当たり前

でも、手は出してこない

【怖いから】


だから、あたしはずっと一人

でも、稀に一人だけはいた


でもそれだけ


別にそれは慣れていた

一人でいるのが

当たり前だったから


それよりあたしを悩ませたのは

出生秘話


あたしがずっと小さい時に

本当の父と母が亡くなり

弟夫婦があたしを引き取った

でも、一年で

弟夫婦に子供が出来て

あたしは放置をされ

じぃ様に引き取らた

養子として迎え入れられたが


本当は

あたしはじい様の子供だった


あたしの母は屋敷にいた家政婦で

じい様に見初められて

あたしを孕んだ

ばぁ様はそれを怒る事はせず

「大事になさい」と喜んだ

でも、母はあたしを生んで死んだ


たまたま子供のいなかった

長男夫婦に預けられて

後は…さっきの通り


これを全部知ったのが

小学二年の時


バカな頭で

【自分はよその子】と理解した


じぃ様にそれを口にしたら

それは豪快に泣いてくれて

ばぁ様にも泣き付かれた


だから、その二人だけ大好きで

後は大嫌いのまま成長をした


あぁ…でも…

例外も多数いて

その人達がいるから

あたしは存在しているらしい


後…

やっぱりじぃ様の子供だと

よく言われる


人を見る目と

モノをよく拾うのが一緒なんだって




2010/05/15 ЯR

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