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さて詳しくだが、これはやってしまった…。前回の公孫氏は仕方ない余程歴史に詳しくないと知らない事だ。だが、これは演義読んでるだけでも知ってる。単純にど忘れしてた。董卓はその後の内部闘争で出てきたんだ。実際歴史は変わってしまってるので同じじゃない。ただこの漢が抱える内部的なものは必然として動くようだ。
歴史を変えるという点である重要な人物の流行病などは対処できたとしよう。だが生活習慣がもたらすものや遺伝的な病気はそうはいかない。前者は根本から改善しないと、後者は今の技術じゃ無理…。これら2つのような歴史の必然があったようだ。夜盗の群れと変わらない黄巾党は元の幹部たちがやった事だ。
これで洛陽も危機にあったが、清廉派になってからそういった無秩序な反乱は逆に抑えられている。そういった連中を吸収してるからだ。董卓を頼って守りにつけていたが、専横が目立つようになって小競り合いが頻発していたようだ。これで董卓と近い派閥のものが一旦帰った方が良いとして返したようだ。
ただこれは多分裏がある。この情報はさすがに取れない。多分また董卓の力が必要になったら呼び込むはずだ。その時歴史のように動くだろう。これを度忘れてしていて思い出した。しかし董卓と仲がいいってどんだけの人物?と思ったら、董卓って案外硬軟織り交ぜた悪党だ。おそらく賄賂。表に出ないから分からないが、董卓は賄賂でいろいろな中央との関係が深いとのうわさがある。
でたらめじゃないか?ならあの通りの人物なので逆に信憑性がある。敵対勢力が流したものだろう。普通なら逆に情報操作を疑うが、董卓なので…。熊子にすぐに送っておいた。河北平定が間に合うなら、次また呼び込むはずだからその時上手く絡んで皇帝を奪ってしまえと。
やったと史実より簡単に皇帝を奪取できる可能性がある。目の上のたん瘤だった董卓軍が漢軍とぶつかって3つ巴になる。これはチャンスだ。ただ度忘れはしてたが、内部が分からないからであって、董卓が洛陽に居座ったのは史実とは違うんだ。それで史実と違うから史実の細かい流れは無視してた。
だから必ず起こるとは限らない。だが高い確率で起こるだろう。何故なら董卓が大人しく帰るはずがないんだ。それに河北を平定したら洛陽もいくらかつかつだとは言えもう董卓を呼ばざる得ないだろう。連合軍じゃダメなの?じゃダメだろうな。元々劉備とかって義勇軍なんだよな…。
曹操は地方の1役人。漢の将軍がきちんと出張っていたのだが、今回それが満州の反乱でめためたにやられたので、連合軍の比率の方が大きくなってしまっただけで。しかも黄巾党本隊はきちんと漢軍との連合軍つぶしてるからな。一応機能してる。董卓はその中でかなり特殊なんだ。
おそらく西方の辺境ゆえの特殊さだと思う。連合軍の大半は私兵だ。董卓はその中で突出しすぎてる。2つの要因があると思う。1つは辺境ゆえに辺境伯のような地方領主のようになってる点と、制圧した蛮族を私兵に加えている。実は馬騰も似てるんだ。何故馬騰は目立ったなかったか?と言うと、その点中央に賄賂を使ってパイプを持つ董卓の処世術の旨さゆえだろうな。
後は敢えて言うなら馬騰は北西すぎる。後金銭的に長安とつながりがあるのも大きいだろうな。やはり董卓は別格だ。どんな優秀な将も兵が居なきゃどうにもならない。それが今の群雄割拠の正体だ。中央の兵はぼろぼろだが漢軍で、地方は漢の指名した官僚が握ってる。これを奪ったのが袁紹で、袁紹の私兵はあんな巨大な軍隊じゃなかった。
勘違いが訂正されて調べてみると人物としては優秀なのは間違いないし有力者が多いので私兵もやっかいだが、3国史の群雄割拠とは全く様相が違う。そんなの弱くないか?漢馬鹿じゃない?ならとんでもない。地方に軍事的脅威となる官僚を据える方が馬鹿じゃないか?と思うが?
中央にちゃんと軍事的将軍はいるんだ。実際それが満州に向かってきた。それに地方にも兵がいる。ただそれを統括する優秀な将軍が内政の官僚をやってないだけだ。現在中央との連携がかなり阻害されてる状態ではまさに地方は切り取り次第になってる。そのうち同じことを考える連中が出てきて動きがあるだろうと見ている。
まだ途中だが袁紹はもうだめだろう。見つけたら殺すように言ってある。味方にしても能無しだし、大将にしか能力が無い人間などいらない。しかも大将として無能だ。人が集まる点だけ能力として。その点逃すとまた反攻勢力を作りかねんので早く殺しておかないと。河北で兵が集まる前につぶしてしまえば実にたやすい敵だ。その大半をこっちの勢力にしたので今更もう無理だろうなと。
整理してみよう。史実では何進によって董卓は引き入れられるが、これは起こらない。理由は黄巾の乱の時期が早いからだ。10年は早まってる。妹が霊帝にまだ嫁いでない。だが漢中央の混乱は同様にある。内部抗争が多発してて、そこに董卓が目を付けたとなる。そういった抗争では大体なんとかしようとする勢力があるのだが、そっちには当然董卓はついてないだろうな。
この時期宦官などが政府を私物化しようとしていた。元々黄巾の乱が先にあるわけじゃない漢の腐敗が先にあって気候悪化と重なって不満が爆発した結果となる。董卓がつけこむ人間がいくらでもいるわけだ。ただ悪と正義の戦いってそんな単純じゃない。やや正義とされるような勢力を悪が引き込む。また正義とは言えないまでも悪を引き込む勢力もいると。だからややこしいんだ。
分かりやすい構図は皇帝の嫁の縁戚=外戚と宦官の対立が後漢末期の内部勢力の分かりやすい対立構図になる。皇帝は一応手足となる宦官側となる。さてこれはこれで良いと思う。問題は皇帝が幼い場合だ、この場合の宦官はどういうものか?皇帝の手足とは言い難い。だからややこしいのだ。
霊帝も幼いころからそうやって生きてきたので、宦官=皇帝側と単純化出来ないんだよな。どちらの勢力が董卓と結んでいて、どちらの勢力が董卓を排除したいのか?は分からない。まあどっちでも良いや、どちらにしろ董卓の帰還は董卓の都合と戻ってくるまでの一次退避だろう。董卓は史実でも洛陽から地元の長安に移住してるので、権力基盤が史実よりは弱いゆえ、何かしら長期間離れてるのは都合が悪いんだろう。
戻ってくる確信があるか?ならある。それが歴史を知ってるが故になる。董卓には良く分からないが洛陽にはこだわらないが、中央政府と繋がりたい欲求があるようだ。これは正直分からない董卓はさっさと歴史から退場してしまったので、何故そうも執着したのか?良く分からないんだ。董卓は黄巾の乱の時何かしらの中央と繋がるうまみを見つけた可能性がある。
それほど変か?と言うと地方領主は口を出されたくはないが、中央とはそう関わらない人間も多々いるんだ。逆もまた真なりだからな。相手もちょっかい出してくるからだ。特に封建制ではなく制度化されてない実効支配してるような地方有力者はややこしいだろう。まさにそこに賄賂とかのつながりがあったのかな?
日本はきちんと制度化されたものから武士が誕生してやがて公家からも土地を奪ってしまった歴史がある。元は悪法ともいうような方法だったのかもしれないが制度化されたものなんだ。漢はどうも衰退とともに董卓のような辺境領主のようにふるまう地方豪族が生まれたようだ。成立から何かしらの後ろめたい事がありそうだ。
だから賄賂やコネを多用していた可能性がある。
一つ不可解なのは、何進は董卓を呼んだがその前に殺されてしまった。これじゃ意味が無い。そしてそれは想像できないか?となる。この辺りは何進がいなくて史実と違うのが大きいな。何進だからってのがあるんだ。それと言うのも何進は何故か無警戒に宮中に入っていって殺されてしまった。
このあたり何か騙された事でもあった可能性もある。それがおそらく残ってない。本当に無警戒だったかもしれないけど。どっちにしろその後の事を考えると呼んだ意味がなくなってしまった。やはり歴史に隠された陰謀じゃなくて、何進の無警戒によるものの気もしてきた。それと言うのも何進は堂々と地方の将軍豪族を集めた。
要するに殺してくれと言わんばかりの危機感を宦官たちに持たせたことになる。本当にこれは何進が馬鹿だ…。一度暗殺されかかって助かったのに。秘密裏にやっていれば良いが、政府の官僚たちを動かして兵を集めてるんだから。
何進無しに、これが起こるか?
宦官と外戚の対立で、地方から収集するのは同じか。これかなり複雑なのだが、元々董卓は宦官と組んでいた。それが何進に変わったとなる。何進は董卓と組んだわけじゃない、あらゆる地方勢力と組んだとなる。董卓の中央とのつながりはむしろ宦官とになる。何進は董卓個人と繋がっていたわけじゃない。
一言で言えばただの流れだな…。
さて外戚と宦官の争いだが、霊帝時代は変わりがないが、10年以上は早く始まってるため、霊帝の外戚ではない。前の時代の外戚に宦官が勝利して今がある。そうなると何進に呼ばれる前は歴史的にもそうだったし董卓は宦官と繋がってると見て良い。宦官に呼ぶ力はない。宦官が皇帝に働きかけてとなる。
こりゃな董卓が強引な方法で中央に来ないと無理があるな。やはりこれは一旦批判をかわすのが目的で、すぐに戻ってくる気じゃないか?今回史実と違いすぎる。董卓は袁紹達の側だったがすべて平らげてしまったが、今回すでに不和となってるので、その流れはあり得ない。この時期すでに清流派と濁流派と言う対立がある。
この流れで前の皇帝の外戚が排除される。これら軍部の混乱と未だはびこる黄巾党との対立をという名目なら大丈夫かな。というか良く董卓返したよな…。黄巾党舐められてないか?なら元のグループと質が異なってるからだろうな。表向きの理由があり、宦官のために呼び寄せるなんてやらないで良いから多分戻ってくるな。
史実で清流派は軍事力に欠ける。そのため罪を擦り付けられて処罰されてる。宦官ってこの手法だよな。そうなると清流派との軍事対決は無いな。そうかそこに反董卓が絡めばいいんだ。まあ袁紹は倒す。それ以外にもそれなりに兵力がいる勢力がいるわ。宦官が董卓をまた呼び寄せるって話を流せば勝手に盛り上がるはず。
これを書いておけば熊子なら多分やるだろう。
電子顕微鏡、量子力学の研究と共に開発者を使ってきたが、その知見がたまってであろうとと思ってそろそろ本格的に進める事にする。電子の発見とか電子銃とかもろ電気工学や量子力学だからな。実用化に向けてのポイントは、光と電子を同じ電磁波として、置き換えるような考えになる。だが違いもある。大事なのはガラスのレンズを使うわけじゃない。
光を収束させるのがレンズの役目なので、これを電磁場の操作を使って行うのが透過型すなわちTEMの原理になる。後はこれを伝えて実際のものは開発者に作ってもらおう。電場地場によって陰極線が曲がるのは学んでもらったと思う。これを利用する。うん役に立ってるね。丸投げしてしまってさすがに苦しいか?と思いこういう形にした。




