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椿の想い②

椿ちゃんの口調怖いね、、、

「お父さん、お母さん?」

「何で止めるのー‼️❓」

「椿、お前は何を考えているんだ⁉️」

「何を考えてるって?、姉さんを殺したこの男に責任をとらせて苦しんで死んでもらうのよ‼️」

パンっ‼️

渚さんが椿ちゃんの頬にビンタをする。

「痛っ⁉️」

「何するの⁉️」

「貴女は何を考えてるの?日路君は何も悪くないのよ?」

「そうだ、日路は悪くない。」

「はぁ⁉️頭おかしいんじゃない⁉️」

「この男がちゃんと守ってれば姉さんは死ななかった‼️」

「だから、、‼️」

「椿?黙れ‼️」

「うっ⁉️」

師匠の一言で椿ちゃんは口を閉じる。

「椿、ちゃんと聞きなさい。」

「日路は、あの時自分の命をかけて咲良を守った、

だが、俺の到着が遅くて咲良を死なせてしまった。」

「それに俺が到着する前に隊員が日路と一緒に闘っていたが相手との実力差で隊員が足手まといになった、それを日路は咲良を守りながら隊員も守っていた。」

「日路がいなかったら咲良だけじゃない、大勢の隊員も死なせるところだった。」

「俺も渚も日路には感謝しかない。」

椿ちゃんは頬を赤くして師匠たちを睨んでいる。

「そう、日路君はね、最後の最後まで咲良を守ってくれたのよ。」

「そして咲良も日路君を恨んでない。」

「そんな事何でお母さんに分かるの?」

「椿はそんな事も分からないの?

お姉ちゃんと日路君の何を見てきたの?」

「私は姉さんに幸せになって欲しかった、、

ずっと笑っていて欲しかった、、

けど姉さんはもういない、、、

全部この男が壊したのよー‼️」

「いい加減にしなさい、誰よりも辛いのも苦しんでいるのも日路君なのよ?」

「椿には分からないの?」

「わかんないよ、、、」

「日路君は咲良の想い、私たちの想いを全て引き受けてあの男と戦おうとしているの、自分の事は考えないで、、、」

「咲良が死んだのは日路君のせいじゃない、たくさんの命をあの絶体絶命の中救ってくれた。

責任があるとしたら親である私達よ‼️」

「椿、さっきも言ったが咲良を救えなかったのは俺たち大人の責任だ、

日路を恨むのだけは間違っている。」

「け、けど?」

「師匠、渚さん?

あと少し椿ちゃんと2人で話をさせてください。」

「日路、」

「日路君、」

「分かった、、、」

そう言って師匠と渚さんは部屋を出た。


「椿ちゃん?咲良を、大切なお姉さんを守れなくてすみませんでした。」

「日路さん⁈」

「奴との連鎖を終わらせたら必ず責任はとります、

だから、今は見逃して欲しい。」

「責任てなんですか?」

「苦しんで死ぬよ。」

「日路さん、、、」

「それで地獄へ行って永遠に償うよ。」

「じゃそう言う事で、明日学校だから帰るね。」

「ちょっと待っ、、」

「もう椿ちゃんと話す事はないよ?」

「それと、道場に行くけどここにも二度と来ないから。」

「日路さん⁉️」

「じゃさよなら椿ちゃん。」

このまま椿ちゃんと話していても平行線だし、伝えるべき事は伝えたし、それになによりも面倒くさい。

そして俺は師匠に家まで送ってもらう為下に向かう。

「日路、話は終わったか?」

「はい、終わりました。」

「ごめんなさいね、日路君。」

「渚さん、謝らないで下さい。」

「悪いのは俺ですから。」

「日路君、、、」

「じゃあ師匠家まで甘えさせて貰っても良いですか?」

「ああ、たくさん甘えてくれ、

車を回すから外で待っていてくれ。」

「はい、ありがとうございます。」

「日路君またいつでも来てね?

私達は貴方のことを大事な息子と思ってるんだから。」

「渚さん、本当にありがとうございます。」

「ご飯も美味しかったです、失礼します。」

俺は誰に恨まれようが嫌われようがどうでもいい、

俺のする事は一つだから。

だがその前に家に帰ったら俺はどうなるのかな?

美羽の顔が頭をよぎる、、、

はぁ本当に面倒くさい、、、



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