表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の能力を得たけど、毎日が面倒くさい‼️  作者: ユノ・クライス
生徒会編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/154

椿の想い①

椿ちゃんの本当の気持ち。

「どうした、椿?」

「お父さんばかりずるいです。」

「日路さんをお借りします。」

えっ?俺は物だったの?

「もう9時だから長くは駄目だぞ?」

「はい、分かっています。」

「日路さん?私の部屋に行きましょう。」

これは逃げれないな、、、

「はい、、、」

そう返事をして椿ちゃんの部屋に行く。

「さぁどうぞお入りください。」

「はい、失礼します。」

咲良の部屋には行っていたけど、何気に椿ちゃんの部屋に入るのは初めてだな。

緊張するな、、、

「ここに座ってください。」

「あっ、はい。

失礼します。」

「畏まらないでください。」

咲良の部屋と違って、凄いシンプルだな、、

咲良はぬいぐるみとか飾っていてファンシーな感じだったけど、椿ちゃんの部屋は仕事が出来る人の部屋って感じだな。

分かりやすい姉妹だ。

「日路さん?ジロジロと部屋を見ないでください。」

「変態。」

ぐふっ⁈変態って初めて言われた、、、

「ごめんね、咲良の部屋と違って落ち着いてるなぁって思って見ていただけだよ?」

「そうですか。」

「それで、話したい事って何かな?」

「先程お話しをしたように、1人の女性として私の事をどう思っていますか?」

「さっきも言ったけど妹みたいで可愛いと思ってるよ?」

「それでは駄目です‼️」

駄目なの?

「私は日路さんと結婚するんです、だから妹じゃなく1人の女性として好きになって下さい。」

「ちょっと待って?」

「そもそも何で俺と結婚したいの?」

「それは⁈」

椿ちゃんの目に涙が溜まっている。

「姉さんの為です。」

「咲良の為?」

「はい、姉さんは日路さんの事を愛していました、

生きていたら結婚してましたよね?」

「椿ちゃん?」

「はい。」

「それは分からないよ、まだ俺たちは子供だよ?」

「咲良が生きていたとしてもどっちかが心変わりして他の人を好きになるかも知れないし、そのまま結婚までいったかも知れないし、それは分からないよ。」

「何でそんな事言うんですか‼️❓」

椿ちゃんには珍しく声を上がらえている。

「それは運命はどうなるかは分からないって事だよ。」

「咲良の事だって死ぬなんて誰も思っていなかったしね。」

「貴方が姉さんを殺したんじゃない‼️❓」

「貴方が弱いから姉さんを守れなくて、、、、」

「そうだよ、俺のせいで咲良は死んだんだ。」

「だから、椿ちゃんや渚さん、師匠には本当に申し訳ないと思ってる、、、」

俺は椿ちゃんの態度に違和感を覚えていた、この子は俺の事が好きなんじゃない、それどころか恨んでるように感じた。

「椿ちゃんはさ、俺に死んで欲しいんだよね?」

「そう、貴方と結婚してから苦しめて不幸にして自分で後悔して死んで欲しかった、、、」

「大切な姉さんを奪ったお前を許せない、、、」

それだったら結婚までしなくていいのに、、、

はぁ面倒くさいなぁ、、、

「椿ちゃん?

俺の戦いが終わったら苦しんで死ぬ事を約束するよ。」

「だから今は俺の邪魔はしないで欲しい。」

「俺は絶対に咲良の想いを遂げるし、あの化け物を倒す。」

「それまでは死なない。」

「こんな俺が言うのも何だけどさ、咲良の分まで幸せになってよ?」

「師匠も渚さんもそれを願ってるよ?」

「ふざけるなー‼️」

「お父さんもお母さんもお前を恨んでる‼️」

「そうだね、、、

けど俺は変わらない、

誰に恨まれようがどうでも良い。」

「このくだらない連鎖を終わらすまでは止まらない。」

「ふざ、ふざけるなぁー‼️」

大声で俺に向かってきた時。

「「やめなさい‼️」」

師匠と渚さんが止めてくれた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ