後始末①
後始末は大事です。
「おかえりー、蔵人、葵❤️」
「蔵人、勝手な事をするな。」
「悪い、零司。」
「それで、お前を雇った奴らは捕まったんだろ?」
「ああ、捕まった。」
「お前を雇った連中は何処までお前の事を知っている?」
「偽名を使っていたから大丈夫だろ?」
「はぁ⤵︎、お前は強いが油断しすぎだ。」
「どう言う事?」
「お前なぁ、まだわからんの?」
「はっ?何だよ葵?」
「もし、警察側に記憶をみれたり操作できる能力者がいたら?」
「捕まった奴らはお前の顔や会話、接触した時も含めてたくさん見ている。」
「まさか?」
「そうだ、その情報を見られたら俺らの行動や居場所が割れる可能性がある。」
「そう言う事だ、蔵人。
俺たちは死生だ、場所が割れたら機動十隊が来る。」
「今はまだ殺る時じゃない。」
「え〜、俺は殺っても良いよー❤️」
「お前は黙ってろ、円。」
「ひどいな〜零司は❤️」
「だから葵にお前を迎えに行かせた。」
「なるほどね、
それはお手数をかけたね、葵。」
「お前のお世話はいつもの事だ。」
ー警察本部ー
「失礼します。」
「土屋隊長、お連れしました。」
「ご足労かけるね、本城さん、龍馬くん、遠山さん。」
「いえ、今日は学校も休みですので大丈夫です。」
「いや、犯人逮捕の件も含めてな。」
「いえ、私の学校の大事な生徒の生命がかかっていましたので当たり前の事をしたまでです。」
「そう言ってもらえると助かるよ。」
「土屋さん、それで今日俺たちを呼んだ件なんですが?」
「君たちを呼んだ件だが龍馬くんと本城さんが戦った能力者の件だ。」
「では私から、相手の能力は風を操る。
風自体を刃に変えたり、竜巻やハリケーンなど自然現象を創る能力者。」
「そうですね、あのまま戦闘が長引けば楓も危なかったと思います。」
「龍馬?私を誰だと思っている?
私は負けんよ。」
だが、相手は本気を出しているようには見えなかった、、、
最後、楓の技をわざと躱わさなかったように感じた。
「なるほどな、風をそのように自然現象クラスに扱える能力者は俺の知る限り1人だけだ。」
「S級犯罪組織 死生の1人 本田蔵人」