光月①
精神世界での話。
光月?
刀の名前?
(そうだ、お前は刀には魂は無いと思っているのか?)
(正直、刀は物で魂やましてや話せるなんて思っていなかったよ。)
(まぁそれが普通の反応だ、だがな念のこもった物には魂が宿る。)
(作り手の魂が宿ったのが私だ。)
(そうなんだ、じゃあ貴方の事は光月と呼べば良いのか?)
(ああ、構わない。)
(蒼真日路、いくつか聞きたい事がある。)
(何故自ら戦いの道へ行く?晋助の言う通り彼らに任せておけば良いではないか?)
(それ程までに市川円を自分でしとめたいのか?)
(俺は、あの時市川円と出会い、咲良を失い、神殺しの鎖を手に入れた。)
(この神殺しの鎖があるから市川円は咲良のような犠牲者を増やしていった、そして今この鎖を手に入れた時点で俺は市川円からは逃げれないし、逃げない。)
(だから、この負の連鎖は俺で終わらせる、そして必ず市川円を倒す。)
(神代の血か、、、血は争えんな。)
(神代?)
(いや気にするな。)
(蒼真日路よ、はっきり言おう、
神殺しの鎖だけでは市川円は倒せない。)
(確かに神殺しの鎖はこの世界最強の能力の1つだ、
だが市川円もその対となる最強の能力を持っている。)
(そして、神殺しの鎖を手に入れて何かをしようとしている。)
(ああ、それはあの時感じた、それに市川円も確かに言っていた。)
(確実なのはこの鎖を市川円が手に入れたらこの世界は終わる。)
(そう言う事だ、だからこそ今のお前の力では絶対に勝てない。)
(どうする?蒼真日路?)
(大丈夫、俺は強くなる。
誰よりも‼️)
(そして、市川円を倒して、咲良をこの鎖から解放する、俺の全てを賭けて‼️)
(頼むぞ光月?)
(光示郎?)
(お前の力を日路に貸してあげてくれ。)
(日路はこの先全てを救う。)
(その為には光月、お前の力が必要だ。)
誰の声だ?師匠の声でもない、、、
何で俺の名前を知っている?
(分かった、お前と晋助が認めたんだ、我が力を貸さんわけにはいかんからな。)
(日路?すまない、君の時代にまで迷惑をかける。)
えっ⁈君の時代?
(光月、日路を頼んだ。)
(分かった。)
(蒼真日路、お前の思い、覚悟を見せてもらった。)
(我が名は 神刀光月)
(日天神武流 蒼真日路と悪を祓わん為共に戦う事を誓わん。)
(ありがとう‼️改めてよろしく頼む、光月‼️)
(我との契約はこれで完了だ、現実の世界へ戻るとしよう。)
(さあ、蒼真日路よ刀を抜け‼️)




