蒼真日路の答え②
文芸部全員集合‼️
生徒会室を出た俺と委員長は文芸部へと向かう。
「皆んな喜ぶと思うよー」
「そうかな?」
「うん‼️何よりも私が嬉しいからー」
「そっか、ありがとうな、美月。」
「へへっ」
文芸部の部室に着き。
「トントン」
「はーい、どうぞー」
「「失礼します。」」
「あら、美月ちゃんに、蒼真君じゃない。」
「前回は見学させて頂きありがとうございました。」
「いえいえ、何もお構いもせずに。」
「私ももう一度蒼真君と話をしたいと思ってたんだよ。」
「ありがとうございます、部長さん。」
「それで今日はどうしたんだい?」
「はい、前回見学させて貰って、凄く雰囲気が良くて皆さんと一緒に活動したいと思って、入部させて頂きたく今日は来ました。」
「そうなのー⁉️」
副部長さんが叫んだ。
あれ、やっぱり迷惑だったかな?
「蒼真君、文芸部に入ってくれるの?」
「は、はい。」
「嬉しいー‼️」
副部長がそう言いながら俺に抱きついてきた。
「あ、あの副部長??」
「蒼真君なら大歓迎だよ‼️」
「ねっ、三嶋部長?」
「ああ、大歓迎だよ。」
「良かったです、、が、、⁈」
「副部長、そろそろ離れて貰っても良いですか?」
「あっ⁈ごめんなさい、つい嬉しくて。」
やっと離れてくれた、、、
右に殺気を感じ振り向くと委員長が見たこのない表情で俺を見ている。
俺、殺されるのかな?
「コホン、じゃあ蒼真君、前にいなかった部員もいるから改めて自己紹介しようか?」
「はい、よろしくお願いします。」
「じゃあ先ずは私から、文芸部部長の三嶋太一です、よろしく。」
「同じく文芸部副部長の上杉美琴です、よろしくね❤️」
「蒼真君と同じ1年の下川早苗です、よろしくお願いします。」
「同じく1年の浅野蘭です、よろしくね。」
「私は2年の木村アコです、よろしく蒼真君。」
「では改めて1年の蒼真日路と言います、わからない事とかたくさん有りますが色々と教えてください、
よろしくお願いします。」
パチパチパチパチ
ありがたい事に部員の皆んなに歓迎されたみたいで安心した。
「蒼真君、今日は先ず読みたい本を選ぶ所から始めてみようか?」
「はい、じっくり選んでみます。」
「他の皆んなは7月の学園祭で発表する小説を進めてください。」
「「「「はーい‼️」」」」
改めて見ると色々な本があるなぁ?
そう言えば咲良も本好きだったなぁ。
「蒼真君?」
「はい?、浅野さん?」
「どうしたの?」
「今日ね、未希ちゃんが蒼真君の事を話してて気になってたんだよね?」
「新川さんと同じクラスなの?」
「うん、だからずっと蒼真君の話を聞かされたよ笑」
「そうなんだね、、」
「へー、蒼真君モテるでしょ?」
「えっ?俺は全然モテないよ?」
「それは嘘だね、だって蒼真君カッコいいもん。」
「カッコよくないし、モテたことすらないよ。」
「じゃあ、私と付き合ってみない?」
「浅野さんと?」
「うん、どうかな?」
返事に困っていると、、、
委員長が浅野さんの耳元でささやく。
「蘭ちゃん?日路君に手を出したら◯◯◯よ?」
「あれれー、美月ちゃん聞いてたの?」
「退散退散〜、じゃまた後でね蒼真君❤️」
「おい、日路君、デレデレするな‼️」
怖っ⁉️委員長においと言われた、、、
俺、文芸部に入ったの間違えたかな、、、