神殺し③
前回の続きになります。
全身に寒気が走る、、、
咲良の全身を凶々しい鎖が巻き付いている。
「日路?これが私の能力、神殺しの鎖よ。」
「やっと使いこなせて来て暴走もしなくなって1日1回しか使えないけどその代わり使用者の願いを必ず叶えてくれる鎖。」
「それって最強じゃね?」
「うん、最強の能力と言えるね。」
「いつからそんな能力を?」
「うん、この能力を得たのは今から半年前、丁度私の誕生日だったの。」
「えっ⁈
その日一緒にいたよね?」
「うん、日路が誕生日をお祝いしてくれて帰った後かな、、、私の精神の中に男でも女でもない声が聞こえて来てこの鎖を与えられたの。」
「けど内容が聞き取れなくて、神殺しの鎖って言う声だけ聞き取れたの。」
「その瞬間、鎖が暴走しちゃって大変だったんだ。」
「暴走したの?
大丈夫だったの?」
「うん、直ぐにお父さんが来てくれて抑えてくれたの。」
「そうなんだ、、さすが師匠だね。」
「けど、何で直ぐに言ってくれなかったの?」
「この事を話したら日路が離れていく気がして、、、
お父さんも言わないほうが良いって、、、」
「そっか、、、けど俺は何があっても咲良から離れないよ。」
「うん、ありがと。
凄く嬉しい。」
「けど、何で話してくれる気になったの?」
「それはね、使いこなせる様になって来たのと、日路に話さないといけないと思ったの、、、」
「やっぱり、日路との間には隠し事は嫌だったし、、、」
「そっか、咲良?
ありがとう。
話してくれて嬉しいよ。」
けど、何の目的で誰が咲良にこんな恐ろしい能力を、、、
現実的にこんな何でも有りな能力は、、普通じゃ有り得ない、、、
「フフフ、、、
教えてあげようか?
ソウマヒロ君?」
その声に俺は今までに感じた事がない殺気と悪寒を覚えた、、、
誰だ???
「どうも〜
死生市川円と申します❤️」




