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皆が発見したものを整理して読んでいる。たまにそうしないともうそれ分かってますよ?ってのを君たちに大事な事を伝えなければならないーとかやってしまうので。レンツの法則とジュールの法則を読んでる。レンツの法則は面白いな。磁束の変化を増えるのでそれを減らす方向に電流が流れるのか。
このおかげで発電ができるので、神がいるのか?みたいなのを考えてしまうのが分かる気がするな。まるで人間が利用できるように用意されていたように錯覚してしまう。元あった状態に戻そうとするような作用だな。ジュールはニクロム線のような抵抗から生じるので、分かりやすいな。
だがこれぞ科学だ。きちんと熱と電気回路の関係を数式で法則化してる。科学ってのはどうしてそうなるの?って理屈なんだよな。もちろん理屈が無いから使うべきじゃないとか薬とかでやっちゃだめだと思う。科学的には理屈は解明されてないってぐらいにとどめておかないとね。
理屈を解明しようって熱心さは科学において重要。でも力富知の関係から科学の知が守られるためには多くの人の役に立たなければならない。理屈が分からなくても効果的なら理屈は後からでもその点良いと思う。ただ大事なのは後から解明しようと努力することだな。これが世界でもずば抜けた技術先進国だった中国が衰えた理由なんだよな。
西洋でも理屈はしっかりしてなかったけど、科学が発達する時代にはテクノロジーに対する理屈の解明は熱心だったな。
そう考えると本当に何故西洋だけが科学が発達したのか?良く分からない部分がある。おそらくだが、どっちもどっちって雑な思想が東西共にギリシャローマ、春秋戦国で発達したのだけど、これを徹底的に洗練させる必要があった。後中国は煉丹術に偏っていたのが良くなかった。錬金術もひどい物だった。
化学の前段階に錬金術を重視する人がいるが、あれは正直煉丹術とどっこいどっこいだと思う。1つだけ重要な点で、錬金術時代に生まれた実験手法と器具がものすごく重要だった。手法自体は煉丹術も中々なので、器具が決定的な違いだろうな。ここが大きく差がついた。この点だけは錬金術と煉丹術で大きな差がついた。
理屈自体は、この実験器具が充足してきた後の時代からのモノ以外大したものはない。ただ錬金術の根底にあったグノーシスは重要な影響を与えたと思う。これはグノーシスについてあまり詳しくないので突っ込み切れない。ただキリスト教が重要な影響を与えたと思ってない。神のうんたらいってた当時の科学的偉人の大半は隠れ錬金術師でグノーシス主義が多かった。
とにかく中国がダメになったのは、理論家でオカルトのまま洗練されなかったからだと見てる。技術自体は無茶苦茶凄かった。だからこそなんで?となる部分がある。戦後の中国人が自分の技術の歴史を知って驚愕を受けていた話を見た事がある。西洋に対する劣等感最高点の時代に中国とんでもないなって気が付いたからだ。
プルトニウムの集積をかなり時間をかけてやっていこうかなと。一気にアメリカみたいに戦争に間に合わせようとするから莫大な予算がいるんだ。じわじわやっていこうかな。後並行して原子力発電やっていこうかな。発電には興味が無い。本来原爆を作るのが難しい原発後のプルトニウムを使って原爆を作ることはできる。
だが難易度が高い。それを研究させつつ、ある程度原爆や水爆の開発が終ったらもう作るのやめたいと思ってる。アメリカも当然そういった施設の汚染が酷いし。電力を賄う平和利用に見せかけてこつこつ蓄積していくのも後々を考えると隠れ蓑になる。いずれ規制したいからね。
ただうそつき呼ばわりされるかもしれないな…。ただ世界的にな規制を作るために原爆を実際落としたいんだ。ソ連のように後追いの国家を作らせたくない。圧倒的技術力の差をそのままにさっさと規制の枠組みを作ってしまう。うちしか作れないのに規制を作ってしまえば多分上手く行く。
何故なら、どーせ作れないからうちみたいな国が作るのやめるってやったら多分喜ぶから。でもそのうらで平和利用と言いながらこつこつ原爆の材料貯めてるとばれたらどうなるかな…。まあいずれエコエネルギーが充実したら原発も規制するか。中東の石油を掘らないってための政策だからな。
加速器の計画だけ立てた。でもこれ作ってもこんな電力使いたくないよ…。まあ同位体ウラン原爆なんてもっととんでもないから、とん挫したんだけどね。さすが力業国家アメリカが作っただけの事はある。プルトニウムもたいがいだけどさ、あれは計算のマンパワーもかなりの力業。この点は最初からトランジスタを使う計算機作るまで放置してたので楽だけどさ。
頭の中の計画だけ進めてすげーちんたら作って、電力が豊富になるまでわざと完成させないでおこう…。そもそもこれ作らないと研究が進まないって所まで追い詰めてかな。とにかく貧素極まりない工業力では作りたくないわ…。
今は使用数が少ないので、直接つなぎの電話を使ってる。だがいずれは交換機を使ったものにすべきだろうな。まずは手動で良い、多分電話の数が少ないからだ。だがいずれ膨大になってくると変えていかないとな。もちろん数の問題で自動化されたわけじゃない。技術の発達で自動化された。
まあ当たり前か。だがそれを先にやる事はできる。プッシュ回線のクロスバ方式は知らないが、黒電話のステップバイステップなら概案を示せる。あれが市内局番だけってのは良く分かるな。あの番号がそのまま機械操作につながってる。そのまま4、5つの番号に対応した機械があるんだ。これ説明しやすいからな。
まあクロスバ方式は頑張ってくれとなる。正直そこまで面倒見きれん。
本格的に電子制御に移る前に、手作業でなんとなく調整してる機械式制御機構などもまとめて科学にしていくと思う。これは面白いと思う。以前から何か職人の技と科学は違うと思ってた。なんでもかんでも科学って現代は付けやすい。その中で特に胡散臭いのが科学技術だ。古代は科学技術の塊だったとある。
だがじゃ何故科学が生まれなかったのか?で後から理論化されて科学技術になったけど、それまではただの職人の経験やノウハウを駆使した技術にすぎなかった。科学が発達した後から振り返って高度な科学技術って言うのは滅茶苦茶すぎる。そこで理論で大事なのが法則などだ。法則と言えばその中には言葉じゃなくて数式でモデル化されるものもある。
制御も数式化して扱おうというわけだ。どうすれば安定的な制御の法則を生み出せるか?として数式化するんだ。特に電子は、通信がそれにふさわしいと思う。無線でも有線でも通信の問題は中継機械を何度も通すと信号減衰する事である。だったら増幅すればいいじゃない?これは制御だ。あれこれちょっとまずい減衰してるよ?となったら増幅。それもどれぐらい?とかの調整がいる。
これは間違いなく電子制御が必要となる。ずっと考えていた技術者と科学者を単純に同一視する事への抵抗がこれで納得できる。ただし科学が発達した時代の技術者は科学に精通してないといけない。まあすべての技術者が新しい科学理論を打ち立てる必要はないけどね…。
史実でいう所のニプコー円板によるTVの技術についての研究を見ていた。あそういえばこんなのあったな。すでに陰極線の高度な理解が進んでいたのでこっちを進めてしまったんだよな。あれでも良くこういうの開発しようと思ったな…。多分電子銃からヒントを得たと思う。そういえば私別の方法による同じ目的のものを開発する事って言ってたわ。
うん、それが技術発展につながるからね。これは逆に遅れた技術を発明してしまったな…。この史実でのこの発明の意味は次の電子銃による方法の土台として走査線って考え方で映像を線で分解して電気信号で送るこの基礎的考えがすごかったんだ。この順序が逆になるとは…。なんの役にも立たないが、まあそれは結果論だ。
こういう研究から別の新しい発展した技術が見つかる事もある。今回たまたま遅れた技術を後に発見してしまっただけで…。そのうち気が付くだろ。これ電子銃の方が発展するかも?って。気が付くまで好きにやってくれ。ただ理屈としては映像を線で分解して電気信号にするってアイデアは科学そのものだな。すごく理屈っぽい。
あでもまてよ送信するための撮影技術は教えてなかった。これそれをやってるな。まあ光電効果は話してあるからな。以前課題を出してそのままにしてた…。効果的な物質はあったのかな。相変わらずセレンかな。まあこれダイオードでも確か出来たよな。原理的には電気発光と受光電気って同じ仕組みだからな。
電子銃による映像装置って撮影の方全くやってなかったな。これ電子を捻じ曲げて画像に写すだけしか教えてないからな。よくよく考えるとすべて含めてTVシステムってのを考えたのはこれが初か。すごいじゃないか。以前TVについては電子銃で教えてあるので、そのうち電子銃だけに淘汰されるだろう。