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市川円の気まぐれ①

それぞれの運命が動き出す。

時は再び戻る。


「ふふ、さすが、ラグナロク 三橋十希緒だね❤️」

「私をこんなにも手負にするなんて❤️」

「最後に使った暗器も良かったよ❤️」

「君に免じてアジトがバレている事は皆んなには黙っておくよ❤️」

「バイバイ、十希緒君❤️、楽しかったよ。」


      ーラグナロクサイドー


くそ、自分のせいだ、自分が近づき過ぎなかったら、油断しなかったら、こんな事にはならなかった、、、


十希緒さん、、、


「レオ⁉️」

「どうした、寅?」

「十希緒さんは?」

「私の、私のせいで、、、」

「寅、先ずは落ち着くんだ、ゆっくり話せ。」

「は、はい、」

私はレオに事の顛末を話した。

「そうか、分かった、悔やんでいても仕方ない。」

「十希緒さんの想いを無駄にするな。」

「直ぐに十隊にリークをしろ。」

「は、はい‼️」

「寅?」

「はい?」

「三橋十希緒と言う男はそんな直ぐに死ぬような弱い人じゃない。」

「だろ?」

「はい‼️」


十希緒さん、俺には、ラグナロクには貴方が必要だ、だから死なないでくれ。


ー死生サイドー


「ただいまー❤️」

「円、どうした、その傷は?」

「Bクラス位の犯罪者がたまたま近くにいたから殺ったんだけど、自分の闇の力を誤って喰らっちゃったよ笑笑」

「何だよそりゃあ?笑笑」

それでか、俺の監視用の爆弾が機能しなかったのは、、、

「円、ここの場所は割れていないな?」

「ああ、大丈夫だよ、零司❤️」


ー機動十隊サイドー


「司令部、司令部⁉️応答願います。」

「はい、こちら機動十隊司令部、どうしましたか?」

「何ものかは分かりませんが、死生の居場所の地図が送られて来ました。」

「所在が所在なので真意につきましては分かりかねますので、本部の方で確認、判断をお願いします。」

「分かりました、では転送をお願いします。」


        ー死生サイドー


「ん?円、楽しい事でもあったのか?」

ふふ、ラグナロクも動いて、十隊も動いて、そして天王も動くよね❤️

そして、この世界の均衡が崩れる、そこに神殺しの鎖が有れば、考えただけでもいきそうだ❤️

蒼真日路君、君はその運命の中心にいるんだよ❤️

だから逃げれない、この運命からね❤️

「気持ち悪いなぁ、円、お前なぁ、、」

「いや、これから楽しくなると思ってね❤️」

「円、蒼、蔵人、死生も動く。」

「俺たちは死生、生かすも殺すも俺たちが決める。」

「この間違った世界を終わらす。」

「「ああ。」」

「いよいよだね、零司❤️」




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