運命の邂逅⑤
一応の決着。
「日路君?」
「日路さん?」
「蒼真、、」
「レオ、勝手に1人で行動するのはやめてと言ってるでしょ?」
「寅、刀ありがとう。」
「聞いてます?」
後一歩のところで防がれた。
それに、何だ?あの金色の刀は?
しかもこの一瞬で現れたこいつは誰だ?
「レオ、彼ですか?」
「ああ、仲間に誘ったけど断られたから殺そうと思ってだんだけど、中々強くてね笑」
「無事か?蒼真日路?」
「会長、はい、大丈夫です。」
「楓、あの刀は、まさか?」
「ああ、あの金色に輝く刀、間違いない神刀の一対、黄金の剣だ。」
「奴が所持していたとはな。」
神刀?、あれが、、、
黄金の剣、、、
「さてと、愛刀も届いたし、今度こそ殺そう。」
「駄目ですよ。」
「何で?」
「時間です、他の皆んなも怒ってますよ?」
「特に、十希緒さんが。」
「それはヤバいね。」
「はい、ヤバイです。」
「蒼真日路君、今日は俺の負けだ、また会う日も来るだろうからその時までもっと強くなれ、それまで死ぬなよ。」
「それにフォルセティの皆さんもね。」
「レオ、早く行きますよー」
「ああ、じゃあまたね、蒼真日路君。」
奴はそう言って仲間と消えた。
「勝ったな、蒼真。」
勝った気は全くしないな、、、
「いえ、皆んなのおかげで何とか退ける事が出来ました。」
「椿ちゃん、陸奥守吉行を貸してくれてありがとう。」
「本当に助かったよ。」
「いいえ、お約束お忘れずに。」
「は、はい、、、」
「ちっ‼️クソ日路‼️」
委員長よ、もはやキャラが違うよ、、、
「そう言えば、楓さん、龍馬さん、お久しぶりですね?」
「ああ、久しぶりだな、椿。」
「久しぶりだね、椿ちゃん。」
「えっ⁉️会長たちと知り合いなの?」
「はい、椿さんと龍馬さんとは姉と一緒で幼馴染なんです。」
「そうなのー⁉️」
全然知らなかった、、、、
「その話はおいおいとするとして、先ずは部室に戻る。」
「龍馬、壊れた物とかはこちらで修理をする、手続きを頼む。」
「了解だ。」
「か、会長、皆んなにも、俺のせいで危ない目に遭わせてすいませんでした。」
「何を謝っている?蒼真日路、お前は我々の大事な仲間だ。」
「迷惑でも何でもない。」
「お前がいてくれて助かった。」
「ありがとう、蒼真日路。」
会長、、嬉しいけどフルネームで呼ぶのそろそろやめてほしい、、、
「楓の言う通りだ。」
「神崎先輩。」
「そうですよ、蒼真君。」
「時透先輩。」
「お前の攻撃良かったぜ‼️」
「紫藤。」
「浮気者。」
委員長、後でゆっくり話そうか?
「零、部室まで頼む。」
「了解です。」
「では椿、次はゆっくりお茶でもしよう。」
「はい、楓さん。」
「椿ちゃん、本当にありがとう、明日、改めて師匠にお礼しに行くね。」
「はい、デートもお忘れなく。」
「はい‼️」
「チッ‼️」
舌打ちをする委員長を無視し、時透先輩の能力で部室に戻る。
時透先輩の能力ドラえもんみたいで羨ましい。




