運命の邂逅②
フォルセティ集合‼️
「時透先輩、美月を連れて逃げて下さい。」
「蒼真君?」
「日路君?」
「早く‼️」
「分かりました、会長たちを呼んできます。」
「絶対に無理しないように。」
「はい、なるべくそうします。」
「遠山さん、急ぎましょう。」
「先輩、私は行きません。」
「えっ?何を言っているんですか?」
「私は日路君とどんな事があっても一緒にいるって決めてるですー」
「会長たちをお願いしますー」
「遠山さん、、、」
「分かりました、ですが絶対に貴女は安全な場所に待機して下さい。」
「はい。」
「美月ー?、何で⁉️」
「日路君、私がカバーします。」
「駄目だ、時透先輩が言った通り、安全な場所に、」
「嫌‼️、一緒に闘う。」
何でこんなに頑固なんだ、、、
「もう良いか?」
奴のプレッシャーが上がる。
「本当に残念だよ、蒼真日路君。」
奴の右手から炎が宿る。
黒い炎???
「さあ後悔して死ね‼️」
「獄炎」
あの炎はやばい、、、
「神武流二十の手 水の羽衣」
一瞬で羽衣が蒸発する。
くっ、一瞬かよ、、、
委員長を避け、逆方向へと飛ぶ。
「獄炎蝶」
黒い炎の蝶がこっちへ飛んでくる。
出し惜しみはなしだ。
「生命の源 自然の水脈 人と水龍の共存と 試されるは互いの想い 高潔なるこのほしを 滅さん為に この者に断罪の咆哮を」
「神武流九十三の手 水龍王の咆哮」
黒い炎の蝶を巻き込み、奴に直撃する。
ー同時刻ー
「会長?」
「どうした、何かあったか?」
「ラグナロクが蒼真君を狙って現れました、今、蒼真君が対応しています。」
「何⁉️」
「それで移動させるのでゲートに向かって下さい。」
「分かった、刀はあるな?」
「はい、大丈夫です。」
「行くぞ、龍馬、蓮‼️」
「ああ。」
「了解っす。」
「日路君ー」
「美月だめだ、まだ終わってない。」
「さすがだね、円が気にいる訳だ。」
奴は黒い炎を纏ってこっちに向かって歩いてくる。
「凄い技だな。」
「俺じゃなかったら終わっていたな。」
90番台の技を喰らってその程度か、、、
市川円といい化け物クラスは手に負えないな、、
本当に面倒くさい。
「やはり惜しいな、蒼真君、もう一度考え直さないか?」
「ここで殺すのは勿体無い。」
「考え直すも俺はお前らと組む気はない、それに俺は死なない。」
「そうか、、獄炎蝶」
はっ⁉️
奴が間髪入れず委員長に向けて炎を放つ。
「美月ー‼️」
駄目だ間に合わない、、、
「ice wall(氷の壁)」
委員長の前に氷の壁が現れ、炎を防ぐ。
「会長ー⁉️」
「間に合ったな。」
「大丈夫か、美月、蒼真日路?」
「はい。」
「ありがとうございます、楓会長ー」
助かったけどこんなに早く来れるのか?
あり得ない。
「不思議そうな顔をしているな?蒼真日路。」
「はい、こんな短時間で、ここに来るなんて無理です。」
「普通ならな。」
「だから私が運びました。」
「時透先輩?」
「説明はここを切り抜けてからにしましょう。」
「そう言う事だ、先ずはこの状況を終わらせる。」
「ほう、俺の炎を防ぐか、誰だお前らは?」
「フォルセティ、お前のような悪を滅ぼす者だ。」
「フォルセティ?聞いた事がないな?」
「だが、先程の能力を見ても弱くはないな。」
「お前と話している無駄な時間はない。」
「龍馬、蓮、私のカバーを頼む。」
「蒼真日路は後方支援、美月は零と待機。」
「「「「了解‼️」」」」
「統率もとれていて良い組織だな。」
「だが、おままごと集団も今日で終わりだ。」
「全員苦しめて殺してあげよう。」




