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蒼真日路の父①

日路パパ登場‼️

家に着き、玄関の靴を見ると久しぶりに見かける靴がある。

そう思っていると、美羽が玄関に天使の笑顔でかけつけてくれた。

「お兄ぃ、お帰りなさい❤️」

「ただいま、美羽。」

直ぐに俺に抱きついてきた。

本当に可愛い妹だ。

だが、俺は決してシスコンでは無い。

リビングへと向かうと、父がソファーに座っていた。

父親は仕事が忙しく家を空ける日が多く一月ぶりに家に帰ってきた。

「日路、お帰り。」

「お帰りなさいなさい、日路。」

「ただいま、父さん、母さん。」

「変わりはないか?」

「うん、学校にも慣れてきたかな。」

「そうか、それは何よりだ。」

「父さんこそ、仕事大丈夫か?

身体には気をつけてくれよ。」

「ああ、私は大丈夫だ。」

「ありがとう。」

元気そうで良かった。

「お兄ぃ、私の愛を込めた料理食べてー」

「ああ、そうだね。」

「楽しみだよ。」

「ふふ、たくさん食べてね❤️」


     ▲ ▲ ▲


食事も終わり、美羽が片付けてくれている。

「美羽、ありがとう。」

「凄く美味しかった。」

「ふふ、良かったー」

「美羽、良かったわね。」

「ママのおかげだよー、ありがとう。」

「ふふ」

「お兄ぃ、後でデザートあるからね❤️」

妹よ、もう22時過ぎてるから寝なさい。

「日路、寝る準備が終わったら少し話そうか?」

「うん、分かったよ。」

何の話だろ?


シャワーを浴びて、寝る準備を終えリビングへ

「お待たせ。」

「すまないな、寝る時間なのに。」

「全然良いよ。」

「日路、最近はどうだ?何か変わった事や悩み事はないか?」

父さんは師匠と親友で情報も共有しているし、市川円の事も知っている。

「ちゃんと師匠の所で鍛錬してるよ、それと文芸部に入ったんだ。」

「晋助には聞いている、神刀にも選ばれたとな。」

「頑張ったな。」

「ありがとう、父さん。」

「それに文芸部も日路に合ってるよ。」

「そうかな?」

「ああ。」

父さんにそう言って貰えると嬉しいな。

「ここからは父親としての願望だ。」

「日路、市川円からは手を引くんだ。」

「父さん?」

「十隊に任せるんだ。」

「お前は咲良ちゃんの分まで幸せに生きなきゃ駄目だ。」

「だから、闘いの世界から手を引くんだ。」

「父さん、ありがとう。」

「けど、それは出来ない。」

「日路、、、」

「市川円は絶対に俺が倒す。」

「鎖の力じゃなくて、日天神武流の力で。」

「それに、大切な仲間がいるから、俺は大丈夫だよ。」

「日路、、、お前は、、、」

「あなた、、」

「美華?」

「日路が決めた事だから、私達は見守るだけだわ。」

「そうか、、、」

「日路、1つだけ約束してくれ。」

「絶対に無理はしない、そして死なない事。」

「それが、この事を許す条件だ。」

「はい、分かりました。」

「絶対に守ります。」

「ああ、頼むな。」

「お前と美羽は俺たちの命より大事で大切な存在だ、それを忘れないでくれ。」

「お願いね、日路。」

「ありがとう、父さん、母さん。」

俺はつくづく恵まれてる、父さん、母さん、美羽には返せないほどの恩がある。

そう思いながら自分の部屋に入る。

ふぅ、今日も疲れたからぐっすりだな。

「って⁉️」

「お兄ぃ、待ってたよー」

「美羽⁉️」

「デザートの時間だよ❤️」

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