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 28歳になった。プルトニウム抽出施設をスタートしたが、のんびりやらせてる。タイムリミットとしてローマ帝国との戦いがある。イギリスに大陸の橋頭保となる地域を作らせる。これは可能だと思う。逆にフランスからイギリスに侵攻したのが史実での王家になる。意図的にローマを刺激して原爆を打つ理由付けにする。


 ただそれだととんでもないなとなるので、将来的にイギリスの国力を上げるのにどうしても大陸に進出する意味がある。もちろん植民地という流れもあるのだが、結局手放してしまったし、今日本がそれをやってるので、その方向は認められない。ただロシア方面に進出してるためあるといえばある。


 ただあそこは将来的にはイギリス貴族を独立させるつもりだ。中央集権にするため力のある勢力に対して体のいい追放に近い政策だ。後ローマ弱体後フランスを中心にゲルマン人の国家が出来上がるのでその邪魔をしてやろうってのもある。


 イギリスを強化する目的でFPR船がやっと個人の漁船サイズの船ができてきたので、ボートサイズのものを作るための施設を本格的に作ることにした。ただこれもややずらして作ろうかなと考えている。イギリスは特別高い技術を与えているので、いろいろと難しい。ローマという強大な敵のため仕方なくやってる。


 以前からFPR船は存在するが、イギリスで製造を本格化させるってのはやってなかった。あくまで日本の管理下での話だった。もちろん今も変わらないが、将来的に日本の技術者の手を放す予定だ。それでも王家直轄にしようかな。同盟国レベルでここまでやってる国は全くない。


 極地探検が南北ともに進んでいる。だがいまだに上陸すらしてない。ものすごく安全策でやってる。理由はある。だって何の得もないから…。南極などは資源があるといわれてるが、開発が困難すぎる。焦る理由が全くない。自分たちの様々な技術の水準を試すためにやってる。


 領地が無くなったので、鉄道を全国に展開するための計画を立てよう。ただ計画だ。すぐに新しい制度が当たり前になるほど甘くない。ただ十分にすでに時間をかけて移行期間を設けてある。そのため問題がないのは分かってる。ただ、強引に進めて抵抗する土地を作ってしまうのは得策じゃない。


 自分の元領地だけやってしまえばいいじゃないか?なら否だ。なぜなら私の領地は地続きで広がっているわけじゃない。そのため私の領地の端よりも近い他領主の土地がすぐそばにあるわけだ。こっちに広げないでどうする?


 ただ九州は独自に鉄道を引いてるためここは問題がないのと、四国は私の土地じゃないし今現在は無理だ。やってやれない事はないが、瀬戸大橋より乗り換えのタンカーを造ったほうが今の船舶の技術発展には都合がいい。鉄道を直接船に乗せるって方法もあるが、瀬戸内海は浅いのが問題だ。もっと徹底的に海底調査などしないと危険だ。


 どうやってなら海図作ってるのか?だが古典的だが錘などをたらしたり今なら電波が使える。ただ正確な海底を調査した海図は潜水艦のようなものを使ったり、ダイバーが潜るのだ。海底ケーブルとこの手の調査は潜るって点で多分同じ技術だと私は考えている。


 海底ケーブルを作るころにやってみようかと。大型の船舶が瀬戸内海を航行してるためできないことはない。ただそこまでやる事か?というともっと必要な土木工事は山ほどある。その前に瀬戸大橋が作れような発展をすると思う。


 ただ四国に使うか?は別にして列車を積み込む船は作ったほうがいい。なぜなら朝鮮半島と日本で使えるからだ。どのみち今すぐやらなくていい。金属船の巨大化が先だ。


 原理だけだけどシンクロトロン開発計画を立てる。それと言うのも原発の巨大設備を作っていくなら加速器も発展させるべきだから。これまで国力を鑑みて避けていたが、原発も工業化が進んできてるのでゆっくりやりはじめたのでスタートだけはしなくてはいけない。


 ただ、これ原理がとても重要でまずこれを実験的に確かめつつ作っていかなければならない。不思議な性質なのだが、加速器を円周を回るタイプで作った場合、複数の粒子を同時に回す場合遅れる粒子が当然出てくる。これが遅いものはより早く、早いものはあまり速度が上がらないと不思議な性質を持っている。


 これを利用してまとまった粒子群をそろった速度で加速させることが可能だ。だからシンクロの名を取ってシンクロトロンだ。ただ私これ何故か?は良くわかってないんだ。だから前もって工夫して作ってもらわないと根掘り葉掘り聞かれると大変まずい…。


 別に私は神格化させてるわけじゃないが、多少主導で進めて細かな対応ができないのは自分の中で嫌な気分になるので、誰も責めないとしても嫌なのだ。だからこの不思議な現象を確かめてスタートしてほしいんだ。巨大プロジェクトになるので根底はしっかりしておかないといけない。


 同時にまだまだ小さいサイクロトロンを使ってこれまで直線の加速器を使ってなされた実験をよりエネルギー量の高い物質をぶつけてデータを蓄積していく。円形の加速器自体は陰極線が発展してできたもので、根本的には原理や活用方法は何も変わらない。


 違いはエネルギー量が桁違いになる点だ。そうじゃないとあっちこっちで同位体から核分裂が起きてしまう。だからこそエネルギー量が高い衝突が起きるマントル内や太陽の中心分はそういう反応が人工的ではなく自然に発生してるのだが、それを人工的に作るのは大変困難だと言う事だ。


 まずは小さなサイクロトロンで発見できるだけの元素の発見をしたいと思う。そこからいずれ巨大なものを作らないといけないと考えを発展させて、次にそのまえに並行して進めてるシンクロトロンに行くべきだと向かってくれるといい。ただこれ私が主導してやってしまうと、シンクロトロンの土台の部分が弱いので計画だけ示唆して後はノータッチで…。


 ペロブスカイト太陽電池も同様に進めていこう。これ歴史的発展ではない。シリコン太陽電池とと相補的な関係になる。以前は皆に任せようと思っていた。でもこれ画期的発展とかじゃないんだよね…。決定的な弱点がある。これ電気変換効率が悪いんだ。


 その代わり低コスト、折れ曲がりなどに強い軽量などがある。シリコンの強みと弱いが真逆になってる。他にも強い明るさが必要になるけど、逆にぺプロは弱い明るさで問題がない。これ植物にも似た関係性があったな。C4とC3植物の関係に似てるかな。


 だからシリコンの供給電力に対する隙間的な使い方ができる。ペロブスカイト太陽電池が電気変換率が高くなったら、シリコンは必要なくなるんだけどな。これポイントは構造にあって、高効率を目指すなら鉛を構造物に含むものが必要となる。これは将来的にシリコンを超えるものができるかもしれない。


 ただ問題は、鉛の有害性だ。これはどうしたものかな。エネルギーには代えられないとなるが、もしだ大量に作った後非鉛の代替品が開発されたらどうなるだろうか…。ある程度温暖化は許されるので石油はガンガン使ってもいい。問題は、確か後200年ほどで寒冷化終わる。これまでに石油の使用を控えないといけない。


 この温暖化は無茶苦茶暑いんだ。これにCO2効果による相乗効果が加わるとちょっとやばいと思ってる。未来となる現代の温暖化はまだ戦国時代から続く寒冷化の流れにある。それを人工的に覆してしまったのだから、どんだけCO2増えたのか…。


 立憲君主国を目指してるが、目指してるだけだ。法律がまずい。かなり雑に扱ってる。それと言うのも社会の仕組みが変われば何の意味もないから今から激変させるつもりなので、もう始まってるが、まだ日本全体では、中世的な世界から抜け出してない。


 え古代では?それが実は中国は分かりやすいが、欧州も今の時代に中央集権的な皇帝による帝国が出現している。これは近代に匹敵する。近代はここから立憲君主国に移っていく。どの国家もある程度文明的ならすでに封建制は終わってるんだ。


 じゃ何故?まず日本はちょーが付くほどの特異な例。意味不明な2重政権が何百年も続いていたから。こんな国家1つとして例がない。一時的なら?文明的って国家では思い当たらないな。一瞬だけなら傀儡政権がそうだが、日本は単純な傀儡政権ではない。本当に2重の国家の中心が存在した国家だったのだ。


 日本も各地の王を制圧して天皇が中国をモデルとした中央集権的な国家を誕生させたので、普通に封建制から絶対王政や皇帝による帝国国家が誕生している。ただ日本は最初からじゃない、複数の有力者の連合国家で、それらの中で大きな勢力の天皇が中心になっただけで皇帝的じゃない。


 その点大化の改新までは待たないといけない。ただその前に四道将軍の派遣でも十分だと思う。でもどういった中央集権国家だったのか?が明白なのはやはり大化の改新なんだ。どのみちそこから武家政権による2重体制になってしまうのだが。


 欧州はゲルマン民族による封建制からのやり直しによる。中国だけが延々と古代に誕生した皇帝帝国を滅亡と勃興で繰り返している。ゆえに日本が古代に中央集権的な国家を作り上げるのはおかしくないんだ。そもそもその社会の変化によって生じた法律が国家体制をぶち壊してしまったのだから。


 どれだけ社会の変化に対応した法律の大事なのか理解できると思う。そこで今あーだこーだと骨組みを作ってしまうのではなくて、変わるのが前提として、憲法法律をつかさどる司法の要を作ってしまおうと思う。まあこれこそが朝廷の役目なのだが、実務的なと組み合わせたほうがいい。


 それおかしくないか?となるが、3権分立ならおかしいだろう。2つが組み合わさってしまうのだから。でも分けてしまうほど余裕がない。手探り状態で進めていかなくはいけないから。何度も言うが、私が指針をしめてしてもだめだ。社会が追い付かないからだ。


 暴論に現代的感覚なら見えるだろう。だが今川義元は優れた人物だとされてその1つの根拠が分国法を作ったことだ。もちろんブレーンと一緒に作ったと思うが、決断したのは義元だ。私は草案を司法の専門家たちと作って、朝廷に提案するのだ、よっぽど今川義元のほうが独裁的だと思うだろう。


 現代の国会のようにそれを朝廷のメンバーに担当させても多分まともなものを作れないからだ。特にすでに始まってる社会の変革についていけない。その先を読んで常に用意すべきなのだ、それができるのは私に近い人間だけだ。そもそも選挙のない世襲議員で構成された朝廷なんだし3権分立がどうとか言っても意味がない。


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