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免疫に関して抗体についての研究がまとまってきた。ただまだこの先となる免疫システム全体は解明されてない。史実で利根川博士がノーベル賞を取った発見はまだ解明されてないって事だ。免疫自体はジェンナーのワクチンの考えがあったが、機能的解明はされてなかった。
ウイルスなどに対して抗体が出来て型のように識別して攻撃って流れだけが解明された。
将来的にコンピューターの発達で使えるようになるので、その準備段階としてPCR法について伝える。これ自体は別にゲノム解析のPCR法とは独立して技術として確立している。史実でもコンピューターを使ったゲノム解析の前に確立された技術である。
まあ単純に任意のDNA断片を増幅させる技術に過ぎないので、その増えた断片を使って解析していくのとは別のものとなる。ポリメラーゼ連鎖反応、この頭文字からPCR法と命名されてる点からも技術がどういうものかは分かるだろう。これを使って解析をするからPCR法=解析技術になってしまっただけで。
原爆の言い訳を考えておかないとな。言い訳なんて言ってるが実際は正当な考えだと思ってる。ただなんとなく反発を生むようなものがあるんだよな。これ最大の問題は意外と戦争がまともにできない事なんだよな。報復を互いにやるとぼろぼろになる。
ゆえに打てない。じゃ戦争がなくなるか?なら全く…。逆にそのうち暴走していつか打つ奴いるだろうなと思う事態。先制攻撃で打つのはさすがにない。その点だけは人類まだまともだ。これだけは意外と理性的。ただ負けそうになったらどうなるか分からん。
戦争が全くなくならないのは、核を持ってない国に攻め入るってケースがやっぱり残る。核を持った同士は?なら戦後これが一切起きてないんだよな。その点絶対開発すべきなんだよな。もたれたら戦争状態ならまず撃たれる。世界最強ぐらいの技術水準を持つ我が国が核で負けるってあほすぎる。
最高の理想状態が、最初に打ってしまって全世界で日本主導で規制する。ただその枠組みを日本だけで作っておいて、他国の技術水準が上がってきたら世界中で話し合う機関が出来てそこで議題に挙げる。間違ってもほかの国の水準が低いうちは秘匿がいい。
理由は、あれ多分何が起きたか今の技術水準なら分からんから。それならわざわざ教えてやらなくていい。いずれ我が国の技術を拡散する段階がいつになるか?だろうな。
開発するのは絶対ぐらいで、ついでに撃つべきだと思ってるのは、怖さを知らないと規制しようという話し合いが進まないから。後なんとか核融合成し遂げたいな。反応炉による核分裂って一応原爆作れるんだよな。日本は作れないとか言ってるが、あれインドは作れちゃったんだよな。
だから原発って代替できるなら作りたくない。抜け穴みたいに原発だと言い張ってこっそり作られたら困るからな。
本当は互いに高い技術水準なら、原爆って実験だけで良いんだよ。被ばくを防いで近くで観察したり、映像とか実験の土地の調査とかして見せるだけでいい。問題は高い技術水準がないと実験じゃ原爆を持ってるって事に怖がってくれんのだ。
最初は小さな町とかにって思ってたが軍事施設が良いな。がちがちの要塞とか吹き飛ばせば多分ものすごいビビる。なおかつ虐殺めいた後ろめたさがとれる。軍事施設なら攻撃するのになんら抵抗がないから。核で壊すのか?通常爆弾で爆撃するのか?で軍人側は全く殺されることに変わらん。
問題は数だよな。ただな、だからこそそんな巨大な施設ないって前提だけどさ。無いよな…。ただある程度は殺さないといけない。軍事的に有効な一撃を放ちたい。こうやって考えていると爆撃するのと核撃つのあまり変わらんなと抵抗がなくなってくる。
問題は放射能だ。だがこれもすぐ毒だと発表しようと思う。それを聞かないで死んだら知った事じゃない。これも抵抗がない。時間がかかりすぎるだけで、敵が攻め入ってくる町を放棄するとき飲料水を汚染するって戦争では常套手段だから。
核爆弾って言葉に知ってる人間は抵抗が強すぎるんだよな。実際戦争だと似たような酷い事平気でするから…。後問題は統治する気ならやるべきじゃない。これが全くやる気がない点。お前らの領地には入らないが、いつでもこっちを責めてきたら軍事施設一瞬で吹き飛ばすからね?
これで講和に持ち込みたいんだ。
32歳になった。やっとICを作る機械が誕生した。もちろん集積率はくそ悪い。ただそれは改良していけばいい。基本的な技術は現代日本でもブレイクスルーしてない。まあそもそも大きな問題がある。それゆえの量子コンピューターだ。
あまり細かくしすぎると量子の領域に行くから電気の性質が無くなってしまう。それゆえに限界がある。後電気エネルギーが熱になってしまう問題も。細かくする画期的技術が生まれても実際はそれをいかせない。まあ実際細かな技術革新はあるのだろうが、そこまで面倒見切れん。
後は各自が努力してくれ。これによって携帯を意識した装置がいろいろ出来るだろう。もちろん今までもあった。だが自衛隊の訓練みたいなリュックに背負って運ぶようなものだ…。後能力の高い工作員が分解して複数に分けて運んだり…。まあ携帯一応できますよ?程度な無理やりなもの。
農業について話し合う場所をもうけた。
「米について日本米はさ正状植えじゃないとダメと思ってない?」
「えそれ伝えたの徳丸様でしょ?」
「うんある意味正しいが例外がある。機械化が進むとそうでもないんだよ」
「何言ってるんですか、田植え機開発させたのも徳丸様でしょ?」
「だから集まってもらったんだ。こりゃ伝えないと思いつかないぞって思ったから。元々米ってざっくばらんに撒いてて、私はその時代に生まれてるんだよ。それが当たり前だった。まあでも今は若い子も多いからな知らないよね。確かにそれは手動だと悪いやり方ではあるんだよ」
「ただね多角的に見るとあれ悪くない面もあるんだよ。こういう柔軟性ってかなり難しいと思う。科学なら発生しないけど、農業って科学者がやるわけじゃないからね…。科学の発達で改善されたものも多いけど、農家の自助努力で改善されたのも多いから」
「問題点を話すよ。正状植えって単位面積当たりの収量を挙げる方法で、これだけ聞いたら正義だと思うでしょ?」
「まったくそうです。すべての農業の発展ってその方向じゃないですか?特にコメって輪作障害も起きにくくほかの作物に比べてそれが優れてるでしょ?」
「そこに落とし穴があるんだよ。十分に広い土地で農業をするなら国家レベルで考える時に、農業ってほかの産業に対して対価として効率が悪いなら値段を上げるしかないでしょ?」
「そうですね」
「それを壊すのが輸入なんだよ。関税ってのもあるが、さすがに農業には無理だ。自給率のために補助金などでもなんとかなるが、それは多分怠慢を生まない?」
「過度なら生むでしょうね」
「過度になるだろうね。そこで単位面積じゃなくて、国家の産業の発達によっては、労働力に対しての対価で考えなくちゃいけなくなる。正状植えって手間かかりすぎじゃない?」
「ああぱっとばらまいた方が確かに楽ですね」
「そうそう実際数字に出せると思うよ。でね、輸入に対抗するには土地の面積で見るんじゃなくて、同じ労働力なら薄利多売が理想なのよ」
「そりゃ農業の見方じゃないですね」
「うん、国家の産業や貿易と深く絡む話。今はいいよ、私も自給率の関係と他国が飢えてるから輸入しないようしてるから。後機械化してないから他国は圧倒的に農作物が高いからね。そもそもわが国でも機械化全体には及んでないからね」
「だが将来食料自給率って問題について考える時安易な補助金などは避けて、こうやって根本から変えていくのを考えないとね。低くって良いは軍事を重視する国家としてはあり得ないから」
「ただね、正状植えが絶対正義であるのもある」
「え?どういう事ですか?」
「ピンと来てほしかったな。北海道や中国東北での寒冷地での稲作は苗まで暖かく育てて植えるが正しいんだよ。むしろこれで寒冷地で稲作が出来るようになったから。品種改良だけじゃ駄目だった育成のほうの技術改善」
「ああなるほどじゃ寒冷地って高くつくのですか?」
「微妙、田植え機があるからね。対外的には弱い農作物かもしれないけど、食料自給率って点ではものすごい重要だからね。様々な要因が絡むためすぱっと言えないんだよ。ただ正状植えじゃないときちんと農業してないって思い込みや偏見は取り除かないとね」
「中国東北って軍事と密接に絡むのよ。あそこ農民を騎馬民族が奴隷のように扱ってたからね。騎馬民族って遊牧が農業の基本なんだけど、あの地域だけちょっと変でね。実際遊牧しか使えないって土地もあって、そこは私も放置してる。すべてを追い出したわけじゃない」
「中国東北ってその点むつかしいのよ。今調査してもらってるが長い調査が必要でね、地下水を際限なくくみ上げると水不足になるんだよ。だからある意味遊牧って理にかなってる。ただ西の地域とかに比べると圧倒的に湿潤なんだよね。だから油断してしまう」
「だから長い目で見て調査してもらってる。結論は当分出ないよ。だって際限なくくみ上げるような農業出来る限り制限してるから。たださ馬鹿にするようには言いたくないけど、日本以外って民度が低くてね。中華思想って分からなくもない気持ちもないではないよ」
「将来困ったことになるって理解できないんだよね」
「イマイチ守られてないんですね」
「特に問題が水を大量に使う水田なんだよね…、農業国にしたいから頑張ってるがある意味遊牧が発達したのが分からないでもない。そういう中途半端な土地なんだよ。まあ今回は寒い話だけどね」
「高くつくってのが多角的に見ると緊急の問題じゃないって事ですね?」
「うん、まあ北海道は?も日本全体で活発な流通が始まったわけじゃないからね。かなり工業化が進んできたけど、まだまだ農業に人がいるわけで、それを考えると寒いところはまずくない?ってとてもじゃないが言えない差程度でしかない」
「まあまだ人力田植え機しかできてなく動力田植え機は開発途中だったね。どうなの?」
「ええまあ順調ですよ。いきなり徳丸様からこんな話が出て中止なのかと…」
「ごめんごめん水差したかな…、いくら便利でも人力じゃ何も考えなくていい問題だよ。機械化によって大雑把に農業に使う人手って減ってくる。様々な機械によって労働量がどう減っていくか?なんて研究もいずれしてほしいな」
「何故か?と言うとさ、日本以外は多分出来る限り情報出さないから。労働力の使い方が農業にすごく比重がかかると思う。どれだけ日本全体で効率が良いか?を数字に出せたらなとね」
後日、動力田植え機が完成した。どうも今回の話で急かしてると勘違いしたようだ…。