勧誘①
会長の目的が明かされます。
えっ?委員長は生徒会にも入ってたのか。
「あぁよろしく。」
「さて、蒼真日路、改めて話をしようか。」
やっとかよ、、、
ここまで来るのに何でこんなに面倒くさい事をするんだよ、、
「まず、俺から聞いてもいいですか?」
「ああ良いだろう、質問したまえ。」
「何故、俺に付き纏うのか?そして市川円の事を何処で知ったのかを教えてくれます?」
「そうだな、一つ一つ説明して行こうか。」
「何故お前に付き纏うかだが、特段付き纏ってはいない。」
いやいや、付き纏ってたろ、、
アホなのか?
「私たち生徒会に力を貸して欲しいんだ。」
「生徒会の?、、ですか?」
「そうだ、ここ数年学生を狙う犯罪、学生同士のいじめ等も増え続けている。
教師、教育委員会、警察、国等は役にもたたん。」
「そのせいで不登校、犯罪に走る、最悪死人がでる事件が後を絶たない。」
「だから、我々生徒会がこの学校の秩序となり罪のない学生が安心して学生生活が送れるよう取り締まっている。」
「その為には普通の人間では駄目だ。
強くなければな。
だから、美月には能力者を探して貰っている。」
「見つかり次第、私が試す。
そして私が認めれば仲間になり私たちと活動してもらう。」
「それがお前の能力を試した理由だ。」
「そうなんですね、確かに委員長は必要以上に触ってきて教えていない事も俺に答えてたな。」
「えへへ、ごめんねー」
まぁいいけど、、
「それで、俺があなた方と一緒に秩序とやらを守る為に戦うメリットは?」
「メリットか、、、
それはお前の仇でもある市川円の捜索に力を貸そう。」
「何⁈、それは俺にとっては嬉しい話だけど、どうやって見つけるんだ?」
「そ•れ•は•ね?
私の能力で探すよー」
「委員長の能力で?」
「そうだよー、私の能力は人の記憶を見れるから辿っていけば必ず蒼真君の探し人に会えるよー」
「そうなのか?」
「そうだ、美月の能力は本当に凄い、お前の神殺しの能力も美月が教えてくれた。」
「だけど安心して蒼真君。
どういう経緯でその力を手に入れたとかは調べてないから。」
「プライバシーは守るからね‼️」
いやいや、十分プライバシー除いてるだろ、、、
何でそんなにドヤ顔で言えるんだ、、、?
「こちらとしては、お前が力を貸してくれれば活動が今以上に助かる、お前は仇を見つけられて復讐を果たせる。
winwinだろ?」
「すぐにとは言わん。
1週間猶予を与えるからそれまでに決めて返事をくれ。」