委員長とデート①
ドキドキワクワクデート‼️
無事に南田先輩の依頼を解決し、部室に戻る。
事の顛末を神崎先輩、紫藤に話し、この日は解散となる。
その後、委員長と途中まで一緒に帰る。
「日路、今回も大活躍だったねー」
あっ、そういえば、呼び捨てになったんだったな。
「いや、皆んなの、仲間のおかげだよ。」
「ふふ。」
「どした?」
「ううん、なーんでもなーい‼️」
未だに委員長がわからん。
「日路?」
「何だ?」
「明日はデートだね❤️」
はぁ、本当に面倒くさいなぁ、、、
「ああ、そうだな。」
「で、明日は何処に行くんだ?」
「へへ、特別には考えてないけど、日路と一緒なら何処ででもデートだよー」
「そっか。」
「じゃあさ、図書館とかどうかな?」
「図書館?」
「ああ、せっかく文芸部に入ったから色々と本とか見たくてさ。」
「どうかな?」
「うん‼️良いよー」
「じゃあ明日のデートはそれで決まりねー❤️」
「ああ、ありがとう、美月。」
明日の行く場所も無事に決まり帰宅の途につく。
そして、次の日になり、学校へ向かう。
はぁ、、今日は委員長とデート、明日は師匠との用事、明後日は椿ちゃんとデート、そして来週は山登り、師匠との用事以外面倒くさい。
「おはよー日路❤️」
「おはよう、美月。」
「今日、楽しみだねー」
「ああ、そうだな。」
「南田先輩、今日来てれば良いな。」
「うん、そうだねー」
「日路?」
「何だ?」
「浮気は駄目だからね‼️」
はぁ、、委員長よ、浮気も何も俺たちは付き合ってないからな。
その後も委員長の話を流しながら学校へ向かう。
教室へ着き、席に座ると同時にクラスメイトが話しかけてくる。
「おはよう、蒼真君。」
「はよー、蒼真君。」
「あっ、えっと、星野さん、阿部さん、、?」
「一瞬名前忘れてたでしょ?」
「い、いや、ちゃんと覚えてるよ。」
「もう、山登りの一緒の班なんだからちゃんと覚えてね。」
「は、はい。」
はぁ、このテンションとか苦手なんだよな、、、
「で、どうしたの?何か用事でもあった?」
「うん、蒼真君って、美月と付き合ってるの?」
「えっ⁈付き合ってないよ‼️」
「えっ?そうなの?」
「うっそだー?それはないっしょ?」
「本当です‼️」
委員長はこの2人になんて言ったんだ?
「あんなにラブラブなのに?」
「いや、本当に付き合ってないからな。」
「えー、本当なの、美月?」
「うん、今はねー」
今はだと⁈
「それにね、今日は日路とデートなの❤️」
「「えっーー⁉️」」
クラス全体に聞こえたみたいで、ザワザワしはじめた。
「えっ?蒼真君と美月ちゃん、付き合ってるんだって?」
「やっぱりねー」
「くそ⁉️蒼真めー」
「アイツ、ぼっちのくせにー」
はぁ、あいつら名前わからんけど後でシメル。
6月29日は連載お休みになります。
次回79話は30日予定しています。
よろしくお願い致します。




