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お兄ぃ覚悟して下さい①

お兄ぃ覚悟しなさい‼️

師匠に家まで送ってもらう。

車中にて。

「日路、今日はすまなかったな。」

「いえ、気にしないでください。」

「椿も大好きな姉が亡くなってぶつける場所が無かったんだと思う。」

「はい、これで少しは椿ちゃんもすっきり出来ればなって思います。」

まぁ最後は面倒くさくなって何も言わせないようにして部屋を出たけど、椿ちゃんもたくさん俺に好き勝手言ったからおあいこだよな。

「帰ったら椿にはちゃんと言っておくから勘弁してくれ。」

「いえ、本当に気にしてないので大丈夫です。」

「それよりも今日は色々と話しをして頂いて、しかも大切な刀まで託してくれてありがとうございました。」

「光月はお前を認めた、自信を持て。」

「はい‼️」

「日路、お前は1人で市川円に立ち向かおうとしているのか?」

「師匠、、俺は、、、」

「仲間を頼れ。」

「そして、俺もいるからな。」

「師匠、ありがとうございます。」

その後、少しの間師匠は考え事をしているような感じで無言で運転している。


日路、1人で何でも抱え込むなよ。

市川円は化け物だ。

それに市川とやり合うなら死生は切り離せない。

死生の奴らは1人ひとりが市川と同等の実力者と見ていい。

日路1人では絶対に無理だ。

日路、お前は死なせない。


考え事が終わったのかその後は、師匠と世間話をしながら自宅へと向かう。

「日路、明日学校なのに遅くまで悪かったな。」

「いえ、こちらこそです。」

「じゃあまたな。」

「はい、師匠お気をつけて。」

師匠を見送り、自宅のドアへと向かう。

はぁ〜美羽、玄関にいるな、、、

「お兄ぃ、鍵かけてないから早く入ってきて。」

玄関から美羽の声が聞こえた。

エスパーかな?

恐る恐るドアを開けると兎のパジャマ姿の美羽が仁王立ちしていた。

本当に俺の妹は可愛い。

何度も言うが俺は決してシスコンでは無い。

「ただいま美羽。」

「おかえりなさい、お兄ぃ‼️」

「私に言う事はそれだけ?」

「いや、本当にごめんなさい。」

「お兄ぃの為にママと一緒に美味しいご飯を作って待ってだんだよ?」

「いや、本当にごめんなさい、、、」

「美羽ちゃん?」

「ママ、、」

「その辺でいいでしょ?」

「でも、、」

「日路にも付き合いがあるんだから、許してあげなさい。」

「じゃあ、今日一緒に寝てよね?」

「えっ?一緒に⁉️」

「うん❤️」

俺は母を見て助けを求める。

それは駄目だと言ってくれ‼️

「まあ、いい落とし所ね。」

「ママが許すから今日は美羽と一緒に寝なさい。」

あぁ、、、この親にしてこの子ありだな、、、

親に頼った俺の心は壊れたぜ‼️

「さっ、お兄ぃ?ママの許可も貰ったし、早く寝る準備してね❤️」

あぁ、最愛の妹に神殺しの鎖を使う日が来るなんてな、、、

はは、、、

咲良、シンクロしてくれ?

咲良?咲良??咲良???

無視だと⁉️

やばい、何とかしないと、美羽に食べられる、、、


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