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 数学が上がってきたな。正直イマイチ分からなくなってきた。独自に記号が高度に発達とかないけど、そうじゃなくて多分高度になってる。じっくり見れば多分まだ理解できると思うが、ぱっと見はくそ面倒な事考えてる。ただ短時間すぎて新しい分野とかはまだ出来ないな。教えてない事では極限とかはやってきてる。アキレスと亀ってこれなんだよな。


 ただ行列はやってないな。あれって何に主に使うんだったかな?ちょっと考えてみるか。


「数学発展してますよね。私が教えてない事もちらほらと生まれてる。大変喜ばしいです。そのまま私が全く知らない事もどんどん開発してほしいです。でも、飛躍的に進むポイントってのがあるんですよ。それをこれから話します。時間さえかければ多分皆さんは発展できるでしょう。でもね、何度も言ってますが、力富知。このためには速さが重要です」

「どんな素晴らしい知的知識も戦争の強い国にボロボロにされます。私は高い知的レベルしか到達できない戦争の形を目指しています。そういった土台が無い戦う事だけの国はこれから弱小国に私はします。皆さんの知を奪させません。それと皆さんも飯を食うでしょ?だから富も生み出さないといけないんですよ。職業科学者の誕生にはこれが不可欠です」

「誰か他に飯を食わしてくれる人が居なければ存在できません。軍人も同じです。だから私が弱小国になると見てる民族国を軍事的に上回るため速さは大事なんです。それではポイントを教えます」


 私は行列について皆に講義をした。まともにやってたら多分生まれない。そしてこれが本当に重要になるのはコンピューターの発展に関わってくる。


「要するに、連立1次方程式を解くってそれなりに時間かかるわけです。なぞなぞみたいなものですね。ですがこれを使うと単純な時間の使い方になります」


「これ確かに便利ですね。上手く言えないんですけど」


「ひらめき?って言うのかな。そういうのがあまり必要が無いんだよね。何ていうのかな、職人のカンのような部分を数値化して再現性の高い技術にしていく感じかな。ただこれ、これだけにとどまりません。ただこれさらにまた新しい話になってしまうので、今回はこれまで」


 重機性急すぎた段階を踏もう。まず、何故車と結びつけるか?でエンジンと油圧の関係を述べる。エンジンを使ってギアを回してポンプにする。重機の手の筋肉に当たる部分がエンジンになるし、足は当然車輪になる。次に、油圧による操作を別個で作っていろいろ研究した方が良い。これはミスった。いきなり車が出来たから重機はやりすぎだ。


 油圧による駆動系の方が別個で高い技術だ。これブレーキにも使うので行けるだろう?と思ってたが、もっと繊細だ。あれってエンジン使ってるわけじゃないからな。パスカルの原理によって、小さな動力を大きな力にして使ってるだけだから。後、ブレーキ自体のてこの原理も使ってる。別の動力があるわけじゃない。


 これまじ丸投げ気の毒だな。ある程度科学的知識が今の技術者はあるし、直接科学者が関わって開発してるものも多い。だが、純粋にやはりまだまだ職人なのだ。いきなりこういうの作ってとかシャベルカーとかブルトーザーとか絵で見せられてもわけわからんよな。油圧は話したし、当然知ってるよ。ブレーキ作った人たちだからね。


 でもこれ違うよな…。別途モーターとかもいるかもしれないな。その辺りもエンジンの動力だけに拘らなくていいと話しておかないと。操作だけ独立させたこのシステム他で使えないかな…。後これトラクターの高度化にも使えるな。確かこれ旋盤に使えたよな。この応用話しておこう。


「今回はベクトルについて話そうと思う。端的に言えば向きを持った力と言う感じなる。力学でいずれ必要になるので、それを数学的に扱う必要が出てくる」


 図を示して話すことになる。その点代数幾何学とちょっと似てるかな。実際数学の分野としてはその分野の一部だと思う。


「実は、連立一次方程式を簡単に解くためだった行列は、このベクトルととても相性が良い。何故かか分かる?」


「ざっと見た感じ、A成分、B成分と言った分解をしてるからじゃないでしょうか?」


「そそ、数学的に連立一次方程式と似た数式がベクトルではよく使う。順序としては違うんだけど、実質的には行列はベクトルと共に発展していく事になる。今現在はまだそれほどの価値じゃないけど、この事が将来とても大きな価値になる」


 今回はここまでにした。これはコンピューターの発達がとても大きい。行列やベクトルとはコンピューターととても相性が良い。単純計算の執拗な繰り返しが多いから。当分は手動で計算の繰り返しだた、いずれは計算機が必要になるだろうな。


 ポリエステルが成功した。と言っても大半助言を与えた。基本的な樹脂はなるべく早く作ってほしい。多分時間があればそのうちできるような発展は遂げてる。ただ所謂PETは高い技術の合成装置が必要なわけじゃない。だから時間があればと思ってる。すでにナイロンがあるが、合成繊維としてとても優秀なので、どうしても欲しかった。ペットボトルはついでかな…。


 無機物と有機物の合成も様々なされて、これらの技術と私の助言で塩ビもやっと完成した。後はポリエチレンだな。とても重要だがこれ難しいんだよな。


 どの有機物質もそうだが、実験室で出来たからハイ終わりじゃない。塩ビも実験室とはまるで製法違う。大量生産って形にもっていくのと使った試薬を安価なもので代用できないか?触媒などになる。重合に用いる塩化アルミニウムなどは意外に新しいもので、これ金属アルミニウムを電気分解で取り出して作るので有機化学の発達とともに伸びてきた触媒と言えるだろう。


 自分たちで発見するようにと放置してたが、これまずいと気が付いてすぐ手を打った。塩化アルミニウムが比較的新しい化合物だと気が付いたのは最近になってになる。敢えて口を出さずに放置してて失敗した例になる。無機物だけど歴史がとても浅い。これじゃピンとこないはずだ。新しい精製法で作られる無機物も注意させた方が良い。


 そもそもボーキサイト自体化学反応を頻繁に行うようになった歴史が浅い。水和物なら電気分解なしに作れるが、それでも比較的歴史の浅いものだ。前世においての話だが、その歴史的経過にある程度沿ってる。もちろん守ってないものもある。この順序簡単な反応の順に基本的になってる。なってない奇妙なものがちらほらあるので、それは経緯無視してすぐにやったりしてる。


 以前から棚上げだった高密度ポリエチレンの開発を進める。これ進化がある。だがそれは置いておいてやった方が良い。安価じゃなくてもそれなりにポリ容器は有用だ。考えを変えて簡単な方法から試みて現場で科学者と共に発展させる。実際工業的にはこれ低密度よりは簡単にできる。あっち圧力が半端ない。


 だから未だに実験室どまりになる。そんなこんなでとりあえず高価なポリ容器が完成だ…。これ使おうかな…。あまりに高価だと代替で塩ビでも容器作れるんだよな…。何かしら使えるので引き続き開発させよう。塩ビもまだまだ現代程安価には作れないので。問題は低密度だよな。なんなんだ数千気圧って…。


 既存の高圧容器をひたすら圧力を上げるじゃ無理だ。人工ダイヤモンド方式になる。容器自体を圧縮する。蒸気機関のシリンダーのように内部を圧縮する。ただし、そのまえに送り込む原材料は既存のやり方である程度高圧にしておく。こうする事で原材料の量を体積に対して大きく保てる。後はもう各自に任せる。高圧技術は磨いてきてるはずなので。


 旋盤のためについでに人工タイヤモンド装置も研究させるか。今度の事で多分時間さえかければ思いつくだろう。


「今回は、有機化学物質をを部品としてみる見方を話そうと思う。CだHだとかあっても良く分からないだろう。そういえば化学記号を何であらわしてるか?と言うとアルファベットと言う西洋の文字であらわしてる。何故漢字じゃないのか?なら言えない話もあるが、何より簡便な表記だってのが大事かな。さて脱線を戻して、部品ってのは歯車とかみたいなだと思えばいい」

「CH3ならメチル。だからこれを1つの部品としてとらえる。メチルと何かがくっついた物質ってのが想像できると思う。CやH単独で見るんじゃなくて、こうやってまとまったもので考えると、鉄じゃなくて鉄の歯車だと思うのと似てると思う。こうやって君たちは今出来てる分子を整理してほしい」


「どういう意味があるんですか?」


「新しい物質を作る時に、想像がしやすい。実際どうやって作るか?は別だけど、これとこれをくっつけような材料を基にした設計図にはなるんじゃない?」


「なるほど」


「後はそれらをくっつける土台の部分ね、料理で言えば炒めた米に具材を入れるなら、ご飯の部分が土台の部分になる。分かりやすいのはベンゼン環だね。いろんな部品をベンゼン環にくっつけるでしょ。この土台で系統分けしていくんだよ。エチレンとかも付加させるから土台にもなるし、部品にもなる」


「それどっち土台って分からなくなりませんか?」


「そういう場合2つに系統を入れちゃっていいよ。ありそうだけど、意外とあんまりないと思うから気にしなくていいよ」


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