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 八達で有名な司馬氏の一族を官僚として確保できた。肝心の仲達はまだガキだ。親父さんもかなり有能なので今からツバつけておこうかと。ただとても困った事があり、朝廷に仕えたいのだそうだ。それをなんとか朝廷に説得してもらって実務に回ってもらった。


 せっかく曹操ぬっころしたのに、なんで仲達を爆発させなくちゃならないのか。実際この人簒奪してるしある意味光秀だよな。ただ曹操の孫がどうしようもない奴だった。根本的に息子が一族をまるで信用しないからおかしくなった。反動として司馬氏がやたらと一族で固めて内乱になった。


 これ難しいと思う。そうなりそうだったから手を打って一族を排除したんだ。ただ2代目はちょっと性格に難があった。一族排除がすべて合理的だったのか?がかなり怪しいんだよな。3代目が織田でいう信雄みたいのだったが、替えが効かなくなったので仲達は手を打つしかなかった。


 まあ簒奪は簒奪なのだが、息子はコントロールできていたから愚帝だったのは間違いないよな。ただこの事実は無視できない、そもそも無理やり召し抱えたのに曹操しばらく使ってるとこいつ危ないって見始めるんだよな。曹操が有能なだけでこんな事するわけがない。


 多分、その有能な献策の奥底にやばいものを感じたんだろうな。その点黒田官兵衛も似てるんだよな。発言がいちいち怪しいんだ。その一族が朝廷と近くなると利用してまた古臭い朝廷に戻そうと画策するだろうとみてるんだ。


 単純な傀儡じゃないからな。国家として傀儡こそが理想なんだよな。それを私は歴史で1000年前から生き残った日本と言う唯一残った王族で知ってるんだ。後一部は全く傀儡じゃない。まあこれは私不安視してない。中国って伝統的に対外戦争ほぼしないからな。


 理由は周りの地域農業的に魅力ないからな…。常に大きな遠征で国家財政が悪化するのでうま味がないのもあって多分やりたくないんだろうな。


 中東の石油に頼らないエネルギーって事でメタンハイドレードってのは日本に豊富にあるので期待がある。この問題点はとにかく回収が大変。後地盤沈下など考えられて環境への負の影響が未知数。ただまあそれらは後から考えればいいので、まずは回収のコストをどう下げるか?になる。


 やるだけはやったほうが良いと思う。いざとなったら中東から掘ればいい。ただ今から400年後ほどで温暖化が始まる。ここまでにCO2を過剰に生産する燃料はまずい。今は逆に寒冷化なのでむしろ放出したほうが良い。よってタイムリミット300年ってところ。


 これだけあればなんとかならないか?となるがどうだろうな。ただ時間はあるのでやっておいたほうが良い。


 やっとまともなICチップが完成したのでOSについてそろそろ開始する。同時に人間的なプログラミング言語の作成も計画する。今はどうしてるのか?ならOSもないから直接周辺機器に命令するし、プログラミング言語も機械操作だ。


 通常、OSが持ってる機器への命令をそのままマシン直接いじるような命令にする。こんな感じで出来上がる。アセンブラぐらいはなんとか出来てるが、とてもじゃないが人間的じゃない。やっかいなのは日本語の処理だよな。アルファベットとかどうやってやっていこう…。


 まずはアルファベットで作ろう。これ自体はすでに欧州で完成している。あくまでコンピューターの言語とすればありもしない英語を使ってもいい。なんというか初めての大規模な英語デビューだな。日本語操作は出来るようにするが、プログラム自体は英語にする。


 何故か?データ量が日本語多すぎるんだ…。初期のかつかつのマシンだとやはり英語で組んだほうが良い。いずれ早くなるだろうが、それでも謎言語だった英語を使い放題なのは今後役に立つはず。


 潜水艦だがシュノケール方式と言う、素潜りなどで使うシュノケールのようなものを水面に出して吸気排気する方式になる。だが初期モーター式もあった。電池の問題でやめてしまったのだが、これは自動車もそうだ。だが将来電気自動車が作られるようになると潜水艦も電気モーター式が復活する。


 それを見越してモーター式もやめないで開発を続けたほうが良いとしておいた。問題は電池にあるのでこの開発が主になるが、そこでモーターモービルをまとめてただし、電車は除く。これは蓄電池を使わないので。蓄電池の改良を主とした開発チームにまとめることにした。


 どーせこれが開発されないと進まないので、モーターモービルはすべていったん中止させた。モービルに残りたいものはモーター式以外の方に行ってもらって残りが今まで開発していた電池改善チームに合体して蓄電池の開発に移ってもらう。


 初期のころ化学物質から水素や酸素を作るシステムがあったが、これ爆発事故が多くて衰退した。だからこの方向は以前すでにやめてもらうことにした。そこで今回の話だ。何故やめてもらうか?言いにくかった私は歴史を知ってるからだ。それを電池式ならすべて解決できるとして欠点だけ述べて納得してもらった。


 コストを度外視すれば何かしら使えるレベルに太陽光発電の電力が上がってきている。これは画期的な発明があるわけじゃない。飛躍的なものが現れる前に限界を迎えてしまう。そこで今コストの問題を解消しようとペロブスカイト太陽電池などの効率化が進められている。


 コストの問題が大きいが、太陽光発電は現代かなり限界まで来ている。今後ブレイクスルーがあって飛躍的な電力の増加がありうるのか?は分からない。ただ長い時間かかったがこの分野飛躍的な発展はなかった。このまま限界を迎えてしまうとやはりペロブスカイト太陽電池のような別方向の電池が生まれるのだろうか?


 今はシリコン化合物の太陽電池が主流、これは他にも様々な補助装置がある。これは案外発展している。だから土台となる部分は限界を迎えて補助が進化していくのかもしれない。すべてのものでいずれは私たちン研究も現代に近づくだろう。


 正直言えばこの手の化石燃料に代わるエネルギーとして実現できるなら核融合のほうが未来があるのじゃないかな?とは思う。伸びてるのは伸びてるがその角度は年々鈍化してる。いやでもコストの事を考えたらまだ未来はあるかもしれない。コスト削減につながる技術の進展が起きたら今の効率でも十分ミライあるエネルギーになる。


 ただシリコンパネルの将来的発展は30%程度の変換効率が限界なのでは?との見方もある。ただし別の化合物ならそうではない。問題はコストとの兼ね合いから選ばれてるのがある。今この歴史では10%程度まで上昇した。


「いずれ宇宙に行く時代も来る」


「唐突ですね」


「そうでもないよロケット班を集めての話し合いなのだから。軍事のためやってると思った?」


「そりゃそうですよ。だって私たち長距離ミサイル開発部でしょ?」


「まあその先がある。ただまあ軍事は金使いやすいので…、今もさ原爆は出来たけど、これをどうやって敵国に運ぶか?これが大きな問題になってるからね。まあこれはミサイル出来ても意味ないけどね。今の問題って大きくて空を飛べないだから、ミサイルでも同じことだ」

「飛行機なんて比じゃないほど小型化が必要になるからね。まあ軍事で金使って別の目的の準備ってわけでもない。ただもともとさ科学の土台は知的好奇心に過ぎないからね。天は過去から人類の大きな関心だからね。そもそも科学者以外多くの国で天って信仰の土台だからね」


「やっぱり私達ってそういうのやばいのですかね」


「うん私が皇子たちを引き入れてるのは、天皇家が真面目に宗教頑張ると困るんだよ…。天皇家って祭祀をつかさどる頂点でしょ。でもそんなのりで国家運営されたら困る。まあ神話とか作ってるのは、国民向けに過ぎない。いずれ豊かになったら全国民に科学教育して宗教と切り離す」

「ただね、私は緩い意味なら信仰と両立できると思ってるから神話は必要だと思ってるよ。生死のような深刻さで神への信仰を受け止めるのは正直いずれやめてほしい。なんて言うのかなゲン担ぎ程度の気楽さを私は将来目指してるんだよ」

「まあそれでもその土台たる天に直接行こうってのは誰しも思うよ。ただ莫大な費用がかかるだろうね。でもね実は実用的な費用を回収できるような価値を生み出すことができる」


「え?」


「まあこれは全く可能か?何とも言えないが、他の惑星や人工的な施設などへの移住がまずあるよね。どうしても空間が人類が増えるために必要だからね。ただこれはもう想像の産物でしかない。いつ実現できるのかさっぱり分からん。もっと現実的なのがある」

「人工衛星と言って、月ほど大きくないが、機械的な衛星を打ち上げて軍事用偵察や無線の装置、気象の観測などこれは無茶苦茶価値がある。飛行機を飛ばせはいずれは相手も飛行機を作ったら撃ち落される。だが衛星ならこっそり他の国の軍事施設を調べることができる。まあ高性能な映像装置が必要なるけどね」

「他には、これは難易度が高いが根本的な技術は今の技術で説明できる。太陽光発電を宇宙でする。この有利さは分かる?」


「雲と夜がない」


「うんって、何故知ってる?」


「天体観測ですかね後漠然と徳丸様話してますよ。そっくりそれ返しますよ…」


「まあうん…、まあ良いや、んで充電した後はどうするか?これが画期的なんだよ。マイクロ波を使って地球に送り、これを地上でうとけとって電気に変換する。ひょっとしたらこれ健康被害あるかもしれないからまあ特定の場所にすればいいと思う。まあレーダーで使うから念のためだけどね」


 今更だが石炭の液化を考えることにした。ようは石油に頼らない間に他の再生可能エネルギーが出来るまで時間稼ぎが出来ればいい。そういうので食つなぐ現代日本じゃ苦しいがこの時代の発展なら十分可能だ。そもそも途中から社会の発展速度を緩めるつもりではいた。


 科学の発展はやめないが社会のエネルギーを膨大に使用して規模が大きくなる社会はどこかで抑えるべきだ。世界的には他国を押さえれば簡単だ。これは最初から他国を押さえていくのは計画済み。だが日本だけ発展させても中東なしにはエネルギーが持たない。


 もちろんアメリカが日本と密接だが、将来的には独立してしまうと考えておかないといけない。せめて合衆国のような巨大な国家はつくらせないように分割させようとしてるんだ。案としてやはり3だ。中国はたまたまだあれは人口から何分割もするべきじゃない。


 土地だけで見てはいけない。中国はロシアに比べて人口が多いんだ。ただアメリカは将来もそこまで人口が増えない。そのため3分割で十分だと思う。日本の自治区であり、先住民やアジア人移民が多い西部地区。日本人と欧州アフリカの移民との混血が多い東地区。


 さて3つ目だが、先住民が多い地区を考えようかなと思ってる。全土支配はしてない。そのためまだそういった地区を作る余裕がある。これによって東部が日本にやや敵対的になっても、どちらにも属さない中央部南部が出来上がる。カナダのあたりはどうしようかな。


 史実のようにイギリスに協力してもらうべきかな。どちらにしろあまりアメリカを頼るのはまずい。ただアラスカやシベリアあたりは異色の地区となると思う。独立に関してはややこしくなる。強い自治区として成立できないだろうか?これによっては石油戦略がかなり楽になる。


 シベリアの石油は現代では最近発見されたばかり。だが将来考えるとここを使えるならまかなえる可能性がある。強い自治区にして将来再生エネルギーが発展したら独立って形ならかなり楽なエネルギー戦略を取れる。そもそも独立に否定的な日本人が多いのがやっかい。


 この点は以前考えたように経済圏の考えが発達するまで無理だろうな。そもそもこれ誰でも理解出来たら困るんだ。ある意味隠れた支配だから…。中国のような非効率の塊の朝貢をもっと経済的に合理化して、やたらとえらそうにふるまう相手を侮辱するような態度をしなければそれで良いかと。


 中国のあれはそもそも中国がかなりきついんだよな。相手からももらうものするが中国も発展した物品を渡す。これがあまりに発展の差がある日本がやるともったなさすぎる。貿易としてある程度技術コントロールしないとまずい。まあ普通に考えたら資源以外欲しいものが全く無いとは思う。


 この点難しいんだよな。将来考えるとシベリアアラスカ、アメリカ東海岸って簡単には手放せない。だがいくらなんでも広すぎる。後シベリアは大半が別民族なのでかなりやっかい。まあ人口差から多分日本人が主流になるとは思う。これはロシアがやった戦略と似てる。


 農業が発展してないからな。

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