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 ハバロフスクから話が来た。問題ないらしいが、全くないわけじゃない。懸念だそうだ。扶余はかなり奥地まで見当たらないので、拠点を作る余裕がある。ただ問題は、途中にしゅくしんと言われる部族が居て、扶余に下ってるわけじゃないが、知らせないか?不安はある。


 まあ大丈夫だろ、しゅくしんが支配下におかれるのは高句麗の拡大の時。扶余は拡大政策があまり無かったので、どうかな?と思う。国家の成立が違いすぎる。小さな国から初めて大きくなったため高句麗は拡大する傾向がある。おそらく大丈夫だとして、返答なしに、直接賦役労働者送ろう。大事業だな。ただ不作の民が多いので、わが領じゃないなら人だけ居る。


 食料を配るのが嫌だが、まあ田植えの時期はずれてるから送るか。ただ寒い時期は避けないと。河が凍るらしいからな。ハルピンの辺りをざっと地図で示して、ここに出来る限り近づいてと書いておく。ただ、今ははるぴんにいないんだよな。四国の制圧終わり。出発前に間に合ってよかった。送っておこう。元々ここ物部忌部が多いからまとまるの早い。


 世界征服に何の意味があるんだろうか?と言うと多分意味がない。本当は日本国の生存戦略でしかない。でもそれをするために途中まで征服してしまうと、全部やりたくない?ってなる…。ただそれだけの事。後は、ついでに強力な形の国連作ってみたいなと。どーせすぐ大半の国独立させるから。


 意味あるのか?なら個々の国の都合でできなかった事とかやってみたい。だって世界平和とか興味がない。日本さえ平和ならそれで良い。やりたいのは世界平和じゃなくて、日本の敵をどうやって事前につぶすか?これに尽きる。敢えて世界征服やめておこうかな。すべてを覆う前に敢えてすぐに独立させる。何より大事なのは日本にとって都合の良い国家。


 ただこれも理由があるんだよ。そうじゃない国家にどうして知識を与えらえれる??そこに尽きるんだよな。やはりタイミングだけ見計らって、ミニマム戦術はずっと続けよう。半島は独立させよう。やはりあそこいらん。じゃ山東半島は?敢えて中国の一員になろうかな。日本とずぶずぶの隠れ日本中国。


 中国は分割すべきだが、分裂もさせるべきじゃない。これはEUが良い見本。欧州は戦争が多すぎた。中国も分裂期はそうなる。だから緩い連合を上手く作れないかと。


 ガトリング砲すぐできた。実はこれ自動拳銃より簡単…。ある意味これ大砲だからね。すぐ自動車と組み合わせる形のも作っておく。すぐにいろいろ送っておいた。実践こそ良いテストって。実はこれ機関銃に比べて壊れにくい。少ない動作テストで問題が無いし、かつこれ手動なのでかなり安心。これは大きいぞ防御陣地と準機関銃、そして騎馬。素晴らしい組み合わせじゃないか。後口径の大きな拳銃作ってある。


 相手がなんか自信持ってるのでね、あれ口径が大きいだけで対処できる。本当は貫通しやすい弾ってある。ライフル弾。まああっちはあっちで用意してあるから。爆発力を増して弾重くして運動エネルギーを上げれば、鎧程度なら余裕で貫通する。口径変えるって新しい銃作るよりはものすごく簡単。だが、問題は多少は重いかな。まあ多少。


 この辺りは意外に農業がやりやすい。高地なのだがここらは盆地になってる。問題は寒い。だがとにかく水利が良いのだ。ここが内蒙古の草原騎馬民族とまるで違う。ここを騎馬民族何かに渡したくないんだ。言ってみればこの農民は騎馬民族の農奴だ。ただ根拠地を作った現代で言う木蘭と言う場所はイマイチな所。ただジャガイモなどなら可能だ。夏の間ならトウモロコシも行けるだろう。


 この付近が劇的に変化するのは、コメになる。寒さの改良が成功したらこの辺りで稲作をしたい。それがこの辺り取りたい一番の理由。戦略的にはいつか高句麗が半島南部に来るため安定的鉄の供給ができないためそれで高句麗を抑えたいのがある。頓挫してしまったので、扶余から高句麗に行く。


 この戦略の問題は兵站。そして相手が強敵。長くかかる。そこで考えたのが、この辺り確か後々穀倉地帯になる。だから開拓しながらやればいいのではないか?である。戦略としては撃退可能なのが分かったら、前線の後ろから開拓していく。農業専門と屯田兵を組み合わせる。騎馬と火器は、防衛陣地ならかなり火器が有利だ。しかも今回新兵器ガトリング砲を送ってある。これは特に強い。移動しない場所で向かってくる集団ならものすごく強いだろう。


 とにかく一度当たってみて防御可能なら試してほしい。後、じわじわと防御陣地を増やして、農地を増やして普通に領地戦争に持ち込めばいい。しかも日本からの手厚い援護付きだ。これなら勝てる。しかも扶余を制した後そのまま高句麗にこの領域が使える。考えても見れば敵の排除を完全にやらなくていいんだ。


 育種を待つべきだが、実験的に日本でまず畑作苗をやってみるか。これビニールがいるかと思っていたので無視してた。魚の養殖もそうだが、早く化学繊維欲しい。海とか自然繊維じゃ傷みまくりだもんな。満州で日本のこの技術使ったの思い出した。確か油紙を使ったとかあったんだよな。まあ紙が貴重品なので実験だけしてパルプ工業待ち…。ポイントは発芽に近い状態にもみ殻をしておくんだっけ。


 早速実験してみよう。日本で上手く行ったらやってみるか。さらに寒冷化対策になるぞ。ぐふふ。日本の米作りは世界一ーー。まあとりあえずは寒冷地輪作牧畜だな…。化学肥料は悩むな…。どこでもいっぱいいっぱいなんだよな。まあなしの3ぽ式と組み合わせるか。なんか世界中ダチョウだらけになってる…。粗野な地での牛より小食ってのが魅力なんだよな。後卵。ほんとこれ早くから家畜化すべきだったよ。人類の希望。


 高句麗の方は、どうもばれたっぽい。と言うか、まさかあそこから山超えて本土決戦なんてする気が無いのがばれた。そして、おそらく海岸沿いだけ襲いに来た部隊だと見たようだ。ただ簡単に放棄とはならないようだ。ちらちら小競り合いがある。消耗戦にはならんよなこれじゃ。もし扶余からこっちを繋げたら、あんがいここ使えるかも。陸路ならまちがいなくここが一番日本に近い。


 ただ高句麗を同時に攻めるのは愚策。そして、高句麗はどっちかと言えば弱った扶余叩くと思う。国境さえ接しなければ。扶余を破ったのは、通りすぎたしゅくしんの末裔と言うのだから怖いものだ。この民族後の満州族で、後の時代で騎馬民族化する前にこの辺りじゃ最強部族になる。


 しかし楽しみだな。多分一番今までで失敗した作戦だと思う。だが放置してたハバロフスクから復活するとは、もし繋がったらまさに布石…。


 防御陣地が整ったのに扶余中々現れないので騎乗拳銃部隊で挑発しにいったみたい。もっとぎりぎりならいけよと思うのだが、歴史書にはあのあたり扶余の領域なんだよな。全力じゃないっぽいけど撃退したみたい。参ったな、勝てたからってここで開拓はじめていいか?まあいいやイチかバチかでもうちょっと北部でとは言ってある。


 ただ粛慎もろくでなしだからな…。あの対馬侵攻の部族の先祖だからな。まあ再度撃退出来たらいよいよ近場に作るらしいが。そういえばワイ人多かったなこの辺。スパイ的に高句麗に扶余が粛慎の領域部族にに襲われて負けて弱ってるって流してみるか。粛慎がとは言ってないので嘘ではない。弱ってるかはわからん…。


 モールス信号成功って、まあこれ簡単だからな。すぐやればよかった。やらんかったのは、実用化がいろいろやりにくいから。一番やりたいのが九州と近畿つなげたいんじゃー。土地も繋がってないしね…。後言語化ルール全く決まってないし。正直ちょっとは知ってるが、そんなの私が決めるまでもない…。


 くそ河じゃなくて、海ならもっとガンガン送れるのにな。もちろんジャンク外輪船ですよ。だって河だもんな。所謂ポンポン船みたいだな。壊れたら河下って帆で帰るよ…。故障用ってもあるが実際は燃料節約が大きい。外輪船ってそんな早くないのよ。凪に強いだけで。しっかり風吹いてたらクリッパーが世界最高だわ。クロフネも無理。ただスクリュー作れたら勝つかも。


 内燃機関進まないから、何か私が悪かったかも。自動車に乗せたいと言ってしまって、今考えるととにかく動けばいいわ。そこから洗練されたものにすればいいから。んで大きめで設置型で良いからゆっくり吸入とか爆発とかこてんこてんやってく機械を考えた。ピストンをゆっくりやればこれそんな難しい話じゃない。ぐおーんぐおーんみたいなのんびりした内燃機関。ピストン運動しかしない。それを回転力に変えるのは、別の歯車。


 これならどうだーって教えておいた。内燃機関って時計歯車機械からの1つの到達点だよな…。あらゆるものが連動して動く。余計な事言いすぎた。これは私が居たから進まなかった可能性もある。まあそりゃないか、それらならそれで何やっていいか?分からないもんな。


 そういえばコルダイトのためのアセトンの微生物見つかったな。こういうの何かこつあるの?なるほどこれ医療班が発達させてるので、そこからボツリヌス菌の研究があったので見つかったようだ。本来は石油化学でやるやつだが、あれ何か難しいんだよな。まあ機関銃出来そうだったのでちょうどよかったな。


 中国地方が一気に終わった。物部氏が協力してくれたのと、西から攻めたので、東の方はすでに親天皇派だった。ただ物部氏の協力で、若干物部氏でまとまる領域が出来てしまったがかろうじて中国から近畿まで自領でつながった。新潟の支配が終ったので、北陸にはいかず、東制軍に任せた。あの部隊連合軍で多分現時点でこの国最大の動員兵力だからな。


 このため中国と新潟佐渡島を合わせた軍を対扶余にもっていった。これなら勝てるだろう。他勢力の軍隊と、最大の東制軍のわが軍が加われば多分扶余おとせるけど。まあいいや…。何より日本統一を急いだ方が良い。それなりに抵抗が強かった国は兵士はどんどん海外に送った。さっさと中央集権に迎えるようにだ。多分次の世代になれば上手く行くんだよな。だって、元々天皇が強い中央集権国家作ったからな。


 まあ後の時代に粛清する土地持ちの近畿の有力者大体殺したけどね。親族とか近しい物とか、大体海外送ってるし。禍根を残すものがほとんどないんだよな。物部除いて、他の氏族って天皇の腰ぎんちゃくで九州から来たから土地の基盤が無いんだよな。ただ律令って天皇から借りるって形で実質は忌部氏のものなんだよな…。抜け道があったと言えばあった。


 貴族の支給金以外に何かしら財産を用意してやるか…。例えば鉱山とかって、鉱夫に土地やるのか?と言うと違うと思うから。職人もだ。農業だけが特別すぎるんだよな。統一してしばらくたったら話し合おう。いざとなったら武力ふるうよ?最大の自分が返すって言ってるのにお前らなんやねんって言いたくなるわな。後しばらくは農民がお金か?現物支給を元の持ち主に払うでも良いな。


 税金と2重どりだが、いずれ自分の土地になるんだから、多少は苦労してくれ。その間に貴族連中は金造ってほしいわ。小作人みたいな農業の会社化ってほぼ上手く行かんからな…。ほぼ奴隷化する。やっぱ野菜工業か。あれしかないな。あれだけが特例だな。


 畑作苗上手く行った。ぎりぎり田植えに間に合うかな?機械化が整うまで直播稲作も残していくべきだな。ちょい手間かかりすぎるな…。


 やっと内燃機関完成した、うれしい。多分これで内燃機関ってもののノウハウが分かっただろう。すぐにクランク式のもっとテンポよく連動する4ストロークエンジン作ってもらおう。先に2でその後4にするか。部品が少ないからしいからな。大雑把には伝えてある。元々、こっち作ってたが、蒸気機関に比べて難解すぎるんだよな。でもはるかに小型でパワー出るんだよな。


 帆船は当分なくならないと思う。将来的にはフル鉄船を作るつもりなので、鉄がもったいなすぎる。次にスエズ運河とパナマ運河にある。あの2つが無いと早い船に拘る理由が薄い。そして今の技術では帆船を不要にするほどの速度が出ない。最後に技術流出についてかなり慎重に行きたいから。


 そこで風が上手く吹いてる海域と凪が発生しやすい海域を分けてクロフネとガレオンクリッパーを分けることにした。残りはすべてクロフネが追い付かないならガレオンでいく。大量輸送を意識した航路の開発。これでひょっとしたら半島を取った意味が薄れるかも…。


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